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[Review]鹿島アントラーズv横浜F・マリノス2021.05.15


またもや鬼門。

激しくインテンシティの高い面白い前半から
ミスから自滅し最後は持ち直した後半。

どんな狙いがあったのか。
振り返っていきたいと思います。

2700文字前後なので長いかも。



スタメン・サブ


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※白い⇄は前節から代わってスタメンの選手


マリノスは中6日

8勝3分1敗、得25失8(+17)

勝ち点27で3位。(12節消化)

直近5試合は4勝1分。

スタメン・ベンチともにいじらず。

休養ばっちりで挑む。



鹿島は中2日

6勝3分4敗、得20失13(+7)

勝ち点21で7位。(13節消化)

名古屋戦から6人代え、ある程度フレッシュ。

監督交代後尻上がりに調子を上げている。



マリノスが狙っていたこと


この試合マリノスが狙っていたのは

相手DFラインと同数になることと背後、ライン間だと思われる。

なんとなくだがこの試合は背後合戦だった。

試合開始の松原のエウベルへのパスや
飲水タイム時のボスの身振り手振り的に
DFライン背後を強く意識しているようだった。

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鹿島のFW、MFの6人を自陣に引き付けるために
GKを活かしながらDFライン、ボランチの7人で
プレスを誘い自陣に引き込む

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鹿島はコンパクトにかつ前線から
ハードに守備をこなし、
ボールを失ったら即時奪還を狙うチーム。

なので、この試合も前線から積極的にきていた。
狙い的には札幌戦の前半と似ていたように思う。

そうしてFW,MFを引き付けたところを
サイドから一気にひっくり返す

こんな感じの狙いがあったのかなと思う。

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自陣ではスローに敵陣に侵入したら
鹿島が戻るより早くスペースを突いて
ゴールを奪う
。言葉に表すならこんな感じ。


また、マリノスの3トップ+マルコスで
鹿島のDFラインを押し上げさせないことで
パスを通せるスペースを作り出していた。

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鹿島の積極性を活かして
ゴールを目指そうする。そんな試合だった。

前半はかなり見ごたえがある試合だったように思う。
球際は激しいながらもフェアなプレーで
戦っていた。
逆に激しすぎて心配になったぐらいだった。



崩れ去る15分

ギアをもう一度入れなおして勝ち越しを!
てなことで鹿島もマリノスも
入りはガツガツしてた。

がマリノスの方が空回りしていたのか
段々と立ち位置がぐちゃぐちゃになり
バランスが悪くなってた。

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そうした隙を鹿島が逃すわけもなく
あららららと失点を重ね、1‐4にされる。

こぼれ球がことごとく鹿島側にこぼれる
ということも起きてたが、流れとは
得てしてそういうものなんだろう。


スタイルを体現するという事。

高丘の5失点目に関してはこちらのツイートを
ご参照くださいまし。





珍記録


実はこの試合、ボールも人も動くボスになってからの
マリノス的に珍しい記録が出た。

それは走行距離

ここまで12試合の平均走行距離は123.4995km

対して鹿島戦は113.721km

なんと平均より約10km短かった

あんなに激しい球際での争いもあったから
走ってるんだろうなと勝手に思ってた。


今シーズンここまでの最短走行距離は
05.09神戸戦の118.366km。

それを約5kmも更新し、最短走行距離となった。

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グラフに表すとこんな感じ。
鹿島戦だけ異様に低いのが分かる

まあこの走行距離にはどの方向に、どれぐらい速さで、
何回走った合計
なのかという質の部分が
明確ではない
のであんまり当てにしてこなかった。

しかし、平均より約10km短いとなると気になる。


ではなぜ約10kmも短かったのか。



明確な答えは正直わかりません。

意図していたのか、してないのかもわからない。


だからいろんな考えがあると思うので
CBY的に考えたものを記します。

この部分に関してはいろんな人に聞いてみたい。

走行距離が減る要因になるものを消去法で考えてく。

まず、天候。晴れで22℃。湿度は51%と
暑くもなく涼しくもなくといった
プレーはしやすいものだった。
だから大きく作用したとは思えない。

次は会場。アウェーで慣れないピッチ。
なので少しは作用したかもしれないが
大きな要因ではなさそう。

日数も中6日と間は空いたので
体力的には問題なさそう。

点差で走らなくなるのもありそうだが
マリノスはそういう感じのチームでは
ないから作用していないと思う。

準備これは夏場に備えてかということ。
昨シーズンの二の舞にならないためにも
体力を省エネで回したいから
今のうちに試す。ということ。
ちょっとありえそう。


相手。これが一番大きな要因だと思っている。
今年のマリノスは相手の戦い方に
合わせながらプレーしているところもあるので
対鹿島という理由でこんな数値に
なったというのが一番しっくりくる。


見慣れているマリノスだと
ボランチやSB、マルコスが動きまわりながら
パスコースをスペースを作ろうとする

そんなイメージを持ってる。

ただこの試合、マリノスは全体的に動きすぎず
ポジションに立ってから受ける印象が強かった。

相手陣内に広大なスペースを作るために、
相手を引き込むために
そうしていたように思う。

鹿島もハイテンポなサッカーは
得意な土俵であるので、
なるべくその土俵に乗らないために、

スローでメリハリのあるサッカー
したかったと思ってたりしてる。

カウンターでやられるリスクをケアするため
ということもあったかもしれない。
鹿島のカウンターは強力なので、
失点する道筋は潰したかったはず。

実際、前半はカウンターで
崩されかけたりはしたものの
そこまでやられていなかった。

逆に2,3,4と失点した時は全体的に動きながら、
立ち位置を崩して攻めていたなかで、
ロストしてカウンターを食らっていた。


長々と記しましたが
簡潔にいえば、
相手を視て、あまり走らなかった説
を提唱します!!!


まあ、柏戦になったらいつも通りな数字が
出るのかななんて思ったりしてます。


走行距離関係で面白いのは
2018と2019の平均は120kmを切り、
115kmと116kmだったこと。


そして2020で急に121kmになること


平均を120km以上にする。
みたいな明確な目標が2020にあったかはわからないが
前年より5㎞も多いからなにかしらの
働きかけはあったのかな..?




最後に


ミスもあり、もったいない感じもしますが、
同点、逆転へとどん欲にプレーしていた
マリノスの選手たちはかっこよかったです。

逆境に立ち向かう強さを見せてくれたというか

この負けを活かしてのこり25試合の活躍を
期待したいです。


次はルヴァンはさんで柏戦。

ホームで払拭出来たらいいな。

残り25試合、1つ、1つを大事に戦い
地道に積み重ねていければと思います。

なんで走行距離が下がったのか
考え付いたことがあれば
記事ツイートを引RTしてみてください!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

また次回もよろしくお願いします。




長すぎてまとまりを欠いた気がする。

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