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スクールアシスタントかつ支援を必要とする子のお母様にお話を聞きました。

今年度、同じスクールアシスタントとして勤務されている方から、
発達支援のお話を聞くことができました。
自閉症のお子様を育てておられ、支援団体を立ち上げたそうです。
そのパワフルさにいつも刺激をいただいています。

支援団体の取り組みの1つとして、夏休みの教職員研修を行いました。
研修後、そのお話を聞くことができました。

教職員研修

支援団体のカリキュラムに沿って、1時間半ほどの研修を行いました。
研修内容としては、

発達障害の説明
手先の不器用な子どもの体験
伝わらない言葉の体験
自閉症の子どもを持つ母親としての体験談

スクールアシスタントとして勤務されている方が、
同じ学校の教職員へ向けて研修を行うということにとても緊張されたようです。
1人でも話の理解を得られる方がいたらいいなと。

実施後、先生方の反響は良く、
涙を流している特別支援教室の先生もいらっしゃいました。
目の前の子どもの様子と重なったといいます。
手先の不器用な子どもや伝わらない言葉の体験を通じて初めて分かったことも多々。
一方で、
アンケートの記入もされない先生方もいらしてガッカリもしていました。


発達支援団体としての想い


このような研修を、子ども向けにしたいと考えているとのこと。
普通学級に8%の割合でいるとされる発達障害の子ども。
そのような子とどのように接したら良いのかを考えてほしいと。

9月から、私は産休の教員の代わりに授業のみですがクラスに入らせていただいています。
児童27名のうち、支援を必要とする子やグレーの子が5名くらいは在籍しています。
グレーの子が多いのです。

大きな音が苦手な子。
整理整頓が苦手で、机の下に物が散乱している子。

子供たちの身近にたくさんいるのです。

現場の状況から考えると、
子どもを対象にした福祉教室実施の意味は十分にあるように感じます。

3年生の総合「福祉」での実践へ向けて

我が校の3年生は、総合の時間に福祉について勉強しています。
これまでに学んできたことは、

・車椅子体験(車椅子で校内を移動する)
・点字体験(自分の名前を点字で打つ)
・アイマスク体験(アイマスクをして校内を歩く)

これから計画していることは、
・高齢者(認知症)体験

さまざまな障害について勉強し、体験をしました。
肢体不自由な方や視覚障害の方々の不自由さや工夫を見つけてきました。

もちろん、これらは大切なこと。
しかし、子どもたち目線で考えると、
同じクラスの発達障害の子の理解に繋がるようなカリキュラムは、
大きな意味のあることだと思います。
どこかで組み込めないのか…。
学年の先生との福祉の話題になったら提案してみようと思います。

周りの市では、すでに学校内で実施されているところもあります。
今後、勤務校にも組み入れられるように、
チャンスを伺っていこうと思います。


特別な支援を必要とする子をもつ親としての想い


「今の子ども達に、発達障害について知ってほしい」

支援が必要なお子様をお持ちだからこそ、
熱い想いを感じました。




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