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アプリ開発は絶対ノーコードで始めた方がいい理由(格安・短期間でアプリをリリースする方法)

スマホアプリを作りたい企業は多いです。

今やほとんどすべての人がスマホを持っていて、モバイルアプリから様々なサービスへアクセスしています。

しかし、日本のエンジニアは年々不足してきており、技術の多様化とDX(デジタル・トランスフォーメーション)の流れによるシステム化需要の増大によって、

エンジニアの単価・開発コストは上昇の一途をたどっています。

現在では、スクラッチでアプリを作る(ゼロから作る)場合は、数百万円台で作ることは既に難しくなっており、

初期開発に数千万円かけ、更にリリース後も保守・運用および改善に毎月大きなコストがかかることが多くなってきています。

そのため、資金力の無い中小企業、これからサービスを立ち上げようとしてるスタートアップは、開発を委託したくてもその金額感では発注しにくいですし、自社でエンジニアを抱えるのはもっと大変です。

その悩みを解決するのが、ノーコードです。

↓以下で動画でも解説して居います。


ノーコードとは?

ノーコードは、簡単にアプリやWebサイトを作るツールの総称です。

いろいろな人が解説しているのでここでは細かい説明は端折りますが、ノーコードを使うことで早く・費用を抑えて開発が可能です。

ただし、もちろん従来どおりの方法でゼロからガッツリプログラミングして作ったものと比較すると、出来ることは限られます。

ですが、工夫すればスタートアップを最速で立ち上げられるツールとして大きな力を発揮します。

ノーコードについて詳しくはこちら

ノーコードでアプリを作る方法は?

アプリを作るとなると、以下の3種類のノーコードツールが代表的です。

  • Bubble

  • Adalo

  • Glide

学習難易度及び実装の自由度は、

Glide < Adalo < Bubble

って感じになってます。

それぞれ解説して行きますね。

Glide

Glideはgoogle spread sheetと連携して簡単にWebアプリが作れるツールです。

ほんとにサクッと作れます。
また、データの管理がGoogle Spread Sheet上でできるので、直感的でわかりやすいですね。

ですが、その分自由度は低く、できることに限りがあります。

サクッとプロトタイプを作りたい方には大いにお勧めです。

学習コストも低く、初めてノーコードを触る人はまずGlideから試してみるのもいいでしょう。

Adalo

Adaloはネイティブアプリ(Apple/Googleのストアに載せられる)をサクッと作れるのが最大の強みの、ネイティブアプリに特化したノーコードツールです。

Adaloの開発実績を知りたい方はこちら

学習コストはGlideよりやや高いかもしれないですが、自由度もその分あります。

とはいえBubbleと比較するとやりたいことは限られていますが、MVPとしては十分な機能があり、工夫次第で最速でアイデアをネイティブアプリとしてストアにリリースできます。

デザインテンプレートも豊富でデザイナーでなくてもキレイなアプリが作れますし、ネイティブアプリとしてリリースできるのでプッシュ通知の実装も可能です。

学習にかかる時間、及び実現できる機能は、GlideとBubbleの中間くらい、といった感じでしょうか。

スタートアップのネイティブアプリ開発はまずAdaloから始めるのがいいと思います。

Bubble

Bubbleは、かなりの機能を柔軟に作れるWebサイト・Webアプリをつくれるツールです。

Adaloとは違いネイティブアプリに特化してはいないですが、Glide、Adaloではできないような複雑な実装もBubbleでは可能です。

Webサイト・Webアプリをガッツリ作りたいならBubbleがおすすめです!

機能によっては、スクラッチ開発に近いサービスが作れます。

デメリットはAdaloやGlideに比べると開発期間が長い点。
(とはいえ1ヶ月とかそのくらい)

そして複雑な機能に対応できる分、学習コストは一番高いです。
プログラミングを覚えるほどではないですが、ある程度本気で取り組む必要がありますね。

ノーコードでアプリ開発するメリットは?

ノーコードでアプリを開発するメリットは、

  • 圧倒的短期間でアプリを開発しリリースできる

  • 期間が早い分、人件費(コスト)を圧倒的に抑えられる

  • 学習コストが低いため、勉強すればエンジニアでなくても作成・運用できる

とメリット盛りだくさんです。
とにかく、コストを抑えて早く作れる。
これが大きいですね。

でも、それじゃあデメリットは何なのか、見ていきましょう。

ノーコードで開発してデメリットは無いの?

ノーコードでアプリを開発するデメリットは、

  • 自由度が低く、複雑なロジックを実装できない。(できない機能はお金かけてもできない)

  • セキュリティやパフォーマンスレベルはノーコードプラットフォーム依存

  • 機能拡張を続け限界が来たら、ノーコードを捨ててスクラッチで作り直しが必要

こんな感じです。

これだけ聞くと、「うーん、ノーコードで始めちゃっていいのかな〜」と思う人もいますよね。

そこに対し、私は声を大にして言いたいです。

「絶対にノーコードで始めましょう!」

理由の一つを説明していきますね。

絶対ノーコードでアプリ開発を始めた方がいい理由

そもそもアプリ開発は失敗しやすい。

アプリ開発・システム開発は大体失敗するんです。

難しいんです。

開発する側だけじゃなく、発注する側も難しいんです。

マーケットの需要を的確に判断し、各ステークホルダーとうまく調整した上で、開発側(プログラマーやデザイナー、ディレクター)へ的確な指示をできる優秀なプロダクトマネージャ(アプリを発注する会社の現場のリーダー的な人)なんてそうそういないです。

