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[英語学習][大人・初心者向け]具体的な勉強方法ガイド

こんにちは!

今日は、英語学習を始めたての方向けに、オススメの勉強方法をご紹介します!

世の中には数々の勉強メソッドが紹介されていて、結局のところ何をやったらいいのか混乱してしまいませんか?

そんな方向けに、学習初期に何をどんな順番でやったら効率よく学べるのか、またその理由も合わせて解説します!

僕は27歳くらいから本格的に英語を勉強し始めましたが、学習初期に勉強方法が確立できていなかったため、余計に金銭的・時間的コストがかかってしまいました。

しかし、そうやって試行錯誤の中から自分に必要なものを考えていった経験から、効率的に学ぶ方法を確立することができました。

この経験を活かして、これから英語を学ぶ方がなるべく安く・早く・楽しく学べるような手助けができたら良いなと思います!😃

これはあくまで僕にとって効率が良かった方法ですので、人によっては合う合わないがあるかもしれません。

それでも参考になる部分はあると思います!ぜひ読んでみて下さい!




大人でも初心者から話せるようになる?

年齢が若いほうが習得しやすいと言われますが、もちろん大人になってからでも話せるようになります。

しかし、赤ちゃんが自然と会話を覚えるのとはイメージが違うと思います。
以前流行ったような「聞き流すだけで話せるようになる」ことはあり得ません。

英語の構造を理屈で理解する努力も必要ですし、身につけるためには頭に負荷がかかるようなトレーニングが必要です。

習得までの時間をあまり少なく見積もらない

ここで伝えておきたいことがあります。

自分なりの目標レベルに辿り着くまでには、予想以上に時間がかかると思っておいてください。
(「なるべく早く」という記事の趣旨に反するようですがw)

学習教材の広告やメディアの中の人の経験談などの影響もあってか、短期間で上達できるものというイメージがもたれやすくなっていると思います。

確かに中には上達の早い人がいますが、そんな人たちと比べて落ち込んだり、諦めたりする必要はないです。

訓練すればだんだん出来るようになるので、気長に構えてくださいね!😃

目標レベル

この記事では、英語初心者が中級くらいを目指す際に役に立つと思います。

英語習得の目的が旅行でも、ビジネスでも、資格取得でも、
どの目的にも必要な土台づくりができます。

土台を作ってから目的に応じた勉強を上積みするのが、最も効率的だと思います。


英語を話すのにどんな能力が必要か

早速ですが、英会話の能力を項目に分けて分析するとしたら、どんなものが思い浮かびますか?

  • 単語力

  • 文法力

  • 発音力

  • リスニング力

  • 構成力

  • 情報処理能力

僕の中では、こんなふうに分解して考えています。

最初の4つは、説明なしでもわかってもらえると思います。

ここで言う「構成力」とは、少し抽象的ですが、
単に「英作文する能力」とか「順序立ててわかりやすく伝える能力」といったニュアンスで使っています。
日本語でも難しい時ありますよね。

そして、「情報処理能力」。
英語を話す時って、上から5つ目までの「単語・文法・発音・リスニング・構成」
の項目を全部同時にやらなくちゃならないんですよね。

しかも話についていくためにはそれなりの処理スピードが必要なわけです。
慣れない言語でそれをやるのはメチャクチャ脳に負担がかかります。

当たり前に聞こえるかもしれませんが、なぜわざわざこの項目を挙げたか説明します。

この能力って、意外と意識してトレーニングされないことが多い気がするんです。
でも、情報処理能力が追いつかないと、他の個々の能力もちゃんと発揮出来ないんです。

例えば僕の場合、リスニングに苦手意識を持っていたことがありますが、その原因の一つが情報処理スピードにあると気づいてから、リスニング力が大きく向上しました。
他にも、文法を考えながら話すと発音が疎かになったりしますよね。

