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NewMarinos

こんにちは、こんばんは。としおです。

久しぶりにnoteのロゴ観たら
no⁺eみたいに見えました。


今シーズン書く気あまりなかったのですがマリノスに
変化の兆しが窺えるので他の人が文字にする前に
キーボードを叩いている次第です。


今回はそんな変化、NewMarinosについて
ここ2試合見て思ったことをつらつら書いています。



NewMarinosとは


コロナによって生活様式が変わったように
マリノスにも様々な要因によってスタイルに変化が
起きているみたいです。

さあそんな変化とは。NewMarinosとは!?


ボールを持たずしてコントロールしようとしている。
守備する時間が増えている。


というものです。

アタッキングフットボールって掲げてるのに?
守備的になりつつあるの?
保持より非保持優先なの?

と言われてもぐうの音も出ませんが


アタッキングフットボールという
哲学を捨てたわけではありません


その哲学を継続するためのマイナーアップデート的な?
そんな感じがしています。

昨年までのマリノスはエリクモンバエルツさんが
2015に就任して以降アタッキングフットボールを
代々テーマとして取り組んでいたのはご存じの通り。

2004年以来となるJリーグ制覇を2度また、2位2回を成し遂げ
古豪から強豪に返り咲いたのは記憶に新しい。

日本サッカー界隈でもマリノス=攻撃的で誰が出ても強い!
みたいな認識になっています。



そんなマリノスは相手の流れになると抗えない
ずるずる引きずってしまう

という部分が少なからず存在していました。

去年のホームガンバ戦や磐田戦、アウェイ広島戦
のように自分たちの行いたいプレーができない、
展開にならないとありゃりゃと崩れていく。
それはもう見るも無残に。

そんな状態だと連覇なんて、より強いチームに
なれやしないぜ!という危機感からということ。

昨シーズン卓越していたMVPの移籍。

という2つのことから

上手くいかないと流れを渡しがちなマリノスから


保持で上手くいかなくても守備の局面から
試合の主導権を握りましょうや!

んでその流れを凌いだらまた攻撃で主導権握り返そうや!


という試合サイクル?試合の構成?試合の展開?
その辺のまどろっこしいことは勉強途中だから
よくわかんないけどそんな風にしたいのかなあと。

あくまでも主観によるものですが。


今シーズンのマリノス



本来であれば昨シーズンのようにもっとボール保持で
敵陣で攻撃しながらコントロールしたいけど
それが上手くいかないのでは
とマスカット監督及びコーチ陣は思っているのかもしれません。

その一因として岩田が抜けたことが挙げられると考えます。

昨年MVPを獲得した超人きんに君岩田は
前で潰す守備も上手いですが
背走しながらのよーいドン!でのスピード
で去年のマリノスを支えていました。

カウンターで一気に攻め込まれても
プレスを躱されポストプレーから背後を使われても
ステップと切り返しの速さから
一気にフィジカルを活かして奪う
またはタッチラインに逃れてチームメイトが
戻る時間を作る。ということが出来ていました。

そのためハイラインを維持することが可能になり
結果最少失点かつ最多得点での優勝となり
敵陣でプレーし続けることを示した一年でした。

しかしそんな岩田も優勝とMVPを置き土産に渡欧。
守備陣の再構築をしなくてはならなくなりました。


これは具体的に数値で判明していることではなく
あくまでも試合映像を見た主観の判断ですが
現在所属してるCB陣は岩田やチアゴほどの
スピードを兼ね備えているわけでは
ないように感じます

(それでもプロだから人並み以上には速いけど)

そんな彼らに対して昨シーズンと同様なスタイルで
続けるとどこかで痛い目を見ることになるでしょう。

それを避けるためのアップデートなわけです。

彼らには彼らの良さがあります。
それは攻撃でも守備でもその良さを前提として
新しいアタッキングフットボールを作る
必要があるわけでして。

それを十二分に発揮させるためにも
ディティールの発展と改善は欠かせないわけです。




畠中や角田ら現CB陣には背負って受ける相手に対して
インターセプトをする、奪うこと
前に出て潰すことが得意
なようです。

(こっちの方がマークにしっかり着いていれば
1回で走る距離が短くなる為スピードが
そこまで速くなくとも成り立つ)

