お茶に願いを

6月5日

満員電車、今日はいつも以上に嫌になった。私鉄からの乗り換えは普段よりさらに牛歩で、乗り換え先の各駅停車を一本逃すほどだ。急行は異様に混んでいたし、地下鉄への乗り換えも牛歩。その列の端に空間があり、空間に抜け出して前に進む人がいた。誰もその道を歩いて行かないということはなんらかの不文律があるのだろう。私も、これがなんの列か不明で耐えかねてガーターへ歩き出そうとしたら、目の前にいたスーツの人が左ひじを張り、私が前に進むことを阻止しようとした。そのちょっとした動きが、なんかとても嫌だった。私がガーター進んだところで、その先にはびっしり人の並んだ列が道を塞いでいて、どの道うまく前には進めなかったかもしれない。必要な不文律だったかもしれないが、通勤の間にこういうのが連続することはとても嫌だった。しかも、ポケットに入れていたはずのクシを失くしたようだ…そんなに高いものではないけど物への愛着があったから、朝から悲しい。

色んな人から頼まれごとがあって、切り替えができた。修行ってありがてえなあ。


入管法反対の意を示すこととしての「お茶アクション」めちゃくちゃ和むんだが…

今回の集会は一番アツかった感じがする。難民・移民フェスの人たちがデモ参加者にお茶を配布していて、私はミャンマーのミルクティーを頂いた。優しい香りに、驚くほど気持ちが良くなった。飲んだのは少量だけど、その余韻は深かった。「お茶に願いを」良い言葉だな。

私は20時過ぎに退散したけど、そのあともなかなかアツかったようだ。


帰り道、なぜ私はこんなに入管法に関して熱心なのか考えた。2年前に入管施設でスリランカの人が亡くなったことを機に、なにが起きたのか、行政がその後どんな対応をしたのか、気になったことがきっかけだった。施設で人が亡くなっているのに、詳しい事実を「亡くなられた方の尊厳」を盾に明らかにしなかったこと。委員会での法務大臣、入管側の言動が出鱈目で不透明であること。外国人を嘘つき扱い、犯罪者扱いしているのに、行政側だって嘘ついてばかりいて全く信用できないこと。

2年前、一度見送りになったにも関わらず今年ふたたびゾンビのように同じ姿で出現した入管法改案を、なんとかぶちのめさなくてはと思ってこのように行動している。


明日、強行採決されちゃうかもしれない。法務大臣への問責決議案を出せば、明日のところは多数決取らないで済む。議員に、問責決議案を提出してくださいーとFAXした。

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