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6月14日の日記「気がついたら反対側にいた」

先日、妻と一緒にジムに入会した。ちなみに僕は自他ともに認める運動嫌いである。
「嘘だろ?」と思うかもしれないが、本当のことである。
色々やってみたけど結局運動して燃やさないと脂肪はあんまり落ちないということが身にしみてわかってきたし、何より「普段一緒にいる相手と競い合えるなら健全に健康になれるんじゃないか?」というのが僕の狙いである。

それにしても人生33年、なんだかんだで最初の立ち位置とは逆のところにいることが増えてきた。

具体例を見てみよう。

「バイクとかあぶねえしうるせぇwwwクルマなんていらん公共交通機関機関で十分www」とか学生時代に思っていた。
今は皆さんご存じの通り北は旭川、南は鹿児島まで自分のバイクで走り回り中央分水嶺を反復横跳びする距離ガバライダーになってしまった。
それぐらい「ダイヤや路線や時間に囚われない自由な移動」というのは衝撃的だった。

「ホワイトウイングスなんて初心者向けだろwww俺は出来るから最初から自作機やるぜwww」とかイキってた僕の唯一のタイトルはジャパンカップのホワイトウイングス部門である。というかホワイトウイングスのあおぞら(旧AG)から飛燕が発売された。
ホワイトウイングスを飛ばし込み、研究して長所と短所を分析してはじめて人様に「よく飛びます」といえるようなものが作れるようになった。

「競馬でギャースカ騒ぐとかギャンカスはよぉwww」とかウマ娘はじめるまではおもってたけど今じゃ毎週即PATに入金をしてるしウマを撮るために望遠レンズを出して一口まで出資した。なんなら馬を探しに鹿児島まで行って帯広では協賛レースもやった。
ヤマニン冠の馬に関してはファンクラブにコラムを寄稿するくらいの入れ込みでたとえ勝ち目が薄くても馬券を買っている。

「俺は二次元があれば十分www結婚して嫁のATMになるなんて御免だわ」とか学生時代には思っていたけど色々あって彼女ができたり別れたり婚活したりして今は隣の布団で寝息を立てる妻の寝顔を眺めがらこの記事を書いている。
しかも妻のプロフィールは婚活していた時には全く検索条件に入っていないタイプ。人生何がどうなるかもうわからん。

こういった例を思い返してみると、結局知らないしわからないものをイメージだけで食わず嫌いしていただけな気もしてくる。
斜にかまえたオタクなので本当は好きなものを必死に拒絶していたのかも。
真相は闇の中である。

とりあえず触れてみて、いい先生なり教材にしっかり従ってそれから合うか合わないかを決めるくらいの時間はまだ残りの人生にもあるんじゃないか?
と思うようにしている。(いいこと言ったつもり)




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