A Life Is Pure and Muddy(レッスンで褒められた話)

Brightureというオンライン英会話学校でかれこれ2年以上受講しています。

ここ1年ほど発音中心に受講していたのですが、最近はアウトプットを頑張りたくなってきたので、RWというライティングに特化した科目と、LSというリスニングとスピーキングの科目メインに切り替えています。

今回はそのRWでめっちゃ褒められたよ!という自慢話です。ほんとレア中のレア。こんなこともう2度とないかもしれない。

RWは事前に宿題として、先生が指定した記事のサマリーと書く・先生が出したお題の作文をし、レッスンでその添削をするという内容になっています。書く形式が厳密に決まっていることも多く、慣れない私は当然宿題に苦しむし、直しもどっさり。

いつも受講している先生は発音でもお世話になっているのですが自他ともに認める厳しい先生で、とてもニコニコ人懐っこい語り口でばんばんダイレクトに指摘してきます。その歯に衣着せぬ姿勢がとても好きで受講してるので、まさかこんなに褒められることがあるとは!!!

今回のお題は"Tell the story of your most favorite international movie."で、指定の形式はNarrative Writing。すぐにどの映画について書くか決まったし、書きたいこともすぐに思いついたけど、そういう時ってあれこれ書きたくなって冗長になりがちだし、結びが難しいんですよねえ。特にconclusion。日本語と違って、ふわっと終わらせると、途端に英文ってクソダサになってしまうという印象があって、ぼんやりとしたイメージをどうビシッと締めるかにレッスン1時間前まで苦戦してました。

題材として選んだ映画は「サイダーハウス・ルール」。これ、俳優もストーリーも音楽も、全てがめっちゃ良い映画です。エッセイにも書いたけど、主演のトビーマグワイアの瑞々しさとシャーリーズセロンの神々しいまでのアメリカンビューティーっぷりが素晴らしいの! 興味のある人は是非是非です。

まさか、この青年が初代スパイダーマンになり、この美女がフュリオサになるとは思わなんだよ。役者ってすごいですねえ。

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さて、肝心のエッセイはこちら。

エッセイの中では、「サイダーハウスルール」のどこが良いかを私の体験を交えて書きました。私は郊外出身で、この映画が公開された頃は大学生。都心の大学でしたが、毎日長い時間かけて退屈な郊外の実家へと帰る日々で、レンタルビデオショップで映画を借りて観るのはめっちゃ心満たされる体験だったんだよ、という話をしています。またこのビデオショップ、旧作のセレクションがなかなか良くて、ミニシアター系の映画も多く扱ってたんですよね。で、2泊3日3本990円(最新作OK)という素晴らしいプランがありまして、私はよく週末に借りて夜中にひとりシネマラソンを開催していた訳です。ああ、素晴らしき大学時代! モラトリアム感満載ですね。で、ほとんど勉強しなかったので今苦しんでる訳ですが。

で、書いたエッセイはこちら↓です。添削反映済み。

A Life Is Pure and Muddy

I love watching movies. When I was younger, the rental VHS shop near my house had an attractive selection. There were a lot of tasteful movies there, from famous Hollywood films to unique low-budget ones. On weekends, I often choose three movies and marathoned them alone in one night. "The Cider House Rules" that I discovered during these days, is still my favorite movie of all time.

The film is a story of a young orphan boy growing up. The orphanage where he lived was run by a hospital and that had done abortions which were illegal at this time (The world war II ). Homer Wells, the main character, helped a doctor in this hospital, but he always wondered about the act of taking a life even though the doctor explained to him that it is for women who had no choice and no protection. At the same time, he had a strong admiration for the outside world, and decided to leave the orphanage.

Toby Maguire as Homer is really great. His fresh performance is a perfect representation of Homer's sensitive, sincere, idealistic, yet naive character. I can't think of a better actor than him to play Homer, who is puzzled by the difference between his ideals and reality and explores how he can live in a world full of contradictions. Plus, Charlize Theron, who acts as Candy, the woman Homer falls in love with, is also remarkably beautiful. Her golden hair and honey-colored skin made me swoon just like Homer did. Of course, she is always stunning in other movies, but in this she is like a goddess.

I do not want to be a spoiler, so I will not tell too much about the story. One thing I can say is that what I learned from this movie is the meaning of the phrase "A life is pure and muddy". It means that our life has many contradictions and wrongs that we have to accept, even if we live with honesty. And nobody should force the definition of happiness and justice for others.

Did this movie change my life or my way of thinking? The answer is no. However, there is no doubt that this beautiful film, which I saw when I was young and sensitive, has become a part of my current sense of values. When I watch a movie, I can see a landscape I have never seen before, experience things I have never done before, see values I have never known before, in other words, experience a life different from my own in two hours. What a fullest experience for a girl living in the less exciting suburbs. This movie reminds me of those days.

今回の勝因は、おそらく、①好きな題材であったこと、②普段から本を読んだりpodcastを聴く習慣があったこと、③思い切りかっこつけたこと、の三点かと思います。

①は言わずもがな、好きな内容なら書くのも調べるのも苦じゃないんですよね。だから何を書くかぱっと構成がイメージできたのは大きい。構成は本当に大事。本当にいい映画なんですよ〜。ほんとに大好きなの(しつこい)。あんまり知名度ないのがすごい不思議。

②は、普段から読んだり聞いたりすることで、良いとされる文章のリズムや言葉選びの感覚を無自覚に身についてきているのではと。特に今回のようなエッセイは、こちらの感情のうねりに読み手を引きこみたいので、音読したときのリズムが気持ちいいかが大事だなあと思ってます。私は読書の時もよく音読して気持ちを盛り上げるんですが、そんな感じで声に出したくなる英文にしたいなあと思いながら書きました。理想は「Modarn Love」podcastね!

③は、今回私にとってかなりエモーショナルな題材だったので、私の微々たる知識を総動員して思い切り英語っぽくカッコつけて書きました。第4、5パラグラフの書き出しとか。これもpodcastなどの影響なんですが、日本語には日本語の、英語には英語の好ましいカッコつけ方があると思うんですよね。そこはちゃんと合わせた方が、より熱が伝わる気がします。

とはいえ、いつもはこんな感じ。

今回は、褒められただけあって、指摘事項もとても少なかったです。それもまたレアなので、ここにキャプチャを置いておきます。内容や構成はとても良い、しかし若干の文法ミスと、タイトルがストレートすぎて悪くないけどもっと良くなるはずと。Academic Writingではないので、もっとミステリアスだったり、メタファーを用いたり、興味を掻き立てるキャッチーなものにしなさいとのことでした。

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ちなみに、前回はもっともっと指摘が多く…というかこれが通常で、文法ミスはもちろん、使う単語がイマイチとか、結論が内容から離れちゃって読み手が混乱するとか言われました。いちいち筋を通さないと内容がすぐとっちらかって意味が通じなくなるのもまた英文の難しいところ…かといって、何も省略せず全てを書いてくどいと言われることもあるので、要するに、あらゆるニュアンスを伝える匙加減が日本語とちょっとずつ違うんですよね。

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なので今回は超がつくほどのラッキー回。次回以降はまたいつも通りごりごり直されたり、どういう意味かぐいぐい質問されてげっそりすると思います。が、今回のところは思い切り浮かれて幸せを満喫しようと思ってます。ご褒美ご褒美!!

こうやって英文表現を身につけて、いずれは英文でごりごりブックレビューを書いたりちょっとしたエッセイを書けるようになるといいんだけどな。続けてればなれるかな。とにもかくにも、久々に英語やっててよかったな〜と思た体験でした。わーい!!

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