ゆめのあわぶく (詩のようなもの)
はくちょうが飛ぶ
ふゆの空
そのなかに混ざって
ふわーりふわーりと
まさに、生まれながら
死んでゆく ゆめのあわぶくたちよ
雲のくちびるに接吻したかったらしいが
はかなきいのち
青空にとけて
いっしゅんのゆめ
光
ああ つめたい風のストロー
はくちょうたちを巻きこんで
かき混ぜる
かき混ぜる
こんがらがった
こんぐらちゅれーしょん
めぐる 時のうず
あのはなびらが舞う
はるの空
そのなかに混ざって
ふらーりふらーりと
まさに、死にながら
生まれでる ゆめのあわぶくたちよ
雲のためいきを抱きしめたかったらしいが
はかなきいのち
夕空ににじんで
いっしゅんのゆめ
光
ああ ふきあれる嵐のマドラー
はなびらたちを巻きぞえにして
かき混ぜる
かき混ぜる
こんがらがった
こんぐらちゅれーしょん
めぐる 時のうず
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