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Day38 もう焦らなくていい



人々が活動しだす前にテントをたたみ、

何事もなかったですよっとよっこらしょっと。

って進み出す。


きっとそれがわたし達に与えられた朝の任務なのだ。

教会の中から野生のおっちゃんがこっちをみている。


鳥の鳴き声も、

風の音も、

列車の音も車の音もすべて聞こえないほど、

震える寒さも忘れ、


しばらくわたし達は見つめ合った。


どうもどうも、ちったです。


教会の裏は静かで寝床として素晴らしかった。

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手前がUGさんのテントで奥がわたしのテント。

ドア越しに野生のおっちゃんとわたしは見つめ合っていた。


こっちに寄ってきて、ドアに手をかけた。


あっ、ちょっ、

バキバキ


わたしのテントが悲鳴をあげた。

そこにテントを置くのが悪いなんてわかってる。

これ以上あけるとテントが、、、

やめてください、、、


ドアを空けておっちゃんが話しかけてきた。


「中で休んでいいよ」


ただのいい人だった。

アーメン。


ちょうどうんちしたかったから教会の中でお手洗いを借りた。

あたたかい。

UGさんは歯を磨き、

わたしは笑えればを聴きながらストレッチをした。

もちろん、そのあと歯を磨いた。


朝はすごく冷えこんでるのに、

太陽さんがでてからの暑さは異常。

ふたりして上裸になってこぎはじめた。


わたしはUGさんの背中をらみながらこいで、

いいなぁ。と思った。

きっときれいに焼けるんだろうなあ。


わたしはくっきりとリュックのあとがついている。

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横断中の背中。

西に向かって走って、右側を走るから左肩が一番焼けている。

3時間ほどこいで、

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シカゴの方を指している。


ガソスタによった。

いかにこっそりガソスタで氷と水を補給するかがポイント。

ここのガソスタには冷水器があった。

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チョロチョロしかでない。水筒への補給が難しい。


これ飲む人みんな間接キッス。


みんな間接キッス仲間。

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そしてそして!

15時前に目標のギャラップに着いた!

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よっしゃーーーー!!!!!!

ハイタッチしあった。

誰かとモーテルをシェアするという夢を現実にすることに。


すぐ近くにあった中華ビュッフェをたらふく食い散らかし、

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$6。

素晴らしい。


服は洗えても身体は洗えても、毎日婦人さんにまたがると臭い。

それはリュックのせいだった。

一日中背負いながら汗かいてるわけだからそりゃあ臭い。アンモニア。リトマス紙もびんびんに反応して、わたしのコマゴメピペットがまじで三角フラスコ。


すべて洗って外に干して、すぐに乾くという日差しの強さ。

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シャワーを浴びてのんびり過ごした。


このままいけばあと3日でフラッグスタッフにつくぞ。

よし、よし。

もうそんなに急ぐことはないんだ。


もうあんなにこがなくていいんだ。


いけるぞいけるぞ!

はっはっはっはっ!


ベッドの上で寝袋で寝た。なんとなく。


走行距離 : 100kmほど

総走行距離:4330kmほど
現在地 : Gallup

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少しでもニヤリとなれたなら幸いです。 よろしくお願いします☺️