ふと思うこと

オスはメスから生まれたらしい。
厳しい生存競争に勝つために、遺伝子が一つだとリスクがあるため、メスがオスという遺伝子をつくったと。

そして、ヒトの男性という種類も、やはりオスなのだ。
命を産み、育てる遺伝子は持ち合わせていない。
(ごく一部の生き物の中には、オスが子育てをする種もあるが)

つまり、こどもに関心がない、とか、家事を何にもしない、とか、いつまでたっても父親になれない、とかメスが不満を持つ以前の話なのかもしれない。なぜなら、彼らはオスであるから。

婚姻制度をつくったのもオスだそうだが、婚姻制度があるおかげで、オスもメスも心身ともに負担がのしかかるのではないか、とふと思う。
だってきっと、お互いがお互いに期待してしまう。

若い方たちの結婚式に参列して、喜びを分けていただきながらも、少し冷静かつ客観的な気持ちになってしまうのは、齢をとった証拠なのだろう。
新郎新婦のキラキラした姿に、場違いな申し訳ない気持ちになり、もやもやしている今日この頃である。