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【詩的感情表現】偏っていい。

気がつくと、平坦になろうとしてる。

正しくきっちり、みんながやってるように。

あれもこれも、平均的に、標準的に。

本当は、そんなに興味がないんだけど。

なぜか、引っぱられていたりする。

気づかないまま、どんどん進んだりしちゃう。

そうすると、いろいろ、わからなくなる。

何、しようとしてたんだっけ。

どこ、行こうとしてたんだっけ。

どんな風に、なろうとしてたんだっけ。

そうなってしまうと、本当に大切な「自分」を見つけだすのは、とても難しい。

あれもこれも、大切に見えているから。

選べないよ。

選べない。

選べないから。

ちょっと考えさせて。

そうやって、何もしない日々が続く。

焦る。

でもやっぱり、わからない。

自分という軸。

なんだったっけ?

いつからこうなったんだっけ?

どこ行ったんだっけ?

いつの間にか、真ん中をめざして歩いてて。

そうすると自分の道は、見えなくなる。

真ん中。

「常識」だったり「一般」だったり「多数派」だったり。

多くのエネルギーをもった、影響力のある価値観。

だから、真ん中だと思っちゃう。

その真ん中らしきところに、チューニングしようとしちゃう。

それなりに考えて、抜け出しても、いつのまにか染まる。

抜け出しても抜け出しても、またそこに向かっちゃう。

でもその真ん中は、ほんとうは自分の真ん中じゃなくて。

自分じゃないほかの誰かの、真ん中だったりする。

ただの、ひとつの「考え」だったり「判断」だったりする。

そう、それは自分じゃない。

自分であることも、あるけど。

自分じゃないことも、ある。

それだけのこと。

だけど真ん中は、つよい。

何度そらしても、またやってくる。

真ん中に、行こうとしちゃう。

ほんとうは真ん中なんてないのに。

必死に努力しちゃったりして。

そんなニセモノの真ん中から自分をみたとき。

もうすべてを見失っているんだ。

だから考えた。

そんなときに使える、キラーワード。

こういうのはどうだろう。

「偏っていい。」

本当のわたし。

本来のわたし。

本当のあなた。

本来のあなた。

それは本当は、偏ってる。

真ん中があるのなら、の、話だけど。

本当はなかったのに、今の社会にできてしまった、その真ん中から見れば、のことだけど。

めちゃくちゃ偏っている。

想像以上だと思う。

思いもよらないほどだと思う。

だけど、ここで肝心なこと。

偏ったらダメって、誰がきめたの?

ね。

偏っていいんだよ。

思いっきり偏っていい。

偏るから「らしさ」になる。

偏るから「あなた」になるんだから。

全部できなくていい。

満遍なく、できなくていい。

平坦でなくていい。

できないことがあるから、できることもある。

笑えない日があっても、また笑える日がある。

偏って、いい。

偏っても、いいんだよ。

いつも、どこか端っこのほうにいていい。

なんだったら、むしろどんどん、偏っていくのがいい。

そうやって突き抜けていくのがいい。

偏った自分、ばんざい。

偏った世界は、美しい。

そこにはあなただけの、美しい世界。

大切なものを、見つけたいとき。

胸を張って言ってあげよう。

偏っていいよって。

#詩的感情表現  #偏っていい #表現 #創作 #詩

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