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100万再生超えた動画についた800件のアンチに”傷つかない”僕の対策。無駄に傷つくのをやめる方法。

記事の本編は完全無料で読むことができます。

タイトルの通りです。TikTokで構成を練ってバズを生むのにハマっていた矢先,こんな動画ができました。1000件以上のコメントがつき,十数秒の動画が与えた影響に興奮しました。

そのうち8割ほどが批判的なコメント。同じ様に批判されてる人が必要以上に傷ついているのを見て,意識的に傷付かない様にする工夫について書けないかと思いました。

本記事は実際に頂いた批判コメントを紹介しつつ,傷つかない様にする方法の提案をしていきます。投稿者はぜひ参考にしてください。

実際に読んだコメントを紹介するとき,それが攻撃を意図して発信されたものに関しては,以下の前提のもと読んでください。

攻撃に使う言葉は,あなたがそれを受け取った時の心情に共感し,十分に痛いと感じるものが選ばれる。
つまり攻撃用の言葉は,使用者のそれに対する恐怖を,多かれ少なかれ示す。

それでは始めます。
(以下,引用に「」のついたものは原則頂いたコメントです。)

1.炎上はなぜ過剰に恐れられるのか

TikTokを伸ばすポイントに「賛否分かれる内容である」「ツッコミどころをつくる」「自分語りを誘発させる内容である」などがあります。
(これは有名なものもあるし経験則もある。)

どれもコメントを書かせるためのもので,コメントが多い動画を運営のAIが選択して拡散する設計に依ったもの。本動画はその中で否定的な人が多く集まりました。

書き込みを隈なく読んでいるうちに気づいたことが,

必要以上に「批判や炎上は怖いもの」と認識している人が多い。

「炎上して焦ってるな笑笑」
「こんなに言われてるのになんで消さないんだろ笑」
「裏で嫌われてそう」

あなたが書いた呟きに批判コメントが集まったとします。数え切れないほどです。怖いでしょう。ただ,何故怖いのでしょうか。

思うにこれは,共同体からの孤立に対する恐怖より派生したものです。

TikTokでは特別中高生ユーザーが多く,彼らは共同体選択の自由度が低い。
更に一度選択してしまった場所からは三年間は離れられない原則のもと,時間を過ごすことになります。

そんな社会の中での孤立,異端と認定されることの恐怖が,炎上に対する恐怖を増幅させます。(これは地元を離れられなかった方など共同体選択の自由度が低い社会人を勿論含みます。)

炎上したこと,嫌われている姿に過剰反応される方は「共同体選択が自由にできず,孤立に対して過剰な恐怖を持つ人間」と考えていいでしょう。

【補足】
今回はイメージが仕事に直結する芸能人などの炎上を対象としていません。彼らは仕事を失う(場合によっては賠償金を科される)別種の恐怖があります。同じに考えない様にしてください。

2.周囲の「正しい」に囚われすぎている

どんな事柄にも賛成派と反対派がいます。豊満に悪評がある「浮気」にだって賛成派がいます。賛成派にとってそれは「正しい」だし,反対派はその逆が「正しい」。

「正しい」の判断は各個人の考え方に依存し,あなたは他人の考え方を自由に操作できません。「正しい」と発言した母数の最も多い対象が一般に「正しい」とも限りません。

仮にある人の「正しい」を叶えたとして,更には常に多数派の「正しい」を叶えたとして,必ず反対派が存在し,十中八九あなたを攻撃する人は現れます。

他人の「正しい」を生きる意味,ありますか。

あなたは「あなたの正しい」に則って投稿したはず。批判があれば,「そんな正しいも存在する」と片付ければいいのです。他人の「正しい」を気にしすぎているから疲れるのです。

【補足】
"批判を受け入れる姿勢が大事だ","批判から学ぶこともある”などの考えに対しては確かに批判から自分の意見が変わることもあるが,意見が変わったならそれは新しいあなたの「正しい」であるのだから,やはり自分の「正しい」にのみ生きていいと僕は思います。

3.「定義づけ」の破壊力

昔,当時の知見では理解できない現象を説明するために「妖怪」が創られたそうです。(第1回共通テスト「国語」にありました。)

周りには誰もいない,場所に関係なく,我々を攻撃するモノがある。
大きな音と光を発し,攻撃された人間はほとんど即死である。

雷について知らなかった時代,この"モノ"対する恐怖は想像に余りあります。

ただ一度「雷神様」だと決めつけてしまえば,対策も思いつく。何に起因して発生するのかも想像できる。加えて「雷」と命名してからは,当たってしまった時の恐怖はあれど,天気とのある程度の相関や,自分に当たる確率の低さを理解でき,必要以上に怖いと感じることが無くなりました。

「知らない」は恐怖の塊です。そして僕たちはこれを等しく持ち合わせています。逆に「知っている」状態にすれば,余計な恐怖は感じなくなるはずです。

つまり,攻撃してきた人間のことを知っていればよい。
地表に落ちる光線を「雷」と呼んだ様に,彼らに名前をつけてあげればよいのです。

ここで重要なのが,攻撃してきた人間がどんな人間であるかを勝手に「定義づける」こと。(自分の「正しい」に則るということ。)

