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【受験記】AWS SAA-C03試験に合格した話

こんにちは。株式会社クラスアクト インフラストラクチャ事業部の者です。
本記事では、私がAWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト (SAA-C03試験)に合格した際の勉強法や感想についてアウトプットしていきたいと思います。

AWS SAA-C03 認定証

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトとは

公式サイトより引用します。

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイトは、幅広い AWS のサービスにわたる AWS テクノロジーに関する知識とスキルを示します。この認定の焦点は、コストとパフォーマンスが最適化されたソリューションの設計にあり、AWS Well-Architected フレームワークに関する深い理解を示します。この認定は、認定された個人のキャリアプロファイルと収益を向上させ、利害関係者やお客様とのやり取りにおける信頼性と自信を高めます。

この試験では、コーディングの深い実務経験は必要ありませんが、基本的なプログラミングの概念に精通していると有利です。


学習開始前の知識状況

AWS SAAの学習を開始する時点での状況は以下の通りでした。

  • インフラエンジニアとして3年目

  • 普段はサーバ系の運用保守業務に従事(LDAP/ADなどを日常的に管理)

  • LinuCレベル3/CCNA/情報セキュリティマネジメントを取得済み

  • AWSについては全く触れたことがない初学者

勉強方法

使用した書籍・動画講座・問題集など

①Udemy動画講座
【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座

②書籍
AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト 改訂第3版 (AWS認定資格試験テキスト)

③Ping-t WEB問題集
AWS ソリューションアーキテクト - アソシエイト(SAA-C03)

④Udemy模擬試験
【SAA-C03版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)

具体的な学習の進め方

まず、①のUdemy動画講座を視聴しながら、試しにAWS上にサーバやネットワークを構築してみました。
実際にAWSに触れてみることで全体のイメージがついたので、その後は②の書籍を読んで、試験範囲の内容を詳細まで理解しました。
続いて③Ping-t WEB問題集を全問題コンボ(2回連続正解)状態にするまで解き、最後に④のUdemy模擬試験を解いていきました。

④Udemyの模擬試験は少し捻った内容の問題が多く、難しく感じました。Ping-tをフルコンボにしてから解いても、初見だと50~60点くらいしか取れなかったです。(7割程度以上取得で合格)

Ping-tの合格体験記に「Udemyの模擬試験は難しすぎるからやらなくても良い」と書いてあったこともあり、Udemyの模擬試験は7割程度正解できるようになった段階で区切りをつけ、以降はPing-tの問題だけを解くことに集中しました。

最終的には、Ping-t版の模擬試験のような立ち位置にあたる「Well-Architected Frameworkに基づいた設計」の分野の問題をひたすら解いて、正解率8~9割の状態にしてから試験に向かいました。

試験対策としてはPing-tがかなり優秀なので、Ping-tに力を入れることを強くお勧めします。
AWSのPing-tは全11分野中10分野が基礎知識を問う問題で、最後の1分野である「Well-Architected Frameworkに基づいた設計」が本試験を意識した模擬試験形式になっていますので、この分野を解けるようになることが一番大事です。
逆に言えば、この分野をちゃんと理解して解けるようになれれば合格できると思います。

Ping-t WEB問題集のAWS SAA問題は、2024年2月7日現在では完全無料で利用することが可能です。
Ping-tサイトのリンクは以下になります。 ※利用には会員登録が必要です

総学習時間

この試験の学習に費やした時間は約200時間程度でした。
Udemyの動画を視聴しながらAWSを実際に触ってみるハンズオン学習に、100時間程度使ってしまったため、試験を受けられる状態になるまでにかなり時間がかかった印象でした。

試験結果

試験結果は以下の通りでした。
スコア 796点 / 1,000点
 
※合格に必要なスコアは 720 点

なお、試験には以下の4分野の問題が出題されますが、
合否はあくまで合計スコアに基づいて決定されるようです。

第 1 分野: セキュアなアーキテクチャの設計 30%
第 2 分野: 弾力性に優れたアーキテクチャの設計 26%
第 3 分野: 高性能アーキテクチャの設計 24%
第 4 分野: コストを最適化したアーキテクチャの設計 20%

試験のスコアレポートより抜粋

感想

試験の難易度的には、「CCNAやLinuCレベル2よりは簡単」という印象でした。AWSの用語とサービスをある程度理解したうえで、
「セキュアで、可用性が高く、コスト最適なアーキテクチャとはどのようなものか」という問いに対する理解ができていれば、難なく解ける問題がほとんどでした。

上記のような内容を問われる試験のため、LinuCレベル2~3を取得済みだと内容が理解しやすくて良いかもしれません。
ネットワークについては深い部分までは問われませんでしたが、
書籍などでも、ルーティングやサブネットの概念は知っている前提で話が進みますので、基本的なネットワークの知識はあった方が良いと思います。

なお、試験対策としては遠回りになってしまうかもしれませんが、
Udemy動画講座がとても面白かったので、AWSを実務で使ったことがない方には、動画講座でハンズオン学習してみることをおススメします。

後に現場でAWSを使う機会があったのですが、ハンズオン学習をしていたおかげで現場でも迷いなくAWSに触れることができました。
なにより、ハンズオン学習を通して「クラウドは本当に面白い!」と感じ、
学習意欲にも繋がったので、AWSに触れてみることは大事だと感じました。

ということで、今回はAWS SAA-C03試験の受験記について書いてみました。
今後も常に新しい技術を学ぶ姿勢を持ち続け、実力あるエンジニアを目指して日々精進していきたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!


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