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CALLEJEO 街をさまよう

Tonadillas al estilo antiguo 
昔風のスペイン歌曲集 
歌曲集「トナディリャス」

6.Callejeo 「街をさまよう」


作曲家:Enrique Granados
エンリケ・グラナドス


グラナドス(1867-1916)は、カタルーニャ地方レリダで生まれたスペインの国民的作曲家です。 バルセロナとパリでピアノと作曲を学び、ピアニストとして活躍する一方で、民族色の強いピアノ曲・歌劇・歌曲等を残しました。

※エクトールの解説
カタルーニャ生まれのこの著名な作曲家は、1914 年以降、有名な「トナディージャス」を作曲しました。これら 12 曲は、グラナドスはスペインのポピュラー音楽からインスピレーションを得ています。


ミの旋法(フリギア旋法)とは


1)フリギア旋法
2)スパニッシュ・スケール(第3音に♯がつく)

フラメンコ 前編 - 音楽理論 ざっくり解説 (mie238f.com)

https://dl.dropboxusercontent.com/s/pqso2l45yc5ywux/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%82%B32.mp3?


芸術音楽にあらわれる《ファンダンゴ》

● ラモー(1683-1764)
:「3本の手」(1726-27作曲)
● D.スカルラッティ(1685-1757)
:「ファンダンゴ」
● グルック(1714-84)
:バレエ音楽「ドン・ジュアン」(1761作曲)
● モーツァルト(1756-91)
:オペラ「フィガロの結婚」(1786作曲)
● A.ソレール(1729-83)
:「ファンダンゴ」
● L.ボッケリーニ(1743-1805)
:ギター五重奏曲第4番 「ファンダンゴ」
● E.グラナドス(1867-1916)
:「ゴィエスカス」(ピアノ曲→オペラ)
※ オペラ「ゴィエスカス」の台本
:ゴヤの熱狂的愛好家ペリケ

https://acueducto.jp/musica/la-hora-de-la-musica/



作曲家:Fernando Periquet
フェルナンド・ペリケ

スペインのジャーナリストであり作家

「Apuntes para la historia de la canción española」は、マドリード音楽院で必修テキストとして宣言されました。1915年、エンリケ・グラナドスとの共演で書かれたオペラ「ゴイェスカス」がニューヨークのメトロポリタン・オペラ・ハウスで初演され、広く人気を博しました。しかし、彼の評判は最終的に、ゴヤの時代を彷彿とさせる歌や小唄のために書いた言葉にかかっていました。彼は1940年にバリャドリッドで亡くなりました。

フェルナンド・ペリケ。オペラ。伝記とスペインでの仕事は文化です。 (archive.org)


歌詞の内容:「Callejeo」
(街をさまよう ) 

Dos horas ha que callejeo
pero no veo,
nerviosa ya,sin calma,
al que le di confiada el alma.

No vi hombre jamás
que mintiera más que el majo
que hoy me engaña;
mas no le ha de valer
pues siempre fui mujer de maña
y,si es menester,
correré sin parar,
tras él,entera España.

二時間さまよい歩いたけれど
まだ見つからない
イライラして落ちつきなく探してるの
あたしが心を捧げたヤツを

あたしあんな男見たことないわ
あいつほど嘘つきな男は
今日あたしを騙したヤツよ
でもあいつものうのうとなんかしてられないわ
あたしはしたたかな女なの
だから必要とあれば
どこまでも追っかけるのよ
彼のあとを、スペイン中を

グラナドス Callejeo (biglobe.ne.jp)


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カラオケ/ピアノ伴奏


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