「1.炎上はなぜ過剰に恐れられるのか」で僕は,

炎上したこと,嫌われる姿に過剰反応される方は「共同体選択が自由にできず,孤立に対して過剰な恐怖を持つ人間」と考えていいでしょう。

と言いました。これも勝手な「定義づけ」です。

ある意味で相手と真剣に向き合い,相手を理解しようとする姿勢が必要です。
この理解が正確かどうかなど問題ではありません。あなたの中で「正しい」論理に基づいて「定義づけ」できるかが大切です。

「なぜこの人は〇〇なコメントをしたんだろうか。」
「きっと××な背景があるんじゃないか。」
「ああ、なるほど。△△な人間なんだろうな。」

これだけで相当心が軽くなると思います。「知らない」状態は本当に怖いのです。

4.勝敗から降りるということ

一つ前の見出しで示した「定義づけ」は,あなたの心を軽くするため,頭を整理して余計な恐怖を感じないためのものであり,「あなたはこんな人間で低俗であり,私の方が格が上である」などと「相手を負かす」ためのものではありません。

そもそもこの「勝ち負け」を考えているから辛くなるのです。
コメントの言い争いで勝利した程度で,心地よさを感じすぎているから,敗北が痛すぎるのです。

意見を見た時には,言葉の意味そのものと向き合う。

しかし向き合うと言ってはいるもののここにはある程度の「無関心」が必要です。

意見の本質以外には興味がない無関心。その先の,誰がジャッジするかもわからない,それが正当かもわからない,まず正当である必要があるかもわからない曖昧な勝敗に興味を示さない無関心です。

これも前項と同じくらい効力が大きい心構えです。

【コラム】定義づけの面白さ
この「無関心」を手にした上での「定義づけ」ですが,実はこれが心を軽くするだけでなく,「定義づけ」自体が非常に面白くなります。
言葉だけに着目して,相手に名前をつけてあげます。
動画でも取り上げましたが,僕の元にきたコメント「こんなことを送るお前(僕のこと)が幼稚で草」に「そんなユーモアあふれる彼女は素敵だ」と返信したところ,「それ,皮肉ですよ汗」と横槍を入れられました。
皮肉は明らかなのに皮肉だとわかっていないと思われたのは何故なのでしょうか
恐らく傷付かない僕を見て違和感を感じたからでしょう。
「皮肉を言われたなら傷つくものだ。そうでなくては困る。
だって今まで皆そうだったんだから。私の人生に矛盾が生じてしまう。
「せっかく相手を傷つけられる機会,痛がってくれないと面白くない!
これでどうや!!」
元々皮肉は相手がそれに気づくのと同時にその皮肉に対してダメージを受ける人間でなくては効果がありません。
容姿を気にしない人の体型をいじっても微妙ですよね。
そのことに気づかせてくれる人と1度も出会えずに生きてきたのでしょう!
「やあ、初めまして!!君の人生の例外です。」
この方は「皮肉が無条件に効いてくれないと自分の人生に矛盾が生じる」不安に囚われた人間と名付けましょう。実はこの後コメントにいいねをしたらすぐ消されてしまいました。何かに気づいたのでしょうか。それともそのまま…?
たった9文字の羅列で彼の背景まで推測できる。なんて楽しいんでしょうか!
これに気づいてしまったら数百件の批判コメント(肯定コメントにも勿論これができるので1000件以上のコメント)が御馳走の山にしか見えません!!
さあ!!記事を読み終わったらすぐに「定義づけ」を!

”傷つく”箇所はある程度選択できる

あなたへの誹謗中傷は無くなりません。無くなるとすれば,あなたがSNSを辞めたときです(物理的に見えません)。

”傷つく”こと自体は非常に貴重で楽しい経験です。
「これで私は傷つくのか…!私はこの話題に拘りを持っていたのか。確かにこの拘りは持っていてもいいかもしれない。」など,まだ定義できていなかったあなたの「正しい」が発見できます。

そんな美味しさいっぱいの”傷つき”世界では,他人の「正しい」に違反したことに気づき自分を矯正しようとしたり,漠然とした他人からの曖昧な評価に自分を委ねたり,そんな他人との口論の勝敗にいちいち緊張したりすることに,無意識に拘った所以の傷つきも存在します。

その為,拘りを意識的に選択することで,ある程度”傷つき”も選択できるようになるはずなのです。

今まで無意味に傷心していませんでしたか?


本編は以上です。本記事の感想はTwitterで僕のアカウントをタグづけして投稿していただけたら,読ませていただきます。(@clayton_keichiです)

以下有料版の+αを書いていきます。
+αでは僕が実際に定義した例をもう1つ本記事を他の場面で応用する方法(例には受験勉強を挙げます)を紹介します。 

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