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そんな美女になってみたかった!「沈魚落雁」/第2回今日の準1級漢字

ものすっごい美人と出会ったことがある人ならわかるはず。

目を離せなくて電信柱にぶつかっちゃう、お湯を注ぎすぎてコップから溢れちゃう…
とにかく見惚れて圧倒されちゃう美女。

そんな美女を表す四字熟語があるんですね。

それが「沈魚落雁」

沈んで落ちる?なんか悪いイメージじゃない?
初見の私はそんな風に思ってしまいましたが、甘かった…!

ちんぎょ‐らくがん【沈魚落×雁】
《「荘子」斉物論の「毛嬙麗姫、人の美とする所也、魚之を見て深く入り、鳥之を見て高く飛ぶ」すなわち、人の目には美しく見えるものも、魚や鳥はこれを見て驚いて逃げる意から》魚や雁も圧倒されるほどの美人。すぐれてあでやかな美人の形容に用いる語。閉月羞花 (しゅうか) 。

小学館「デジタル大辞泉」より引用

そう、その美しさに圧倒された魚は水中に隠れ、雁は空から落っこちてしまうという意味だったんですね。

どんだけ美女なんだ…!!
1日でいいからそんな美女になってみたかったな!!

ただこの四字熟語、もともとは《》の中のように
たとえ美女であっても魚や鳥から見ればただの人間であり、怖がって逃げるだけ。
つまり、美の基準は定めがたいというのがもとの意味のようですね。

そう、美の基準なんて人それぞれなんだから自分の思う美を貫けたら良いですね。
良いこと言っちゃった…(照)

では、第3回でお会いしましょう。

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