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サッカークラブができるまで#1

はじめまして。CLANS TOKYOと申します。この度は弊チームに興味を持って頂き、ありがとうございます。我々は、2019年夏に発足した社会人サッカークラブで、2020年度より東京都4部リーグに参戦します。(コロナウイルスの影響で開幕が延期になりました)
できたばかりのクラブですが、「サッカークラブの作り方」を公開して、"オープンソースなクラブ"として継続していきます。
クラブ立ち上げの理由や、なぜ作り方を公開するのかなど、色々なことをこれからnoteに書いていきたいと思います。記念すべき第一弾スタートです。

そもそも、なんでサッカークラブを作るの?

リーグ戦が始まってない状態で、「お前らはまだ本当の難しさを分かってない!」って言われちゃうかと思いますが、ゼロからサッカークラブを作るのってめちゃくちゃ大変なんです。。(それについては、次回以降色々と書いていきますが...汗)
それなのに、何でわざわざ自分たちでクラブを作るのか。
僕たち運営スタッフ数名の友人同士、自分たちでサッカーをプレーすることはなくとも、毎週末スタジアムや、DAZNでサッカーをよく見ている、いわゆる”見る専”のサッカーファンでした。しかも、どちらかと言うと、シーズン中より、オフシーズンの補強動向の方がワクワクしています。笑
それ以外の、サッカーとの関わりだと、ウイイレだったり(僕ら世代はFIFAよりもウイイレやってきたんですね~笑)、サカつく等のゲームが中心です。ウイイレも、★×6に勝つことより、自分が理想とするフォーメーションを完成させることがゴールでした。
サッカーをプレーする・見る・応援する以外の、マネジメントっぽいことに興味があるのに、現実世界でそれを体験できるチームや仕組みってないよなぁ...そんなピュアな疑問が、クラブ設立のキッカケです。
そして、僕ら数名が抱いていたこの気持ち、絶対他のサッカーファンも支持してくれる!そう思って、『みんなで作るサッカークラブ』を始めようと思いました。

なぜ作り方を公開するのか

ただのアマチュアクラブである我々がなぜ"サッカークラブの作り方"など公開するのか。それは、先述した通り『みんなで作るサッカークラブ』つまり、ファンコントロールドクラブというものを目指しているからです。

キャプチャ

クラブの意思決定やマネジメントにファンの方が関与するようなクラブを目指します。我々と同じく今シーズンより都リーグに参戦する本田圭佑氏で話題となったONE TOKYOと似てますがパクった訳ではありません笑。

サッカークラブのビジネスモデル

急に畏まったタイトルですが、アマチュアクラブではあるものの、自分たちでクラブを作る・運営していく事にしたので、既存のプロクラブのビジネスモデルをリサーチしてみました。

■浦和レッズの損益計算書
(出典:https://www.urawa-reds.co.jp/club/managdata.php)

図3

Jリーグで最もファンが多い、そして圧倒的に熱量の高い浦和レッズの収益状況です。あの浦和レッズですら、営業収入(売上)が75億円強、営業利益は900万円という状況なのです。全国・アジア規模での知名度、圧倒的なファンを保有するクラブですら、かなり厳しい財務状況にある事が分かります。

赤の網掛け部分の営業収入(売上)のうち、約半分程度が広告収入、次いで入場料・グッズといったファンからの収入が主な収益源という事になります。

これも浦和レッズに限った話ではない私見になりますが、サッカークラブは利益を多く残して、ピッチで結果を出せないという状況になってしまうと、ファンとの間にハレーションを生むことにもなるので、収入は主にチーム人件費にまわすという考え方が強く、営業利益を作れていないチームが多いと思います。
(※1)「Jリーグ分配金」には賞金は含まれていません。「その他」には選手移籍関連収入、賞金、出場料、出演料、スクール収入、育成(アカデミー)関連収入等が含まれています。

■Jリーグ各クラブの経営状況(単位:百万円)
(出典:https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-h30kaiji_4.pdf)

Jリーグ PL

J1各クラブ合算での損益計算書をみても、スポンサー収入に大きく依存したビジネスモデルであることが分かります。2017→2018シーズンにかけてスポンサー収入が+57億円とありますが、うち約44億円はヴィッセル神戸、つまりイニエスタ効果という事ですね。

ここまで、ダラダラと書いてきましたが、つまり何が言いたいか?
僕はあるJリーグクラブのファンで、年間20試合以上はスタジアムに足を運んでいます。しかしグッズは、ほとんど持っていません。レッズの損益計算書も見て思ったのですが、ファンは作れても、彼らがお金を落としたいと思えるグッズやコンテンツが不足していることが、Jクラブの収益を向上させる上での課題の一つかなぁ、と思いました。偉そうな事を言ってすみません、、汗

そんなサッカークラブの課題を、僕らが構想しているファンコントロールドクラブで解決の一助にしたい、という野望を頂いています!


とりあえず初回はこのぐらいにしたいと思います。次回も読んでくれたら嬉しいです。


ps. 選手、スタッフ共に募集中なので興味ある方ご連絡お待ちしております。



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