理想は理想。結局、届かない

大学3年になってからの私は頑張っているほうだと思う。
苦手なことに挑戦したり、自分から行動を起こしたり、私のことをよく知っている人からすれば成長できていると自画自賛してしまうほどに。
実際、学科の先生からはわたしのバイト遍歴を話したら褒められた。

就活を控えた時期だったからというのもあるが、私がそこまで頑張っていたのは片思いの彼に近づきたいからだ。
学業や研究をしっかりこなしていて、バイト先ではバイトリーダーを務める器もあり、将来を見据えた行動をとっている人。私に見える彼の人物像はこんな感じだ。

一方で、私はこれと真逆な人。
授業は真面目に聞いていない、バイトは1ヶ月で辞めるorクビになる、将来やりたいことも決まっていなかった。

しかし、彼のことを好きになってからは、彼に届きたくて今までしたことない挑戦をした。就いたことのない職種のバイトを始め、成績では秀を取り、自分のなりたいものを見つけ、就活では早期内定を取ることができた。

つい最近、彼が研究で成果をあげているのを知ってしまった。
やっぱり、私がどれだけ頑張っても彼には届かないのだと。

私が頑張れる理由はすべて彼で、それは誇っていいものかわからない。

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