このように、それぞれの能力はお互いに関連しあっています。
個々の能力が上がれば、他の能力も向上します。

そして、どの能力から鍛えると効率がいいのか。このあと説明していきます。

効率的な学習手順

1️⃣発音からしっかり身につける

まず最初に取り組むべきは、発音です。

僕が英会話において初めて当たった壁は、相手の言っていることが全く理解できない。それどころか、音として正確に聞き取れない。ということでした。

ご存知かもしれませんが、日本語と英語では周波数帯域が異なります。
日本語に慣れた脳には、その音を意味のある言葉として聞き取ることができません。

発音を向上することで、リスニング力も向上します。
また、発音が良くなることで英会話の際に自信を持ちやすくなります。

ここでは、自分がそれぞれの英語の音を認識・区別できること、そして相手に英語の発音としてある程度正確に伝わるレベルを目指します。

目的にもよりますが、ネイティブのような発音を目指す必要はありません。
細かく言ったら英語圏の国々それぞれで発音の違いはありますし、訛りが多少残っても全然大丈夫です。
(俳優で、イギリス育ちの役をやりたいなど特殊なケースでは別ですが。)

最初は面倒ですが、極力、発音記号も読めるようになったほうが役立ちます。
発音記号を覚えることによってそれぞれの音の区別を明確に意識できるからです。

最初は時間がかかっても、アルファベット表記と発音記号、実際の音の関連性をしっかりつかみましょう。

今ではyoutubeなど、いろんな情報源がありますが、
僕が発音練習に使った書籍を紹介します。

こちら『英語耳』は、個々の発音の解説から、文章になったときの音声変化、シラブルという概念の説明もされており、発音を詳しく体系的に練習するのに適しています。

この本に沿って練習していると、すぐに口の周りの筋肉が疲れてくると思います。
それだけ日本語と英語では文字通り「使う筋肉」が違います。

僕もしばらく英語を使わないでいると、筋肉が動かなくなり、滑舌が悪くなったり日本語訛りが強くなってしまいます💦

個人的には、発音だけに集中して1ヶ月くらいかけてもいいと思います。

2️⃣語彙・文法は基礎的なものをサラっとおさらい

中学校で習うレベルの基礎的な語彙・文法を覚えていない場合は、軽くおさらいしたほうがいいでしょう。

ここではあまり時間をかけすぎずに全体像を把握して、後に紹介する音読などの実践的な練習をしながら理解を深めましょう。
単語・文法が活きた文章の中でどのように使われているかを確認しながら、声に出して身体に染み込ませる感じです。

疑問が出てきたら、その都度本などに立ち返って調べればいいと思います。

文法の型ばかり記憶して頭がガチガチになるよりも、実際に使われる文の中で自然に身についたほうが、発話の際にスムーズに使えると思います。


3️⃣音読・シャドーイング 文章の形で声に出して練習

1️⃣と2️⃣が終わったら、たくさん音読しましょう。
音読とは、本を声を出して読む練習です。黙読じゃダメですよ!

音読のときに意識する点は、

  • 読んでいる文章の意味を理解すること。わからなかったら調べる。

  • キャラクターになりきること。実際に自分がその言葉を伝えようとしているかのように、気持ちをのせて読む。

  • 正確な発音がキープできていること。

  • 英語っぽい強弱やリズムをつける。

  • (余裕があれば)文字を見ないでも言えるようにする。

こういったことを意識してください。

シャドーイングも同様です。
音読との違いは、シャドーイングは音声のお手本があるので、発音や強弱・リズムをそのまま真似できますね!

どんな本やシャドーイング教材を選ぶかは、自分が英語を使いたいシーンに合わせて選ぶといいでしょう。

例えば、カジュアルな会話ならラブコメなどのドラマ。専門知識について話したければその分野の本。といった感じです。

基本的に最初は子供向けの本など、ごくごく簡単なものがいいと思いますが、自分の目標に合ったものの方がモチベーションが上がりやすいですよね!😀


・音読の驚くべき効果


音読をすることによって、最初に示した英会話の能力値の全てのパラメーターが育ちます! どうですか?すごくシンプルですよね!?

