安部首相の辞任よりも

私は自分のことや、自分の周りのことの方が心配だ。たしかに仕事については自動車産業と密接に結び付いているから、また、音楽活動も政府の方針などを全く無視できるものではないから、また、日韓の話についても政治が関係ない訳ではないから、気にならないことはない。

気にならないことはないレベルで気にするとすれば、国際情勢とその中における日本の舵取りが一番、気になる。安部さんの数々の外交行為を、次のリーダーはどう受け継いで、どう動いていくのか。

そういった意味で石破さんは、面白い。単純に好感が持てる。イケメンの小泉さんより、よっぽどだ。強面のようでお茶目、右翼ゴリゴリのようで物腰柔らか、軍事強硬派のようで兵器オタク。いずれもギャップ萌えなのか？

誰かが言ったように、「政治家は人気投票」だ。安部さんも、あのスラッとした出立ちと育ちの良さがなければ、これまでの長期政権=人気を維持できなかっただろう。今の自民党にキャラが立っていて、人気がある人はそういない。ほとんどみんな、いわゆる、「ただのおじさん」だ。そんな中では、石破さんか、小泉さんだろう。河野さんも惜しいが、二人には及ばない。令和おじさんこと菅さんは「おじさん枠」で継投はあり得るだろうが、長期は難しいだろう。

敗戦後、もはや75年も経っている。3半世紀だ。そろそろ、健全な形で、日本たることを語っても良いのではないか。アジアの中の日本を、もう一度しっかりと、議論すべきではないか。石破さんには少し期待できそうだ。他は知らない。ただ、軍事・外交的な発言の節々に、健全な思考が見え隠れするのが好ましい。

まあそれよりも、政府が云々よりも、もっと自分のことちゃんとやるべきだと、自戒の意味も込めて言いたい。政府の長が変わると、もちろん何かしら影響はあるだろう。だが、本質的に、根本的にはほとんど関係ない。ドラマの半沢直樹と一緒だ。次、どうなるんやろ！これだ。
みんな各自の役割で、各自の生活があるだけだ。首相なんて芸能人みたいなものだ。そんなことはあまり気にせず、自分のこと、自分の周りのことを粛々と、やっていこう。もう一度、自戒の意味も込めて。

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