今年の宝塚記念は京都開催。その当日に菊の気配を感じてみたい

 この日曜は宝塚記念が京都競馬場で開催されます。今年上半期の芝中長距離王者決定戦ですが、ひねくれ者の筆者はこのレースをスルー。同じ日に同じコースで行われる3歳未勝利戦6Rにフォーカスします。

 2歳の新馬戦が今月から始まり、3歳未勝利戦の終わりが意識され始める時期です。
 ダート血統ならば地方競馬の交流戦や、一時的な地方競馬への移籍なども考慮されますが、芝馬はこの夏が正念場です。

 話題を少し変えます。
 日本最大のサラブレッド生産を誇る北海道では、毎年夏に大規模な仔馬のオークションセールが各主催者により開催されます。
 価格は様々で、多くは数千万円台ですが、中には億を超える高額な馬も。
 昨今の物価高で、今年は空前の売り上げを記録するかも知れませんね。

 さて、話を戻します。
 冒頭に書いた京都6R・3歳未勝利戦、芝2200m。このレースに2年前のオークションで6000万円超の値がついた馬が走ります。

 ◎ジャスティンダイス

 馬主は三木正浩さん。今年の皐月賞をレコードタイムで優勝したジャスティンミラノの馬主さんですね。
 ミラノとは随分と差がついてしまったダイスですが、まだ活路は残っているはず。
 シルバーステート産駒である事と、これまでの成績から判断するに、芝の中長距離適性があるのは分かった。
 2200mは良い選択だと思う。
 ただ、今回のレースを選んだ相手もそれは同様で、骨っぽいメンバーが揃った。
 実力伯仲で展開次第の様相か。
 このレースで勝ち上がれば、うっすらと秋の大一番・菊花賞も見えるのだが、さすがにそれは夢を見過ぎだろうか。

 生産牧場は大柳ファーム。
 ダイスの21年生まれ世代は僅か3頭。
 小さな牧場から大駒が出にくくなっている時代にあって、破格の値段をつけてくれた事に、牧場関係者でも無いのに感謝しまくりの筆者。
 ダイスとはサイコロの事。
 君自身の勝利を示す「さいの目」が、そろそろ出ても良い頃合いだと思うのだが…。

 さてさて。
 遅れに遅れた梅雨前線もいよいよ本州まで北上。
 豪雨災害は勘弁ですが、空梅雨だと水不足の問題が起きるなど、難儀な季節。丁度良い塩梅を希望したい今日この頃です。

 それでは。

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