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【詩的感情表現】不安のゆくえ。
目が泳ぐ。
呼吸が浅くなる。
胸が苦しい。
意識がボーッとする。
あいつのお出ましだ。
不安。
どこからともなく、そうっと。
音もなく、ただこっそりと。
心のすきまに入り込んでくる。
目には見えない。
耳にも聞こえない。
さわることも、味わうこともできない。
影も形もない。
なのに、なぜか「大きい」ってことだけ、分かったりする。
そんな、厄介者。
不安。
ふあん。
フアン。
ちょっと。
速く言ってみて。
ファン。
あ。
ファン。
おお。
ファン。
ファンって言った??
言ったよね。
不安はたった1秒で、ファン(fun: 楽しい)になった。
とか。
こういうの、ダメ?
ふざけて思いついたけど。
案外、いいかもしれない。
だってね。
不安なんて、もともと何でもない。
自分が心に作ったものなんだ。
原因なんて、きっかけでしかなくて。
ただ、うまく利用しただけのこと。
ほんとうはね。
どう捉えるかは、自分次第。
分かるよ、分かる。
そうは言ったって。
弱くなりたいときもある。
人間は強いけど、弱い。
弱いことは、悪いことじゃない。
だから。
今すぐ、強くならなくてもいい。
今すぐ、ぜんぶ拭えなくてもいい。
ほんの少し、視点を変えてみる。
少しでいいから。
今日の自分の幸せを、感じてみる。
息してる幸せ。
笑える幸せ。
食べられる幸せ。
歩ける幸せ。
誰かを想える幸せ。
誰かに想われる幸せ。
そうやって。
今ある幸せを、ありったけ感じて。
その不安、小さくしてみる。
そしたら、もっと幸せになれる。
そんな気がする。
だから、ちょっと言ってみて。
不安。
ふあん。
フアン。
ファン。
ファンな今日に、ありったけの感謝を。
#詩的感情表現 #詩 #創作 #不安
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