エモくない話

空気嫁を飼い始めた。料理上手な良い嫁だ。
コンセプトは猫のように可愛がられるけど、猫のように放置される。
ここまで言って分からない人は頑張ってAIにでも聞いて見て欲しい。
私が頭おかしい事が分かると思う。

障害を生活の中心にしないように、という言葉を見かけた。
その方が人生が豊かになると。

作業所なぞに通うと自分の障害と向き合わなければいけないが、なるほど、推し活をすると生きるのが少し楽になった。
狂ったように食べていたカップ麺に、気づけば手を伸ばさなくなっていた。
嫁様々である。

そういえば最近自称精神病の人に会わなくなった。
会うのはガチ勢ばかりである。

昔は自称ADHDっ子とかゴロゴロ会ったなあと思う。
イヤーマフを買って、失くした話をする子とか居たっけとか。
感覚過敏で外出れなくなってから言って欲しいと思う。
私の診断はADHDではなくなったけれど、自分を傷つけながら外に出続けた。
人の苦しみは人にしか分からないけれど、あの子は甘えてたなあ。そんな風に思う。

所で、何かにつけて自分を傷つけていた中学時代だったように思う。
人を傷つけた気がした、切った。
外に出たい、切った。
ご飯を食べすぎた、切った。

自分を守らなくてはという本能だって確かに存在している。
生きたい。自分を生き延びさせなければ、という強迫観念のようなものは確かにある。
けれど、だからこそ切っていた。

私は昔リストカットをしていたけれど、これからもする可能性はあるけれど、それを隠す本能みたいなものは備わっていない。
痕を見せると相手が自傷を始めちゃう可能性があるから見せない。それだけ。
リストカットって感染するからなーと思っている。
けど、制服のあるバイト先とかでは、普通に上司に相談していた。
仕事上必要だから仕方がないと思っていた。
今後も必要に迫られたら痕は見せるだろう。

昔、必要に迫られて見せたとき、見せることで同情を誘っていると言われた事がある。
理解するのにずいぶんと時間を要した。
逆にお前は同情したのか、と首をかしげた。
私は自傷痕を見せられても同情したことがない。
たぶんだけど、同情とは自分より格下のものに対してするんじゃないかと思う。自分より格下が居ないから分からない。
どうなんだろう? 教えて下さい。

こうして考えてみると、自分から告白するまでリストカットがバレなかったのは奇跡だと思う。
それくらい所構わず切っていた。
パーソナリティー障害だと言われれば、否定する材料は無い。
けれど今日まで、パーソナリティー障害の診断は受けずに過ごしている。
医者は、手足を切っていた十代を否定も肯定もしてくれない。それがすごく心地良い。
時々傷跡を抱いて眠る。
どういう心理状態なのか、私には分からない。

さて、すごく繊細なんだねと云われそうな話ばかりしてきた。
私の鈍感な所。

胃の気分の悪さとお腹空いたの違いが分からないみたいだ。
お腹がすいているんだなと思って食べると、吐き戻したりする。
10代の頃、胃の気分が悪いと、切っていた事が関係しているかもしれない。だってそうしないと学校へ行けなかったから(他にも方法はあると思う。探すのを諦めていた私の怠慢だ)。

ああ、でも心配しないで欲しい。
さすがに世界が回っているような気持ち悪さは分かる。車に酔った様な感覚はする。
それよりも弱い、吐き気を伴う気持ち悪さが分からないだけだ。
今日もお腹が空いている。

そんな話をするのは、病院で吐き気止めを貰ってきたからだ。
感覚過敏が過ぎて、吐き戻す日々を送っている。
内科では、精神的なところからきてるんだから主治医から貰いなさいよと言われた。
全くもっともであるが、精神科で内科的薬は貰えるんだろうか?
まあ、言ってみるけど。

あれ、障害の話ばかりしている?
まあ、飽きたら止めるでしょ。
エモいチルい感じで終われなくて残念だ。

余談だが、私はチルよりもエモの方が好きである。
世代のせいかもしれない。

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