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環境を変えた先に見えてきたもの

環境を変えると決めた瞬間、いろいろな変化があった。気持ちの整理だけでなく自分の人生に必要なものそうでないものを考えるようになった。そして私の人生に必要ない物や人は自ら去っていった。残ったものは私が大切にしたい物や人だけになった。

自分にとって何が一番大切なのかと考えたとき、真っ先に浮かんだのが子供のことだった。子供にとってベストな選択をしようと決めた。
それをいうと、子供のために自分の人生を犠牲にするなんてという人もいたが、しかし私はそれでよかった。自分の人生の一部が子供だからである。子供が苦しんでいる姿は、親には耐えられないし、少しでも良い環境を整えてあげたいと切に思った。

また、私がしんどそうにしていると、同時に子供の体調が悪くなったりした。おそらく私の在りようそのものが子供にダイレクトに影響が出るような気がした。(私の子は特に繊細)そこで私は、自分の在り方を整えるためにも、大切にしたいものは何かを考え始めたところ、自分にとって必要のない物や人は自ら去っていった。自らだ。とても不思議な現象だった。

私が大切にしたいもの、「信頼」「愛」「人」である。そんな夢物語だけでは生きていけないという人もいるかもしれないが、現代に生きる人間のほとんどの悩みは「人」に関することである。いいビジネスをしていても、いいことをしていても結果「人」でダメになるパターンが多い。シリコンバレーの投資家が起業にとって一番大切なものは何か?と問われたとき、真っ先にこたえるのが「TEAM(人)」だという。もちろん収益性や新規性、将来性、実現可能性も判断基準にも入っているが、それ等の中に「TEAM(人)」が入っているという。営利な世界でも非営利な世界でも人とのかかわりが大事なのである。TEAMで狩猟することで生き延びてきた時代は今はもうないにも関わらず(個人では勝てない敵に対して集団になることで共同し戦う)、TAEMでともに戦わなければならい強力な敵はいないにもかかわらず、組織を創り生きている。ともすると人間には「人」といい関係を築かなければならないという教えが細胞に刻まれているのではないだろうか。だから「人」との関係がよくない時は心身共にしんどくなる。いいTEAMは心理的安全性も高く、学習するので、パフォーマンスも高い。いい関係が結果を生む。

個人的に「人」との関りにおいて大事なものは「信頼」「愛」だと考える。それを大事にすることでおのずと狩猟でもビジネスでも結果がついてくるのではないだろうか。

今後も大切にしたい愛すべき人たち。

ご近所ファミリー
引っ越しの前に、4家族総勢で会いにきてくれ、涙ぐんで別れを惜しんでくれた。私のご近所さんは、全員素敵な人。都会に住みながらも昔ながらの助け合える、気のおける親戚のようないい関係性が続いていた。おいしいもののを作ってくれる女性陣、人生の悩みを聞いてくれる近所のいいおっちゃん、小さい子の面倒をみてくれるお姉ちゃんお兄ちゃんたち。本当にありがたい存在だ。一緒に子育てをし、仕事の話、人生の話を朝まで飲み明かすことも多々。誰一人とりこぼすことなく受け入れ全員が全員の存在を感謝しあえる場がそこにはあった。思い出のつまったメッセージカードももらった。子供たちは、最後ハグをしていた。子供にとって、ハグしあえる関係に人生のうちで出会えたことはおそらく宝だろうと思う。親子ともにいっぱい救われた。今後も大切にしたい愛すべき人たち。

職場の方々
ともに支えながら仕事をしてきた、仲間たちも私の決断を快く応援してくれた。問題が起きた時は全員でリカバー。そのスピード感ある連携は素晴らしいものがあった。誰かのせいにするのではなくチームとして仕事をしていた。それぞれの持ち味を活かし適材適所で仕事をする姿はまさにチームだった。決して否定することなく、一人の人を尊重し、アイデアを出し合い前に進む。こそには高い心理的安全性があったので、少人数にも関わらず、一人一人のパフォーマンスは相当高かったように思う。まさにベンチャー企業にいるようだった。いろんな職場で働いたがとても心地の良い職場だった。ありがとございます。今後も大切にしたい愛すべき人たち。

友人たち
私の選択や決断を、快く聞いてくれて、勇気をくれる友人・知人たち。実は、私は自分のことはあまりよくわからない。うまく決断できない人物なのだ。深く思考をする癖があり、堂々巡りをし結果が見えなくなる。その思考をうまくひも解いて、何がしたかったのかに気づかせてくれる友人知人が私にはたくさんいる。彼彼女らの存在があるからこそ、どんなに人に裏切られても、どんなに辛い思いをしても、また人を信頼してみようと思わせてくれる。
彼彼女らに共通するもの、目先のことだけにとらわれない強い信念と愛情。
自分にとって大切なものは何なのかを理解し、そしてそれに向けて行動している人。そういう人だけが私の周りに残っている。まさに本質的なアントレプレナーシップもの持ち主しばかりだ。
目先のことにだけとらわれて簡単に人を踏み台にし、蹴落とし裏切る人達は自ら去っていった。私自身とても辛い想いもしたが、信頼できる友人たちは、「おめでとう!」あなたのステージがあがったのよと言ってくれた。去るべきだったと言ってくれた。自ら去って行ってくれるなんて最高じゃん!とも言ってくれた。その言葉に救われた。ありがとうございます。今後も大切にしたい愛すべき人たち。

自分の価値観の変化が、いる場所も関わる人も変えた。

そして新しい環境で出会う人たちも、こちらも全員素敵な人たちばかりだ。なぜか昔から親戚だった??という感情を抱かせてくれる。人への思いやりとの距離感が素晴らしい。価値観が変わったせいで、いい人たちを引き寄せいているような気がする。海士町では泥臭くてもいいので人とのかかわりを学べたらと思っている。これからが楽しみだ。



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