と急に言われても、信じられないと思いますので解説しますw

本を読むと、さまざまな単語・文法が使われます。

読んだ時にわからないものがあれば調べるきっかけになります。
そしてそれが文章の中でどういった使われ方がしているのか、正しいサンプルを得ることができます。

気持ちを込めて何度も読んでいるうちに、その文章がだんだん「自分の言葉」になっていきます。

すると、いざ会話をした時に自然とその言葉が出てくるようになります。

よく「英語を英語のまま理解する」と言われますが、僕はこういう感覚だと思っています。結局は繰り返しです。

発音についても、最初にみっちり土台を作ってあるので、今度は少し長い文章のなかでも正確に使えるように再度身体に染み込ませましょう。

だんだんと意識せずとも英語の発音ができるようになっていきます。

発音の練習は同時にリスニング力の向上にも繋がります。
英語の音を発音できるようになるということは、その音を脳が認識できるようになるということだからです。

しかし、これについては音読だけでなく会話やドラマなどを通じていろいろな英語に触れる場数が必要でしょう。

構成力は、単語、文法と同様、良いサンプルを集めることで向上します。

情報処理能力についても、音読で伸ばすことができます。ここがミソです。

冒頭で話したように、英会話では「いろいろな能力を全部同時に発揮しないといけない」のですが、
音読を続けることによってそれぞれの能力が向上すると、脳は今までより小さい負荷で言語情報を処理できるようになってきます。

テニスの練習でも、素振り練習で精度が上がってから球を打ちますよね。
それは、身体と脳が動作を覚えて意識しないでも正確にできるようになるということです。
それによって脳に余裕が生まれて、試合中に駆け引きを考えたりできるわけです。
スイングのことばっかり考えていては、他のことができません。

他にも、長文を短い時間で読んで理解するトレーニングなども処理能力を上げるのに役立ちます。

僕がリスニング力に悩んでいた時、リスニングそのものの練習だけでは効果が上がりにくかったのですが、処理能力を上げるトレーニングをすることで不思議と向上しました。

きっと、聞こえた音を頭で意味のある文章に変換するのに精一杯で、リスニングに集中する余力がなかったんだと思います。

このように音読には大きな効果がありますが、最初に発音をしっかり練習しておかないとあいまいな発音のまま練習を繰り返すことになるので、音読から得られる効果が減ってしまいます。
結局後々になって発音に戻ってやり直すことになりかねませんので、最初にやっておきましょう。

どんな学習メソッドを使おうと、最初の基礎固めが肝心です!

4️⃣簡単な英作文をする

これまでは、すでに誰かが作った文章を真似することで英語の練習をしましたが、
今度は身につけた文法を使って自分で文章を考えてみましょう。

その時のやり方でオススメなのが、「独り言英語」です。

今自分がやっていること、考えていることを英語にして実況します。
なかなかすぐには出来ないと思いますが、すごくいいトレーニングになります。

僕が集中的に英語を勉強していた頃は、仕事中もブツブツと独り言をしゃべっていましたw
変な人と思われたり、作業が遅くなるデメリットはありますw

「独り言英語」の便利なところは、いつでもどこでもできることです。
忙しくて勉強時間が取りにくくても、移動中などの「ながら」で行うことができます。
シャドーイングも同様ですね。音声を聴ける環境だけでいいのですから😁

必須ではありませんが、僕はこちらの書籍も使いました。

ごく簡単な英語の表現であっても、咄嗟に話すとなると意外と難しいんですよね〜。
この本では、簡単な文章を短い時間で作る「瞬発力」が鍛えられます。

5️⃣実際に会話をしてみる

実際に英会話をしてみましょう。
もちろん1️⃣〜4️⃣をやる前から会話を始めてもらっても大丈夫です!
早めに使い始めたほうが、モチベーションの面でも良いと思います。