となるとその得意なことを発揮して守ることが
今シーズンの守備を構築する上で大切になります。

ハイラインで保持特化でもこの長所は輝きますが
両CBとも一緒だと潰せなかった時のリスクの方が
高いとも言えます。
(川崎戦18分のシーンとか)

だからこそハイラインにこだわる割合を減らし
ある程度低い位置でブロックを構えて
守備をしやすい時間を作ろうと
考えたのかもしれません。

前にボールがある状態なら抜群の対応で
失点を防いでくれるなら
そうするに越したことはないですから。

(無駄なリスクを嫌うマスカット監督らしい
と言えるかもしれません)

え、でも背後晒すハイプレスするやんけと感じた方。
その通りです。ハイプレスは継続しています。

そのハイプレスによって相手が蹴る
ボールの処理の仕方を
変えてハイプレスを継続しています


上記したように畠中・角田の強みは
前に出る守備。

岩田やチアゴがいたときは前で潰せたらいいけど
よーいドンで回収が出来ればAll OK!な感じでしたが

今の畠中・角田ペアでは前で潰す9割
よーいドン回収1割って感じになっています。

プレスして蹴って前線の選手に出てきたところを
確実に潰し回収。そのまま攻撃。そんな感じです。


前出て潰せなかったら川崎戦18分の大ピンチみたいな
ことが起きますが抑えることが出来れば
そのまま二次攻撃に繋げることが可能になります。

かなり上手く守備が出来てはいますが
今のところペアを組んでの日も浅く
新しい対応に慣れる過程なため
それなりに躱されてピンチの回数も多いです。

しかしそんなピンチでも新守護神
オビ・パウエル・オビンナ、OPOが
しっかりと止めてくれているので
締まった試合を展開できています。


また、畠中や角田が出ることで保持の局面、
特に自陣組み立てでの段階で圧倒的な強みを出せる
ようにもなっています。


ダイナミックな持ち上がりや強気な縦パスが光る角田

リズムよくボールを動かし、
相手を観ながら急所を突くパスの畠中。


これらにより従来より少し縦に長い、伸びた攻撃になり
エウベルや永戸が暴れられる下地を作ることが可能に。

上手くカチッとピースがハマっている感があります。

上記した組み立てで先制

オビや2CBを中心に失点せず相手の流れを断ち切る

ヤンやイノケンを投入し相手が疲弊した
ところをスピードで流れを取り返す。


これが現段階でのマスタープラン
なのかもしれません。

この割り切りが発展途上の川崎、浦和に
上手く刺さったんでしょう。


最後に



ということで今シーズンのマリノスは
攻撃だけじゃなくボールを持たない守備の局面でも
積極的に試合をコントロールをしていく
ようです。

特定の局面だけでなくすべての局面で強者になる
そんな壮大な理想なのかもしれません。

なので今までよりも塩分が多く含まれる
可能性があります。
過度に反応しすぎず流れを作りなおそう
としているんだな程度に思いながら
観ると良いのかもしれません。

問題は引きこもりブロックガチガチ勢や
人への意識増し増しプレス勢と対峙した時や、
先制された時どうすんの?ってことでしょうか。

あくまでも先制できたことが前提で成り立つもの
のような気がするので先制されてリスクをかけたとき

組み立ての阻害になんら興味を持たず
失点しないことだけをフォーカスし引きこもる相手を
崩すため、守備に時間を割けれないとき

これらにはシーズンを通して見守るしかないですね。


一方ですごく攻めが属人的になったなあ
という気も少しします。

強みを活かすというより頼る感じ

全体というより特定の個人間による
ユニット重視な感じ。

そんな感じが今のマリノスの攻撃にあるのかなあ。


ここまでお読みいただきありがとうございました。


また何かマリノスに変化があれば
見ていて面白い試合があれば
キーボードを叩く日が来るでしょう。

その時まで!








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