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肺腺がんになった(17:お金のこと)

2024年2月19日 3週間ぶりの外来受診
血液検査とレントゲンを撮影して診察

血液検査は手術後、初の異常値なし
レントゲンも肺の膨らみも改善
歩いた後の息苦しさもほぼ感じない

前回の診察時には、見られなかった病理検査結果もグロテスクな画像付きで見ることができた
正常な肺はスポンジ状だが、がんの部分は塊になっているから、広がれば相当息苦しくなるはずだ

EGFR遺伝子変異検査の結果は陽性

肺腺がん患者には遺伝子変異が多いらしい
がん細胞の遺伝子を調べて遺伝子のどの部分が傷ついて、がん化しているのか特定すると、分子標的薬でピンポイント攻撃することができる

私が再発した場合はタグリッソという名前の分子標的薬が効くそうだ
ただ再発がない限りは分子標的薬は使用せずUFTのみを服用して経過観察することとなった

良かった

とりあえず今回は万一再発した時の武器が1つ増えた、ということらしい


今回の会計は57,170円(薬は別途4,260円)

何故こんなに?と思い明細を確認すると、前回診察までにデータ化が間に合わず口頭で説明を受けていた病理検査とEGFR遺伝子変異検査の費用が今回に計算されたためだった
次からは、いくらかかるのか聞くか調べるかしよう

1回の支払いが1万円を超えた医療費

・入院13泊14日・手術:148,510円(室料除く)
・入院2泊3日・気管支鏡検査:66,500円
・病理診断・遺伝子変異検査:54,970円
・PET-CT:28,130円
・腹部エコー・病理検査:19,930円
・CT、血液検査:16,610円
・頭部MRI:12,000円

限度額適用があったからこれで済んでいるのだから、日本の健康保険制度には感謝しかない


高額療養費制度と限度額

高額療養費制度とは、1ヶ月間にかかった医療費の自己負担限度額を超えた場合に、その超えた分が支給される制度だ

マイナンバーカードに保険証を紐付けるだけで利用できる限度額認定証があれば、病院では限度額までの支払だけで済むので、私は紐付けをおすすめする

自己負担限度額は年齢や所得によって異なるのだが、仕事を辞めて配偶者の扶養に入った場合には、配偶者の所得によって限度額が計算されることになる

例えば月給23万円で働いている場合の限度額は57,600円だが、月給55万円の配偶者の扶養に入っている場合の限度額は167,400円+αまで跳ね上がる

協会けんぽホームページより

今まで社会保険の有無はそんなに気にしていなかったが、国民健康保険には傷病手当金がないので、欠勤がダイレクトに生活に響いてしまった

次は健康保険・厚生年金に加入できて、月1の通院に支障のない職場を探そう

ちなみに傷病手当金は同一の傷病につき通算1年半支給してくれるが、がんの再発は同一の傷病に該当するとのことだ、勉強になった


外貨建生命保険を解約

死亡保険金しか設定されていない貯蓄型の保険だったが、一昨年あたりから年払いの保険料が円安で高額になったのもあり先日解約した
私の場合30万円ほど増えて戻ってくる試算だ

この解約金を元手にNISAで増やそうという計画
必要な時すぐ使えるお金にできるのが良いところだ

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