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新しい家と新しいものと新しい暮らし

新しい家

1Kからついに2LDKに引っ越しました。平米数で比べるとなんと3倍。収納が多すぎてどこに何をしまったかわからなくなったり、気づくと二人ともリビングにずっといたりする。キッチンやお風呂が広々ファミリータイプになったのは嬉しいけれど、生活自体は一部屋で十分だったんだなと改めて感じています。

周りからは「同じ部屋で寝られるなんてすごい」「うちは夫婦で寝室を分けている」という話をされたり、「ずっと一緒にいるとさすがに疲れませんか」と聞かれたりするので、どうやら一部屋で暮らせる私たち夫婦はそこそこ特殊なようです。これはもはや仲がいいだけじゃなく、ものが少ないとか、どこでも寝られるとか、そういうところも含めてほかの人とは違うのかもしれません。

新しいもの

新しい家に引っ越したのに合わせて、やっといろいろと家具家電も買い揃えました。冷蔵庫、洗濯機、ソファ、寝具。一気にだいぶ奮発。

洗濯機は当然のようにドラム式にしたんでしょと思われるのですが、縦型にしました。洗濯物は太陽に乾かしてもらいたいのです。気分がいいから。そのため洗濯物を干す・取り込むという家事をあえて続けることにしました。寝具は、ベッドをやめてお布団にしました。これまた気分がいいから。よって、夜ふとんを敷き朝ふとんを片付けるという家事が新たに誕生。夜と朝のコントラストを全身で感じられるようになって優雅な気分です。

新しい暮らし

今時、家事を増やす方向に行くのは珍しいかもしれません。でも、ここ数年ずっと思っていることで、「暮らしを営む」ことを蔑ろにしないようにしたいなと。忙しくして余裕がなくなって暮らしを営む感覚から遠ざかっている状態は、死んでないだけで生きてないなと。

とはいっても掃除機はルンバ様を活用しているし食料品の買い出しはお取り寄せもよく使うし、決して原始人生活至上主義みたいなことではない。単に、気分がいいことはきちんとやっていきたいというだけなのです。ルンバ様を使うのはそのほうがきれいになるからです(ロボットがすごいというより人間がバタバタする必要がなくなり埃が床に落ちた状態で掃除できるからじゃないかと推察している)。食料品のお取り寄せをするのは質に対する満足度が高いからです。気分がよければ洗濯物を干すとかお布団の上げ下げをするとかもする。以前からお米を土鍋で炊いているのも、このほうが圧倒的に美味しいからです。

この感覚を無駄だと言わずに大事にし合える人と一緒に暮らせて本当によかったです。ここがズレてたら、一つの部屋というか同じ屋根の下で暮らすのもつらいかも。これからも一緒に慎ましく暮らしを営んでいきたいです。

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