著作権法に引っかからない「正しい」引用の仕方
イントロダクション
新学期が始まって2ヶ月。授業内でのレポートや中間レポートなどを執筆した方も多くいる時期でしょう。そのレポートの中で「引用」を利用した人はどれくらいいるでしょうか?正しく「引用」をしなければ単位を取得できないだけではなく、「著作権法」により剽窃とみなされ刑事罰の対象になり、懲役や罰金などといった罰が科される場合もあります。
今回は著作権法に引っかからない「正しい」引用方法を紹介します。引用した際の参考文献の書き方も紹介するので期末レポートが控えている学生は要チェックです!
引用の種類
引用には代表的なものに3つの方法があるのをご存知ですか?
「直接引用」「ブロック引用」「間接引用」の3種類についてそれぞれ説明をします。
直接引用
引用元の内容を変更せずに短文を引用する方法です。引用部分は必ず「」(かぎかっこ)でくくり、引用元の誤字脱字も変更せずに引用する方法です。文中に「」(かぎかっこ)がある場合は、『』(二重かぎかっこ)にするというルールもあります。
ブロック引用
引用元の内容を変更せずに、長文を引用する方法です。引用部分を上下1行ずつ開け、2文字下げた状態から記述し始めましょう。記述する際は、「」(かぎかっこ)はつけず、そのまま引用しましょう。
間接引用
引用元の内容を自分で要約し、変更した状態で記述する方法です。最も“剽窃”と間違われることの多い引用方法のため、必ず出典を明記しましょう。引用元の文章をそのまま記述しないため、「」(かぎかっこ)は不要です。
出典(参考文献)の書き方
引用をした場合、必ず出典(参考文献)を明記しましょう。引用した媒体により出典の書き方が異なるので、自分が引用した媒体に合わせて出典を記述するようにしてください。今回は多く使われる「図書」「webサイト」の出典の書き方を紹介します。
まとめ
引用をすることで自身の意見に対して根拠付けをすることができ、レポートの質も向上するメリットがある一方で、上記のようなルールを守らず引用を行うと剽窃として刑罰が下される可能性があります。期末レポートを書く前に、今一度引用方法を学び、「正しいレポート」を提出しましょう!
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【参考文献】
水野 学.センスは知識から始まる.朝日出版社,2014,p.19
博報堂 ヒット習慣メーカーズ著.中川悠 編集.カイタイ新書 何度も「買いたい」仕組みのつくり方.三松堂印刷株式会社,2020年,p34
伊藤羊一.1分で話せ.SB クリエイティブ株式会社,2018年,p24
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