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【サイトレビュー】SIRUP BLUE BLUR Special Site

<概要>

SIRUPが配信リリースした、最新EP『BLUE BLUR』の告知LP。

本作は、コロナ禍の真っ只中の2021年に発表された2ndフルアルバム『cure』や、
2022年の自身初となる武道館公演を経て、SIRUP自身の内に起こった変化、そしてそこから生まれた“ポジティブな絶望”というテーマを元に制作された全6曲が収録されている。

billboard JAPAN


<レビュー>

【ファーストインプレッション】

・文字、画像、エフェクトなどそれぞれが絶妙に濃度が異なる淡い色味で、
統一されて、スタイリッシュ

・ファーストビューのロゴの出方がテンポよくリズミカルで、滑らかに部屋の中に入っていくようで、世界観に没入させる作り

・ホバーエフェクトが多様で、飽きない。動作も滑らかで、パララックスも使いつつ奥行きがあり、ページ内の回遊性を高めている

・各曲の背景になっているアー写のスライドも特徴的な作りになっており、scrolltrigerで背景とホバーエフェクトが切り替わる作りも面白い

【フォント】

  • 見出し:"Hiragino Kaku Gothic ProN" - 400

  • 本文:"Noto Sans JP" - 400 tussilago - 900

【配色】

【構成】

  • メインビジュアル

  • 各曲紹介

  • コンセプト

  • ツアー告知

【SPのポイント】

・タップすると3次元的に部屋に入っていくようなストーリー性のある作り。トップのボタンは大きくて、時間でハイライトを繰り返すため、存在がわかりやすい。

・MENUのテキストやスクロールを示す三角形のアイコンなど、PC版とは異なる作りで、SPユーザーへの考慮が多面にわたり、行き届いている。

【クレジット】

・制作会社:tote_webdesign
・ディレクション:-
・デザイン:mami tanii


<全体についての感想>

アート性の高いLPで、sirupの音楽表現が抽象的に具現化されている。尚且つ、制作した方の解釈により、LPという媒体を通して、sirupの世界観の表現を推し進めているようにさえも思える素晴らしいLP。
一方で、U Iという観点では、若干、サイトの構造がわかりづらいような印象を受けた。フォントと背景色は基本的に淡い色味の濃淡で構成されるため、動線を伝えるためのテキストやボタンが若干埋もれてしまい、どう進めば良いのかが少しわかりづらく感じた。
ただ、わかりづらいことさえもアート性という観点から考えると、プラス要素に思えるほど、sirupの世界観を伝える意味でとても良い作りでした!


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