果たして開かずの間は開くのか?夜の教会見学

画像1 Chiesa di San Fedeleの見学をtrekkingの仲間達と夜にしました。場所は、ミラノの中心Duomo の裏の奥、スカラ座へ行く途中にあります。昼間に開いているところを見たことがなく、今回の見学も連絡もなく20分遅れて、もう帰ろうかと話していた矢先に急に門が開き、まるで開かずの間が開いたような感覚がありました。ちなみに、この階段で、かの有名なマンゾーニが転び、その後遺症で亡くなったそうです。そう聞くと階段の上り下りも慎重になりますよね。Manzoni 氏の家もこの裏にあり、見学もできます。
画像2 内部の様子。最初にボディの部分が作られ、天蓋部分は、土地の買収等があったためにその2世紀後に作られたとか。
画像3 教会のマーク。中心の上部に人物が描かれていますが、これは本来のこの教会のマークにはなく、十字架がついているべきだそうです。なぜ教会内部にだけ人形が描かれているかは、文献にも残っておらず、謎だそうです。
画像4 美しい天蓋。
画像5 美しいフォルムの彫刻。これは入って左側にあるものの一つですが、対になる向かい側は黒の彫刻なんです。面白いですよね。ちなみにこの教会には懺悔ボックスが確か7箇所あると言っていたはず。そんなにたくさんあっても…とガイドのボランティアの若者がぼやいていました。
画像6 天蓋の下にある椅子の一つ。ミラノの町並みが一つ一つ丁寧に描かれています。この椅子に座って瞑想したりパイプオルガンの音色を聴いていた時代が羨ましい。今はdon't touch の札が付いています。ちなみに(語彙力がなくてスミマセン)、この椅子は、今はなきChiesa di Scala(スカラ教会) が放火(ほぼ確定だが100%ではないそう)された際の遺留物の一つで、こちらの教会に寄贈というか移動されたそうです。
画像7 一番のお気に入りの"Cappella delle Ballerine"(バレリーナのチャペル)。1980年代まで、スカラ座のバレリーナ達が初公演の前毎に、この部屋のマリア像に祈りに来ていたため、彼女達のトゥシューズを模してMimmo Paladino というアーティストが作った作品だそうです。
画像8 バレリーナのチャペルの遠景。人生の半分以上をダンスに捧げている身としては、この部屋での撮影には気合が入りました。ただ、電気がつかないのか、節電なのか、薄暗闇でマリア様のイコンも見えず、携帯の光を頼りにしたので、あまりよく見えないかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?