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パーソナルティーチャー制度

クラーク記念国際高等学校が作った制度に、パーソナルティーチャー制度があります。最近は他の学校でも取り組んでいることがあるようですが、まだまだ一般的ではない制度。ぜひ、皆さんに知っていただきたいと思います。

4月になると新しいクラスとクラス担任が発表されて、「あの子と一緒になれた」とか、「あの先生苦手だな~」とか感じる人も多いのではないでしょうか。

一方で、クラスの雰囲気が合わないことや、担任の先生の相性が合わなかったりで、学校に通うのが楽しくなくなってしまった人もいると思います。


パーソナルティチャー制度の説明を真剣に聞いています

クラーク記念国際高校では、そういった生徒の声を受けて、「パーソナルティーチャー制度」を導入しています。
これは、「先生が生徒を選ぶ(クラスを決める)」のではなく、「生徒が先生を選ぶ」制度です。

生徒たちは始業式に行われる「パーソナルプレゼン」で各担任の先生が話す、目指すクラス像、強化するポイントなどが書かれたマニフェストと、先生たちのPRを聴き、今年1年の担任の先生を決める用紙を提出します。
※人数配分などで、第2希望等への移動はあります。

ですので、体育会系の先生には、運動好きの生徒が集まったり、文化系の先生にゲームやアニメ好きの生徒が集まったり、クラスの特徴が強く出ます。
人数や男女比も大きく異なることがありますが、ある程度は生徒の希望を尊重します。

各先生が集めたい生徒、クラスのポイントを熱弁します

先生は選ばれる努力、クラス運営が問われますが、生徒にとっても自分の選んだ先生に責任をもってついていくという、双方に信頼と責任感が生まれます。

クラスメイトも同じ目標を持った生徒が集まることが多く、クラス運営や友人作りでもよい影響がでています。

体育祭で勝ち負けが極端についたり、合唱コンクールで男女比で苦労したりすることもありますが、クラスで支えあうことができ、メリットの方がずっと大きい制度です。

どの先生を選ぶか真剣に生徒は話を聞いています

仙台キャンパスでも新入生、在校生に新年度のパーソナルティーチャーによるプレゼンが行われました。
2024年度、どんなクラスになるのか楽しみですね。

選ばれる先生は一番緊張する制度です(汗)


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