アプリ開発経験の無い人が開発会社にスクラッチでの開発を発注しても、

問題だらけでそうそう上手くいきません。

ベンダー選定、見積もりの妥当性確認から始まり、要件定義・デザインが中々決まらず、ベンダーとの認識齟齬も発生、そして要件通りのものができたとしても思ったのと違ってて業務が回らない、リリースしてみたら必要な機能が足りないことが分かりユーザーが集まらない・・・などなど。

一発で最高に上手くいくことなんで中々ありません。

アプリ開発を発注するときに気をつけるポイントはこちら

でも、失敗が悪いと言ってるわけではありません。

小さく早く失敗して、ユーザーの需要がどこにあるかわかればすぐに次の1手が打てます。

しかし日本企業の多くは、「リーンスタートアップ」だ「MVP」だ「PMF」だといいながら、
「全部乗せ」のフル機能のアプリを作りたがる傾向にあります。

スクラッチで半年かけて「全部乗せ」アプリを作るより、

機能を絞り、ノーコードで月イチで6回チャレンジした方が、成功率が上がると思いませんか?

作ったアプリの機能の7割は使われない機能

一生懸命時間をかけて検討し、実装し、作った機能。

そのほとんどが使われない機能らしいです。

大体のアプリが、ユーザーが必要だと思い込んでアレもコレもと全部載せします。

特に日本人は、他のアプリにある便利機能は同じように全部実装する傾向にあります。

その機能、ホントに必要ですか?

リーンスタートアップやら、MVPやら、プロダクトマーケットフィットやら、アジャイル開発やら、

スタートアップ・新規サービスの進め方は色々提唱されているのに、

先人の知見に準じてる会社は少ないです。

まずはそのサービスにとって必要なコアな機能に絞り込み、小さく、早く、リリースしましょう。

そして、その方針を取るのであれば、ノーコードがベストです。


どんなプログラムも必ず老朽化し、いつか必ず作り直す必要がある。

これは、エンジニア経験、開発経験がない方にはあまりピンとこないかもしれませんが、

システムには寿命があります。

最初にまずバージョン1を作るとしましょう。

そこにこれを追加してください。アレも追加してください。

バージョン2、バージョン3・・・とどんどん機能が拡張されて行きます。

当初誰も拡張を想定していなかったような機能の依頼も当然出てきます。

もちろん、サービスは動き続けているので、なんとか無理矢理拡張を続けます。

そんなツギハギ工事を続けていると、、、中身はぐちゃぐちゃになっていき、

改修しにくいものになっていきます。

サービスは作って終わりではなく、リリースした後にユーザーの反応に合わせて変えていくものです。

その度にアプリは改修する必要がある。

ですが、その改修を予測して初期開発できる人は存在しません。

アプリ開発を行う人は、「必ずいつか今のアプリを捨てて丸っと作り直す」必要があることを意識しておきましょう。

時間をかけて開発しているうちに市況が変わる

最近のスクラッチでの開発(ノーコードじゃない開発)だと、

短くても3ヶ月、通常半年、長ければ10ヶ月〜1年とかかります。

しかし、半年もかけていると、そのうちにマーケット・市場の状況が変わります。

競合もアプリをリリースしてきたり、

ユーザーニーズが変わってきたり、

昨今は特に需要の変化が激しく、読みにくい状況です。

半年もかけてじっくり作る、なんてことをしていると、時代に乗り遅れてしまいます。

じゃあ、プログラミング・エンジニアは要らないの?

絶対必要です。

ノーコードで出来ることに限りはありますし、エンジニアの力がなければ精度の高いシステムは組めません。

特にエンジニア不足の昨今、エンジニアの価値は今後今以上に高くなるはずです。

ただ私が言っているのは、最初のスタートアップはノーコードで費用を抑えつつ素早くリリースするのがいいと思っています。

リリース後、ユーザーの反応を見てどういう機能に拡張するかなどサービスやアプリの方向性を確認し、それを元に資金を調達し、エンジニアと共に本開発の計画を立てる。

そんな流れが理想的と思っています。

ノーコードアプリ開発まとめ

今回はノーコードでアプリを開発するのがいい、というオススメについて書いてきました。

  • アプリ開発は難しく失敗もしやすい

  • せっかく作っても使われない機能は7割ある

  • プログラムは老朽化するのでいつか必ず作り直す必要がある

  • 市況はどんどん変わるので時間かけてると競合が先に行く。

  • 小さく早くリリースすれば失敗のリスクも少なく、次の一手もすぐ打てる

こんな状況なので、私の結論は、

  • まずはノーコードで小さく早くアプリを作ってリリース。

  • ノーコードならすぐに作り直しも可能

  • リリースしてユーザー数が増えそうなら、ノーコードを捨てて本開発の準備

こんな流れでアプリ開発を進めませんか?

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ノーコードのメリット・デメリットをもっと知りたい方はこちら


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