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被害者意識『○○のせい』

 誰しもが『〜のせいでこうなった!』と考えたことがあるのではないでしょうか? でも『〜のせいでこうなった』となった途端、『自分ではコントロールできません』『自分はこれについては無力です』と言った状態を作ってしまいます。
 それよりも、『これは自分が創った現実だ、だからコントロールできる』と腹の底から思えたら、その現実を自分の望む方向に変化させていくことに意識を向けることができる思いませんか?前向きですよね!

 フラクタル心理学を学ぶと、この『〜のせい』(被害者意識)がどこから生じるのか、そのプロセスを理解することができるので、取り除くこともできるようになります。

 フラクタル心理学では、『思考が現実化する。100%例外なく!』と教えています。ということは、自分の目の前にある現実は自分の思考が創ったものと言えます。
自分にとって良い現実なら、『あ〜、そうなんだ!なるほど!』とハッピーな気持ちになるけど、自分にとって悪い現実ならどうでしょうか?『こんなことが起きる思考なんてした覚えない!』となるのではないでしょうか?
 その考えがどこから来るのか…。
 それは、たった約5%の表層意識を自分だと認識しているところから来ます。残り約95%は、深層意識と言われ、元々表層意識だったのですが、新しい思考が次々に生まれることで、意識の深くに地層のように折り重なっていき出来上がりました。ですので、表層意識は比較的新しい意識、深層意識は古い意識です。95%という比率からもお分かりの通り、大量の深層意識があり、私たちは普段、表層意識を自分と認識しているので、それが存在していることすら忘れてしまいます。
 思考は時間が経ってから現実化するので、現実化した時には、かつてしたその思考をすっかり忘れて、『私のせいではない』、『親のせい』『兄弟のせい』…となり『〜のせい』という感覚が生まれます。そして、自分では『コントロールできない人生』を創り出してしまいます。

 私自身フラクタル心理学を学んでかなり被害者意識が取れてきたと思っていましたが、先日、無意識的に『上司のせい』『スタッフを教育しない会社のせい』と考えている自分に気付いて、はっ!としました。

 では、どんなふうにこの被害者意識を取り除いていけるのかまた次回お話しします。