ビヨンセの映画「Renaissance: A Film by Beyoncé」は絶対見てほしい最高傑作だった話。
新年の一本目は、今年の抱負でも書けたらと思っていましたが、ちょっと風邪を引きまして。
やっと元気になった瞬間、とんでもないことを思い出したのです。
年末に見た、ビヨンセのワールドツアーのドキュメンタリー映画のこと。
これ、絶対に、全員見てほしいんだけど。
ヤバいぐらい良かった「Renaissance: A Film by Beyoncé」
いやもうお願い。ほんと全員見てほしい。笑
もう劇場での放映は終わっているっぽいので、何らかの配信に登場したときには必ずチェックしてほしい!
私、正直ね、本当に正直、ここのところアメリカのエンタメにはすっかりお留守だったんです。
かつて憧れたアーティストの間違いなく中心にいた一人だったビヨ様も、もう以前とはちがって、結婚して出産して、毎年アルバム出すわけでもないし。
合間合間で、コーチェラのヘッドライナーとかやってるんだけど、あのころは良くも悪くも神格化しすぎちゃって、社会的な地位がすごく高くなってしまったのを感じてて。
やることなすこと「ビヨンセがこれをやる意味」みたいのを世間からも求められるようになってて、影響力が音楽の域をこえてて、ちょっと私は重たく感じてたんだよね。
素晴らしんだけど、本当に素晴らしすぎちゃって。気楽に聞けないというか。
だからもう、ああもうこのお方はシンプルに良い音楽だけやるとか、できないかもしれないなとか思っていたんですよ。
が。
そこにきての。
そこにきての!!!!!!
どうなんですか、この涼しげなアルバム。
彼女の実力は間違いなくアップしてるし、やっていることの幅も広がってるんだけど、ぜんぜん「ザッツビヨンセ」じゃない。
すんごい良質で、ものすごく聴きやすくて、どこにいても楽しく聞けるBGMでもあって。もちろんしっかり「時代」も「トレンド」も捉えてる。
それでいてビヨンセにしかできない唯一無二感たっぷり。
それだけでもかなりびっくりしたし嬉しかったのに、まさかのまさかの、それを引っ提げたザッツ・エンターテインメントな超大規模ワールドツアー!!!!!
まさかね。
ビヨンセがまたこんな大規模なエンタメツアーやってくれるなんて、本当に信じがたいことでしたよ。
しかも、それが映画になって劇場で見れるなんて!!!!
ほんっとうに夢のようだったから、見つけたときには何も考えず即ポチしてました。笑
でもほんと、正解でした。
スケールも違うし、クオリティも半端なく良い。
ある意味、神格化された「ビヨンセ」自体を嘲笑するように楽しむビヨンセすらいて。なんか、またひとつ超越している彼女を見てしまった感じ。
もう目ん玉飛び出るぐらい楽しくて素晴らしくて。
それでいて本当に心が開放されて、元気が出るんですよ。シンプルに。
RENAISSANCEというタイトルに込めた「すべての人にとってのセーフスペースに」というメッセージの通り、めちゃくちゃホッとする。
ああビヨ様って、想像以上に、本当に本当に、素晴らしいアーティストで、素晴らしい人間性を持った素敵な人なんだなと。
あらためて思わされた。
ギャーギャー騒いで何がすごいか全然言えてないんですが笑
その他の見どころ、さらりと書いておきます。
「Renaissance: A Film by Beyoncé」見どころ
ドキュメンタリーとしてのクオリティの高さ。
ただビヨンセの裏側を見せただけじゃなくて、どれだけ沢山の人たちがツアーを支えてくれたのかを、しっかり描いている。ここにはビヨンセのスタッフへの感謝の念を感じた。
セットの設営シーンのライムラプスとかはドキュメンタリー映像によく出てくるけれど、ポイントはその場面をビヨンセ自身が解説していること。
彼女自身の声で、すべての工程の重要性を話してくれたことは、このツアーに参加したすべての人にとって大きな救いとなったと思う。
それから、ダンサーやバンドメンバーなどの紹介。
全員じゃないけど、彼らのバックボーンにも触れていて、それが本当に素晴らしかった。
ビヨンセは一時期、女性の雇用を支援するという意味を込めてバンドもダンサーも女性だけで編成を組んでいたんだけど、今はもっと進化して、もう性別とか完全に超越してる。笑
一緒に素晴らしいエンタメを創れる人なら誰でも受け入れるという感じ。
見ていて思ったのが、やっぱりアメリカって一つ先を行ってるんだなーって。
日本や韓国なんかでは、性アイデンティティってまだまだ「今まで差別されてきた人たちにも、平等な権利を与えましょう」って感じじゃないですか。
それも進歩だけど、ビヨンセがやってることって、その次の段階で。
そのアイデンティティを活かせば、他の人よりも輝けるよ!
なんだよね。
これが本当に、勇気と元気をくれる。
みーんな、そのまんま、ありのままで輝くのが一番いいんだって教えてくれる。
思い出しただけでも顔がほころぶ。笑
ハイブランドがこぞって提供した華やかすぎる衣装。
このツアー、やっぱりこれをなくしては語れない。
各ハイブランドが、こぞって提供したと言われる、華やかすぎる衣装の数々。
同じ衣装、2回着ないみたいな勢いで、もう国ごと?日ごと?に衣装が変わっていきます。
さすがに10着ぐらいでローテはしてるんだろうか?わかりませんが。
とにかく1曲のシーンに、どれだけ違う衣装が出てくるんだっていう。笑
だけど、それがどれも素敵で、どれも抜群の着こなしで。
もう全然、嫌味とかまるでない。嫌味になんて見えない、似合いすぎて。笑
参りました、ハハーって感じ。
久しぶりに見たステージ上のビヨンセは確かに年を重ねてるんだけど、ほんっとに何着ても美しかったしカッコよかった。ほんと参った。
ツアー後半にいくにつれて体型もどんどん整っていくんだよね不思議。痩せていくとかじゃないんだけど、整っていく。
見ているだけで楽しめるファッションショーでした。
かわいいキッズたちの成長記&癒やし。
これはもう、言葉にできることそんなにないけれど、長女のブルー・アイビーちゃんを中心とした娘さんたちとの交流も少し出てくる。
ビヨンセの人間らしい一面も見られるし、子供たちはほんとかわいいし、癒やしです。
なかでもブルー・アイビーちゃんは今回ステージに立っているので、彼女の成長記も見どころの一つでした。
ということでした。
あと何度か見に行きたいと思ってたけど、なんと8日間限定の放映だった!
ということで、なんらかの配信を心待ちにしているところです。
ああ。本当にこの人には、もう一生ついていきたい。
そして最後に個人的なこと。
ここのところ色んな流れがあって韓国エンタメばっかり楽しむ傾向があったんですが、久しぶりにアメリカのエンタメの真髄を見せつけられました。
ビヨンセのおかげでアメリカのエンタメの凄さに、あらためて惚れ直した感じがしますし、これをずっと追いかけて頑張ってきた自分のことも、あらためて間違ってなかったなと確かめられた気がします。
そういう意味で、ビヨンセには個人的にも感謝の気持ちでいっぱいになった映画でした。
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参考:アルバム「RENAISSANCE by Beyoncé」関連リンク
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