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Day42 アリゾナに行ったら絶対泊まりたい町、フラッグスタッフはショッキングピンク色に染まる



オーイエス!


オーイエス!

わたしは綱引きをしていた。アメリカ人強い。

アレックスもジョンも相手側にいる。

わたしとUGさんは引っ張ることも出来ずにどんどん引き込まれていく。


オーイエス!


イエス、イエェス!


気づけば相手はみんな裸になっていて、目が覚めた。


オーイエス!

ん?

いえす?


3時頃、


静まり返ったフラッグスタッフ。


満天の星空の下、


一件のシェアハウスからもれるあえぎ声。


色でたとえるなら、

ショッキングピンクだった。

どうもどうも、ちったです。


なるほど、外人さんはこういう感じなんですね。


ってばかやろう。

ひととおり済んだのか、笑い声が聞こえる。


あなたのフラッグスタッフ最高よ!


はっはっはっベイビィー!!


わたしは星を眺めにいこうかと悩んだ。

えらく寒い。

そうかここは標高6000フィートか。


てことは彼らの声は上からもれてきていたから、

6000フィートよりも上でフィートアップしていたのか。風邪ひくなよ。

やかましいわ。

外に出ることは断念して、中学生の頃にみた洋物のビデオを思い出していた。本当にオーイエスって言うんだね。

中学生の頃にはじめてみたあの洋物のビデオは、「バッドスメル!バッドスメル!」というサイレンがずっと響きわたり、裸の人たちが走り回るシーンからはじまっていた。

あれも、ショッキングピンクだった。


朝になり、アレックスがホットケーキを作ってくれた。


ホットケーキにバターを乗せて、甘いシロップをたっぷりとかけてやる。

これぞでぶカブレーの至極。


おかわりいる?

いるーーーーー!!!!


3枚もいただいた。

ところでみなさん!3時に目が覚めましたか?

とは聞けず、準備をして婦人さんとフラッグスタッフの街へお出かけした。

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鉄道の町と言われるフラッグスタッフ。

かわいい駅。

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駅の隣で日本語をみつけた。

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「世界人類が平和でありますように」

素敵だね。

そういえばね、なんとも平和な夜でしたよ。オーイエス。やかましいわ。

本当に住みたくなるくらい素敵な町。


アレックスもジョンも昨晩話していたけど、本当に若者が多い。

調べてみると、フラッグスタッフという街は若者が多く、平均年齢はなんと26.8歳らしい!理由はいくつかあるみたいなんだけど、

まずは北アリゾナ大学があって、全米から学生が移り住んできては、街の魅力に惹かれ卒業後もそのまま住むのだとか。

標高も高く、自然も大事にしてるフラッグスタッフは夏も冬もアウトドアーが盛ん、若者はみんな楽しんでるらしい。

なんて素敵なんだ!!


アレックスとジョンは言ってた、「なんで若者が多いかは、老人達が山に住むのがしんどくて降りてった。」と。

確かに急斜面ばかりで、そんどそう。調べたら本当だった。

冬は寒く雪もすごい降るらしく、雪かきが面倒で暖かいところに移ってくらしい。


高学歴でアクティブな若者が集まって面白い現象が起きているんだとか。

アリゾナは保守的で共和党が強い地域だけど、フラッグスタッフは民主的でリベラルな町、自由主義な町として発展しているらしい。そして治安はよく自然を大切に思う人々が、ひっそりと暮らしている。

そう思うとわたしが泊まってるシェアハウスも納得がいった。家のものも手作りなのばかりだし、アレックスもジョンものびのびキラキラして生きているように見える。(あと何人かルームメイトがいるみたい)

チェーン店よりも個人経営っぽいお店ばかりだし、なによりみんなあたたかい。

もうこのままフラッグスタッフに住んでいたい、、、。素敵な町。


せっかくなので北アリゾナ大学にいってみることに。

みんなのいつも通りを感じに。


bboyいるかなあと思い、踊ってる人いないか聞いて回ったけどみんな知らないと言っていた。


歩き回っていると、BBOYっぽい格好してる人発見!!!

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下手くそな英語で質問すると日本人ですかと日本語で言われ、


オーイエス!オーイエス!

そういえば3時に目覚めなかった?


まさかの日本人!!どこで踊ってるか聞くとBBOYじゃなかった。

そして踊ってる人はみたことないと言ってたので踊ることは諦めた。

ちなみに彼の名前はカツ君だった。名前は大御所の大御所のBBOYだった。


街が素敵すぎて今日はおしゃれにコーヒーでも飲んじゃいましょうか。

なあに、今日ぐらいいいじゃないか。せっかくフラッグスタッフに来たんだもの!

おしゃれなお店の目の前まできて、財布をシェアハウスに忘れたことに気がついた。

ショッキングピンクだった。


仕方ないのでこのままもっと街を散策することにした。

遊び心。

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かわいい。

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バイクショップをみつけて、はいってみた。

おおこれ欲しいぞ、これいいな、うわ、これかわいい!

いくらよ!

うわ、高!!!!

買うか馬鹿野郎!!!!

ぶつぶつと独り言を言いながら店内まわってたけど、


そういや財布持ってないじゃないか。


荷物ないとこんなにチャリンコこぐの楽しいのかと、チャリンコの魅力にもはまりだしている。


広場でネイティブフェスティバルやっていた。陽気な時間が流れる。

ほのぼのとみていた。

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いい感じのカフェ。

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あああああビール飲んだりもっと満喫してえええええ。


そろそろ戻るかな。


家に戻るとジョンがパンケーキを焼いていた。

「食べる?」


うん!!!!!!!!!!


最高!!!!!!!!!!


わたしはホットケーキをいただいた。

これは痩せるわけがない。


ジョンは深夜出発して、セドナまでランニングしてたらしい。

なんて筋膜にいいんだ。

しかもセドナとはフラッグスタッフから南下したらある、有名なパワースポット。北上するとかの有名なグランドキャニオンがある。

あああああ、素敵すぎる。

アレックスとジョンとUGさんと最後のショッキングピンクな夜を楽しんだ。

アレックスの写真やら映像やらみたり。

なにして生活してるのか聞くとリサイクルと言っていた。


みんなそれぞれ個性があって面白くて、日本に帰ったらシェアハウスしてみたいなと思った。

自分らしく生きたいと思った。


明日UGさんはセドナに向かうらしい。

わたしはいよいよグランドキャニオンへ向かう。

明日でUGさんともお別れになる。


UGさんとリビングでショッキングピンクさながら横に並んで寝た。


いよいよグランドキャニオンか、、、、、、とうとう。

ニヤニヤが止まらず、その顔のまま眠りについた。



走行距離 : 散歩
現在地 : Flagstaff

総走行距離:4660kmほど

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2014.9.28


少しでもニヤリとなれたなら幸いです。 よろしくお願いします☺️