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「この人なら!」と…

僕は人前で発表するのが大の苦手です。
そもそも、声に出して発言することが得意でない。
人前に立つと緊張で心臓はバクバクで頭の中は真っ白な状態。
緊張でうわつった声、しかも的を得ない発表をしている自分の姿。
オーマイガー!まさに、穴があったら入りたい。

自分の思っていることや考えを言語化して、
それを声に出してうまく発表できる人のことを本当に尊敬します。

こんにちは、大阪で日だまり活動しているいくちゃんです。

今日は最近読んだ本を紹介させてください。

「この人なら!」と秒で信頼される 声と話し方
下間都代子


自分のスキルアップのためにこの本を読んでみることにしました。

声には「人柄」が現れますが、話し方には「人間性」が現れます。

「人柄」とはその人の性格や品のことで、「人間性」とはその人の本性のようなものだそうです。

初対面でやたらと大きな声で横柄な話し方の人だったらどうでしょう?
「威圧的で振り回されたら嫌だなぁ」
逆に小さな声で何を言いたいのか伝わってこない人だったら?

「声」と「話し方」で相手に自分の印象が決まることが想像できます。
「声」と「話し方」を武器にすることができたとき「この人なら!」と信頼が秒で構築されることになる。

序章

心の鎧(よろい)
この人は自分の敵か味方かわからないうちは自分の本音を曝け出すことはできない。
なので通り一遍の話しでその場を切り抜けてなんとか自分自身を守ろうとする。
相手に責められたり、傷つけられたりすることを防ぐために心の鎧を身につける。
信頼してもらうとは、この心の鎧を脱いでもらっている状態。その鎧をぬいでもらうためには…

第一章「聞き方」

聞き方を変えればメンターになれる
「聞き方」は「話し方」よりも重要
具体的な聞き方
①相手に関心・興味を持つ
②質問をする
③相槌とリアクションをする
④受け止める
⑤表情にだす

第二章「声の魔法」

①声は鍛えられるし、磨かれて進化する。
②「声」は「音」。聞こえてくる音域によって感情が揺さぶられる。
③声のテンポ、リズム、色を使い分ける。
④ドレミファソの5音で作る抑揚は感情を揺さぶるエネルギーをもつ。
⑤声の抑揚は人の心を動かす最強の武器になる。

第三章「話し方」

①自己開示することで親近感が生まれる。
②「笑う」というコミュニケーションほど人と人の距離感を縮めるものはない。
③自分をさげて相手を上げる「決めつけクエスチョン」
④自分の失敗談をさらすことで相手は安心する。
⑤肯定的に受け止める「そうなんでね」

第四章「説得力」

①経験を基づくエビデンスが「信念」になる。
②腹式発生(丹田)で「声の芯」を作る。
③説得力は文末で決まる。文末は顔を上げる。
④「緩と急」を使い分ける。
⑤「溜め」「余韻」を意識する。

第五章「声のエネルギー」

①声にはエネルギーがあり「毒」にも「薬」にもなる。
②確実に耳でそのエネルギーを感じ取っているからこそ心が動く。
③聞こえる声をだして自分の声で脳にポジティブなイメージを与える。
④感情を込める。
⑤声のエネルギーは誰かに向かっても大きな影響をあたえる。

トークスキルや発声のテクニック、人の心理など、
また、下間さん(著者)の経験とエビデンスのつまった内容の濃い本でした。

そして、いよいよ残り数ページです。

終章「声と話し方」

これまでお伝えしてきた「信頼される声と話し方」のポイント、芯のある声や、声の抑揚、相手に合わせた緩急や間、ほかにもたくさんあるが、これらすべては誰のためにやっているのか?
もちろん自分自身が信頼されるためなのであるが、まずは相手のためにやることだ。
中略
この気持ちの底にあるものは何か?
それは「 」だと思う。

「この人なら!」と秒で信頼される 声と話し方

感想
この本のテーマは「 」だと思いました。あえて伏せ文字にしました。
残り数ページ、数行に書かれている下間さんのメッセージに僕のハートはドッカーンです。
本の表紙や帯にもどこにも、その「 」ことが書かれていません。
あえて本文のなかにだけなのかな?
信頼とは鎧が不要な状態でいろんな情報をフラットな心で受け止めることができる。鎧の代わりに「信頼」という絆で結ばれた関係は、太く永く続いていく。

人との出会い、本との出会い
誰かのために、人前でもイキイキと発表できる人になり、
今日もこれからも信頼される頭痛治療家としてがんばります。


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