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宇宙スタートアップ、ispace月面着陸に挑戦 世界初の民間成功は果たせるか

ispaceは、日本の航空宇宙企業(宇宙ベンチャー企業)です。ispaceの主要株主には、
袴田武史(19.12%)
株式会社INCJ(9.75%)
インキュベイトファンド3号投資事業有限責任組合(9.55%)
小沼美和(7.82%)
株式会社日本政策投資銀行(5.57%)などがいます

宇宙スタートアップのispaceが、世界初の民間による月面着陸に挑戦しましたが、26日未明に月面着陸船との通信が途絶えてしまいました。現在、着陸が成功したかどうかは不明で、状況は調査中です。成功すれば、民間による世界初の快挙となります。

この月面着陸船は、米スペースXのロケットで打ち上げられ、宇宙空間を4カ月半航行して月に着陸する計画でした。着陸直前までは着陸船との通信は確認できていたそうですが、突然通信が途絶えてしまいました。月面着陸船には、宇宙航空研究開発機構が開発した小型ロボットなど、7つの荷物を搭載しており、着陸が成功していればロボットは月面に放出され、月面のデータを収集する予定でした。

月面着陸を巡っては、これまでに米国、旧ソ連、中国の政府機関が成功した事例はありますが、民間での成功事例はなく、19年にはイスラエルの民間団体が失敗しています。

ispaceは、今回の挑戦で得た知見を次回以降の運用に生かし、24年に2回目、25年に3回目の月面着陸船の打ち上げを計画しています。将来的には、月面への定期輸送サービスによる収益化を目指していく予定だそうです。

今回のispaceの挑戦は、民間企業による宇宙開発の可能性を示唆するものでもあります。宇宙開発は、国家レベルの競争だけでなく、民間企業による競争も加速しています。今後も、様々な宇宙スタートアップが次々と登場し、宇宙開発が一層活発化することが期待されます。

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