よく言われるように、アウトプットの機会を作る事は必要です。
最初は緊張すると思いますが、1️⃣〜4️⃣をやっていれば自信もついてくると思います。

といっても、普通に生活しているだけでは英語を使う機会が作りにくいという事もあると思います。

そんな方にオススメなのが、オンライン英会話です。

オススメする理由として、英語をアウトプットする機会を沢山作るためには、なるべくコストが低いほうが良いと思っているからです。

僕は短期で語学学校に通ったこともありますが、価格が高い割に授業内容としては自分一人でも充分勉強できる内容が多く、わざわざそこにコストをかける必要は無かったと考えています。
友達ができる。英語を使う環境が得られる。というメリットはありましたが、、、。

もちろん、どんな学校(スクール)に通うかにもよりますが、出来る勉強は自分でやった方が安上がりです。
実践の英会話や、お金を払って学ぶ時間を最大限に学びに活かすために、1️⃣〜4️⃣の基礎練習が有効になると考えています。

(英会話サービスのレビューも書きたいのですが、記事が長くなりすぎるのでここでは控えます💦)

会話をしていくと、自分が言いたいことが英語でどのように言えばいいのかわからないことが沢山出てきます。

できればその言いたかった内容をメモしておいて、後で時間のある時にどう言えばいいのか考えてみましょう。

リアルタイムの会話のときは、まずは自分の知っている知識(単語)の中で表現できないか考えます。

その表現は、ネイティブスピーカーからしたら不自然なこともあるかもしれませんが、それでいいです。

自分で頭をひねって文章を構築します。ピッタリな単語を知らなくてもなるべく他の説明で言い換えて補うようにしましょう。

「とりあえずは伝わればいい」 くらいの気持ちも大切です!😀

会話の後で時間を取って、言えなかった文章について考えるときは、文字で書き出すといいと思います。知らない単語も調べましょう。

書き出した方が、自分が簡単に話せる表現よりもさらに高度な文章を作りやすいからです。それによって、自分の表現できる幅が広がって行きます。
もちろん、ライティングの練習になります。

英会話関連のサービスを受けている方であれば、ここで書き出した文章を先生に聞いてもらって、添削してもらうとさらに良いと思います!

・その他 ツールの活用

近年では、英語学習のためのアプリなど様々なツールが開発されていますね😀

中にはかなり使いやすい物もありますので、調べてみるのも良いかもしれません。

僕が実際に使ってみて、オススメできるものを1つ紹介します。
↓のリンクの記事で紹介しています。


英会話が恥ずかしいという気持ち

これまで、効率的な英語学習の方法を解説してきました。
ここで少しだけ、マインド面について語らせてくださいw

「英会話をしていて、間違えるのが恥ずかしい」

こういう思いを抱えてて、なかなか英語を使えない人は多いですよね。
僕もいまだに、そう感じてしまうことがあります。
(偉そうに記事を書いていますが、僕はまだまだ自由に使いこなせるレベルではないです😅)

でも、やっぱり下手なうちから使っていかないと上達できないんですよね〜。

僕は外国人の友達ができてから、その恥ずかしい気持ちは弱くなりました。

お互いに英語が下手でも、そんなことは全然重要じゃなくって、
自分の思いを伝えたいとか、相手の事を理解したいって気持ちがあるから必死で伝えようとするんですよね。
外国に住んだり旅行したり、必要に迫られることもそうでしたが。

英語はただのコミュニケーションの道具です。
英語が上手じゃなかろうが、あなたに興味を持ってくれる人がいます。

その人たちにとって重要なのは、あなたの英語じゃなくて、あなた自身です。

だから、ちょっと気軽に喋ってみましょう!
気休めにしかならないかもしれませんが😅

おわりに

今回は、英語学習初期の効率的な勉強方法を紹介しました。

使える言語が増えると、コミュニケーションできる人が増えますし、より幅広い情報源にアクセスすることも出来るようになって、楽しいです!

この記事が、少しでも多くの方の英語学習に役立ってくれれば幸いです。

でも、この方法が合わないと感じる人もいると思います。
そこで、もしよければ質問や意見などフィードバックをいただけると嬉しいです!
こちらの方法でメッセージを送ってください!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

それでは良い一日を!😃







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