娘が「学校に行きたくない」と言ったよん①
私の娘(小5)は、これまで(小1から小4)学校に行きたくないという発言は一度もありませんでした。クラスでよく自分の意見を発言したり、積極的に何でもやろうとする性格。
その娘が、環境が変わったものの、突然の発言。
そんな不登校の娘と過ごす中で、
「子供に大切なことは何か。」
「学校教育への不信感。」
様々なことを学ばせてもらっています。親がサポートできることを探しています。今に至るまでの心境の変化を綴ろうと思います。
2022年4月、主人の転職のため、
石川県から愛知県へ引っ越しました。
4月から小5になる娘は、街への憧れや大きい学校への期待感、世界が広がる想いでついてきてくれたと思います。
引っ越しに対して、寂しいというマイナスな言葉より、
合唱部があるよ。電車に乗って移動が増えるよ。
やりたいことをたくさん口に出していたように思います。
4月当初。そんな期待感から当たり前のように登校し始めました。
1人で違う環境に入ることはそれほど苦ではない性格とはいえ、
緊張感いっぱいで登校して行きました。
4、5、6月と特に学校のことを家で積極的に話す感じでもなく、
なんとなくの日常が過ぎていきました。
それよりも、
石川県での学校生活がよかったという気持ちが言葉の節々に出てきていました。
授業の内容、クラブ活動、長安での過ごし方‥。
「まあ、確かにそうだよね」と思う部分はたくさんあるので、
違いは後に詳しく綴ります。
6月の最終週の月曜日。
ある出来事が起こりました。
隣の席の男の子に、
「漢字の追試の時間、N(娘)にカンニングされた!」と大きな声で訴えたようです。
娘もそれっぽいそぶりをしていたのかもしれない。
追試だからといってガツガツ勉強するタイプでもない。
分からずキョロキョロしていたのかも知れない。
一方、その男の子は合格するために必死になって練習していたそうだ(担任の先生の話では)。
娘は否定していたので、私は、信じることしかできない。
娘は、傷ついてショックで
その出来事の次の日、
「学校、行きたくない」
その次の日も
「行きたくない」
まあ、当然だろうなと思いつつ、その気持ちを受け止め、
その週は1日も学校に行くことがありませんでした。
担任の先生が話をしてくれて、その出来事は解決したようです。
さあ、登校しようという次の週。
またまた「学校行きたくない」
???
これは、この出来事だけが学校に行きたくない原因ではない?!
この日から、娘の不登校の日々が始まりました。
石川県にいたときは、早起きして6時にご飯。ピアノの練習。登校。という生活ができていた娘が、
朝起きない。
泣いて泣いて行きたくないと叫ぶ。
これまでにない光景に、私は、戸惑いを隠せませんでした。
学校に行かないで、何をする?
勉強はどうなる?
大人の頭の中はこんなです。
今思えば、行きたくないと言ってくれた娘にありがとうと言いたいと思います。
でも、そのときは私も冷静に対応できず、
無理やり布団をはいだり、
行きなさいと言ったり、
してしまった。
不登校になるかも知れないなと何となくの心の準備はできていたものの、
すぐに受け止めることの難しさを感じた瞬間でした。
その日から、
私たちの不登校と向き合う生活がスタートします。
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