JANOG50 Meeting 参加レポート(Part 2)
Part1はお読みいただけましたでしょうか?
こちらの記事はJANOG50 Meeting 参加レポート(Part 1)に続くレポートになります!
■プライベートピアリングへの第一歩
「プライベートピアリング(以下PNI:Private Network Interconnect)」とは、専用回線などで1対1で繋いで行われるものを指します。(逆に、インターネットエクスチェンジ(以下IX)などを介して行われるものは「パブリックピアリング」と言います。)
プログラムの中では、PNIの進め方やメリットデメリットをお話いただきました。
PNIについて概要から説明していただいたので、導入から理解しやすく、当該内容に携わったことがなくてもすんなり耳に入りました。
PNIはIXなどを介さず2社間での責任となるため、トラブルや障害に関しても2社間で対応する必要があります。
そのため、基本的には冗長構成を組み、さらに障害時の迂回ルートも考慮しているとのことでした。
議論の中で、海外の方とのやりとりにおいて、「ポートの若番のことをなんと伝えるべきか?」という話題があり、「Lower Number」や「Younger Number」など、皆さんの試行錯誤を聴くことができました。
やはりSEには、技術力はもちろんですが、認識の齟齬を防ぐためのコミュニケーション力も必要なんだなと感じました。
また、携わったことがない技術内容でも、登壇者様や議論参加者様が実際に見舞われたトラブルやその対処についてのディスカッションは、「勉強になる」の一言でした。
■IPv6シングルスタック運用裏話
次は、インフラの刷新に合わせ、新たな運用スタイルを模索する、というプログラムです。
大きなテーマとして「SIerからの脱却」を掲げられており、SI事業を生業としている弊社としては非常に耳の痛いテーマでした。。。
ただ、運用においてユーザ側がSIerの何を問題点としてとらえているのか、という視点は中々持ちえないものであり、逆説的に考えればそれらを解消していく動きを取っていくことが、新たな価値を提供することにつながるのかな、と考えさせられました。
■JANOG50 NW Team IQLA (いくら)超々々快適ネットワーク提供にむけた挑戦
会場内ネットワークを構築した、学生さん含めたボランティアチームのプログラム。
参加に至った経緯、WANチーム/LANチーム/無線チームに分かれた準備から設営までの進め方や、トラブルに関する共有などお話頂きました。
登壇されていたのは学生さんだったのですが、構築時の苦労話などは実際に業務の中で近しい経験をしたこともあり、実業務に関わる前でも、良い経験を積む機会ってあるものだなーと感じました。
※「ひたすらケーブルをかしめていました」はクスッと笑えました。
ちなみにチーム名のIQLAは「Internet Quick Launch Agents」(インターネット緊急構築工作員)の略語だそうです笑
現地参加すると、、、
JANOGとは直接関係はありませんが、現地参加するとその地域の名物や美味しいごはん、観光なんかもできるのが、楽しみの1つでもあります。
今回は観光する時間はありませんでしたが、函館の美味しいごはんはバッチリいただいてきました!
イカのお刺身はまだ動いていて、新鮮でぷりっぷりでした!
家に帰るまでが「JANOG」
3日目を終え、JANOGの余韻に浸りながら会場を後にし、函館空港へ。
帰りの飛行機に乗って、お家に帰って、ゆっくりお風呂に~、なんて思っていた矢先、、、
まさかの、飛行機が大遅延。。。
3日間を振り返る時間が作れたと前向きに捉えて待機し、無事に帰途につきました。
参加人数が過去最多の3000人超(!)だったこともあり、とても熱のこもった3日間でした。
私たちが「JANOG50 Meeting@函館」に参加してみて一番に思ったことは、「現地参加してよかった!」ということです。
もちろん、オンラインでもプログラムに参加し議論できるのですが、現地参加すると、こんなメリットがあります。
・協賛ブースで多くの企業様の展示を見て回れる
・プログラム登壇者様と直接会話ができる
このようなイベントでの人や技術との出会いは、自分自身への刺激になりますし、エンジニアとして現地参加する価値は大いにあると感じています!
次回の「JANOG」はいつ?どこで?
次回の「JANOG51 Meeting」は、2023年1月25日~27日に、山梨県富士吉田市で開催されます!
山梨県富士吉田市は、富士山に限りなく近い町で、富士急ハイランドもあるそんな場所です。
ご興味ある方は、是非参加してみてはいかがでしょうか?
JANOG50参加レポートは以上となります!
最後までお読みいただきありがとうございました!
クラスアクトについて
”世代を超えて永続する一流の組織であること””ここで働く人が自分らしい幸せを感じられること”
これこそが、クラスアクトが目指す会社のあり方です。SDGsの達成目標にもある通り、働きがいも経済成長もある社会の実現に貢献していきたい。社員のみなさんが、出産や育児などのライフイベントを楽しみながら、一流のエンジニアを目指せる環境を用意していきたい。そのように心身ともに健康に過ごせる環境で、技術力を高めてお客様により高度なサービスを提供することが、お客様に選ばれる最高のエンジニアを多く輩出すること、ひいては日本のITインフラを支える企業になることにつながると信じています。
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