霧の朝の川沿い散歩とアインシュタイン家の憂鬱
2月の初めの週末、Paviaというミラノ近郊の町に住んでいる友達が計画したごみ拾いも兼ねた川沿いの散歩に誘われた。PaviaはTicinoという川沿いにある町のため、特に冬には霧がかかり、幻想的な風景が見られるのだ。
ちなみに、私のページのトップに使っているのも、この町のかなり郊外(車でしか着けない場所)で数年前に撮った写真である。
本当はフランス語の試験が近いので勉強すべきだが、暫く市内から出ていなかったのと、まだ当分繁忙期も続くのでストレスも溜まり続けるだろう、という言い訳を元に、薄暗い早朝の列車に乗り、Paviaへ向かう。
待ち合わせ場所は駅から徒歩20分弱のところにあるPonte Coperto(屋根付きの橋)である。
散歩の開始前に、今回のルートの説明がある。
誘ってくれた友達は某環境団体に属しているため、関係者も何人か参加しており、真面目な散歩なのだ。
ラムサール条約に登録されていて、とか、早朝は霧がかかっているが2時間もすると晴れるだろう、とか、そういう説明の後、いよいよ散歩が開始となる。霧の湿気の中、数分立っているだけでも凍えそうになるので、短めの説明でよかった、と皆胸をなでおろし、出発する。
川沿いの風景は終了し、街中に入る。
下の建物は、かつてアルベルト・アインシュタインの父、ヘルマン・アインシュタインが経営していた電機会社があった場所だそうだ。
それを示す説明も残っている。
なお、Hermann Einsteinのお墓はミラノにあるそうだ。
その墓地は、芸術的な要素でも優れていると有名なので、近いうちに見学に行ってみようと思う。
散歩は昼で終了し、この後、友達と他の知り合いたちと昼食を取り、午後に一人で芸術鑑賞もしてきた。
それについては、別の記事でお届けしようと思う。
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