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いちごで実験したい人、大募集。「City Farming」✖️コラボレーターでユニークな商品を作ろう。

季節を問わず新鮮ないちごを栽培できる、ショーケース型のサステナブルな植物工場「City Farming」。下北沢・ミカン下北内のTSUTAYA BOOKSTOREに突如現れたこの植物工場は、都市農業の新しい形として注目を集めています。そしてこの“いちご”たち、今回“ミカン”でコラボレーションすることが決定しました。その名も「ミカン下北1.5PROJECT」。この記事では、楽しく美味しいその企画の中身に迫ります。

ミカン下北でいちごの実験をしよう!

ミカン下北は、2021年3月に開業した下北沢駅前の商業施設。ミカン=“未完”の意味で、多様な文化が交差し、絶えず自由に編集され変わり続けることを目指した新感覚の施設です。未完ゆえ、日々新たな実験が繰り返されており、これまでも異色なコラボや施設を上げたお祭りなどが数多く催されてきました。

そんなミカン下北で、「ミカンがいちごと実験したらきっと面白い!」というアイデアのもと、「City Farming」を活用し実験的な商品を作る企画がスタート。その実現に向けて、いちごを使った新しい実験をしてくれるコラボレーターを募集することになったのです。

そこにあるだけでもインパクトのある「City Farming」。この存在感をミカン下北全体に波及させて、施設をまるごと盛り上げよう!とコラボ企画が立ち上がった

こんなコラボレーターと実験したい

今回募集するのは、『「City Farming」のいちごを使った商品開発』をしていただくコラボレーターの皆さん。
実は「City Farming」では、過去にも何度かコラボレーションの実績があり、美味しいいちごのメニューを生み出してきました。

「今までは、主にスイーツの分野で素晴らしいメニューを作っていただいてきました。ですが今回の<ミカン下北1.5PROJECT>は“実験”をコンセプトにユニークな挑戦を続けているミカン下北が舞台。スイーツに限らず、私たちも想像がつかないようないちご関連商品が生まれることに期待しています。ミカン下北のテナントの方々はもちろん、下北沢の街全体の皆さんや街の外からの参加も大歓迎です!ぜひ実験したいという方々に手を挙げていただきたい。」

と担当者は語ります。

「City Farming」のあるミカン下北では、日々さまざまな実験が繰り広げられる

「たとえば、バーでいちごのカクテルを作っていただいたり、レストランのディナーメニューの中にいちごを使った料理が登場したり・・そんなことを想像しながらワクワクしています。実験の名の下に、普通なら躊躇してしまうような新しい商品が実現できると、下北沢の街らしいコラボレーションになるのではないでしょうか。」

ミカン下北のTSUTAYA BOOKSTORE内にある「City Farming」の横にはいちごの関連書籍を集めたコーナーが。これも一つのコラボレーションの形

そして、ミカン下北でのコラボの先には、次の展開も見据えられています。
「City Farming」を手がける日販は「人と文化のつながりを大切にして、すべての人の心に豊かさを届ける」を経営理念にさまざまな事業コンテンツを持っているため、それらを組み合わせると「City Farming」の可能性がグッと広がるのです。
たとえば、グリーン事業と組み合わせていちご以外の植物も取り入れながら空間演出をしたり、マンションなどの住空間でライブラリ×植物工場という場を作ったり・・

ミカン下北が持つ柔軟な“実験”のDNAは、「City Farming」にも共通するものであり、今までにない植物と人の関わり方が展開されていきそうです。

担当者が妄想する10年後の「City Farming」

今後の広がりを感じる「City Farming」ですが、未来の社会においてどんな役割を果たそうとしているのでしょうか?担当者に聞きました。

「今はまだ「City Farming」というものを知って体験していただくことを中心に活動していますが、ゆくゆくは暮らしの中で農業が身近にある世界を作っていきたいと思っています。“いちごが栽培・収穫できる植物工場の普及”はあくまで手段であって、そこに留まらない活動がしたい。人と農の距離が近く、共生していく環境を作るお手伝いができたら良いなと思っています。」

持続可能な社会を実現するうえで、“食”は非常に重要な分野であることは周知の事実。いちごの植物工場というキャッチーなプロダクトは、人々が農と向き合うためのきっかけのひとつなのです。
最後に、「City Farming」の10年後の夢について聞きました。

「10年後、都市の至るところで、採れたての野菜や果物をその場で食べる光景が広がっていることでしょうか。
植物に触れる・世話をするのは、そもそもがとても心安らぐこと。「City Farming」を起点に、植物とのコミュニケーションだけでなく、人と人とのコミュニケーションも生まれて、穏やかで豊かな都市が増えていったら本望です。」

そんな未来に向けて、多くの人々のアイデアが交錯する「City Farming」とミカン下北のコラボは、人のつながりを生むプロジェクトとして重要なターニングポイントになりそうです。
果たしてどんな商品が生まれるのか・・?
乞うご期待です!

「「City Farming」が小型化したら散歩しながら収穫できる“肩乗りいちご”ができるかも!」「家の中に「City Farming」があったら、子供たちと収穫した超新鮮サラダで良い食育になりそう!」など、取材チームと担当者の間でさまざまなアイデアが交わされました

<ミカン下北1.5PROJECTへのお問い合わせ>
プロジェクトへの参加をご希望の方、ご興味のある方、まずは話を聞いてみたいという方も、ぜひ下記の連絡先にお気軽にご連絡ください。企業、個人といった条件は一切問いません。
日本出版販売株式会社 プラットフォーム創造事業本部:山元、定塚、小林
TEL:03-3233-4802
E-mail:cityfarming@nippan.co.jp

取材・文:丑田美奈子/撮影:Adit (Konel)