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ウルトラソウルは「そして戦う」派。

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最近の記事

私と、サッカー。第5話『~2010・若若~』

 2010年6月11日。2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会開幕。あまりにも、あまりにも待ちわびたその時がついに訪れた。4年という期間は小学3年生にとっての体感では普通の人間の15年分、犬やフィギュアスケート選手の単位で言えば80年分といった時の流れなのである。南アフリカVSメキシコで始まる開幕戦。ガイドブックに載っているヨハネスブルグ・サッカーシティスタジアムの写真だけを頼りに何度イメージトレーニングをしただろうか。  さすがにブブゼラの音だけは想定外だったけど。

    • 私と、サッカー。第4話『~2009・前夜~』

       2009年。この年は取り立てて大きなサッカーの大会もなく、私の生活や心境にも大きな変化は無かったため手短に。  Jリーグは変わらずガンバを応援する1年に。今試合の一覧を下図の本で観ていたら大体の試合の記憶があったため、しっかり思い出に残る形で1試合1試合応援していたのだとは思う。  この本は「Jリーグ2009シーズン総集編」(日本スポーツ企画出版社)である。他の話も読んでくださっている方ならお気づきかもしれないが、私は「総集編」と名の付くような網羅的なデータブックや番組

      • 私と、サッカー。第3話『~2008・プレーヤー~』

         2008年・4月。私は小学校に入学した。全校生徒が100人程度と小さく、自分の小学校の運動場の敷地半分がなんと別の小学校の学区となっている様なまるで「たまに埼玉スタジアム2002をホームに使わせてもらう大宮アルディージャ」状態になっていたのだが、そんな事はいいのである。しかし、幼稚園時代と比較して私のライフスタイルに変化が訪れたことは私とサッカーの付き合い方にも影響を及ぼすことになる。  1番の大きな変化は5月頃に地元のサッカー少年団に入団したことである。無論、とにかくサ

        • 私と、サッカー。第2話『~2007・定点観測~』

           桜の開花と共に、Jリーグ2007年シーズンが開幕。私にとって初めての「シーズン」を共にする生活だ。    とにかく試合が観たい、観たい、観たい。この点、Jリーグは言っても国内スポーツなのだからこの様な需要に対する敷居は低い。NHKBS1で毎週土曜の19時キックオフの1試合を生中継。そこからほぼシームレスで21時10分からはその日1日のJ1全試合のハイライトを放送する「Jリーグタイム」。これを視聴する定番の流れは2014年くらいはほぼ欠かさず続けることとなった。そして、関西圏

        私と、サッカー。第5話『~2010・若若~』

          私と、サッカー。第1話『~2006・出会い~』

           全ての始まりはこの1冊であった。  2006年・6月。FIFAワールドカップドイツ大会の開幕直前に我が家に突如やってきたこのガイドブックがそれまでは街中の自動車に夢中だった5歳の人間の人生を大きく変えることになるとは当時はまだ知る由もない。どうやら国別対抗でボールをゴールに入れることで得点を競い合う大会が行われるらしい。いや、そんな全体の仕組みさえも完全には理解していなかったかもしれないが、とにかく私はこの本を読むことでこれからテレビの中で行われるこの「ワールドカップ」に

          私と、サッカー。第1話『~2006・出会い~』