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スタートアップから伝統ある企業まであらゆるフェーズの経営課題を解決する!地方創生を担う九州支社の重要性と働き方

サーキュレーションは東京本社のほか、東北、北信越、東海、関西、中四国、九州にそれぞれ支社を展開しています。
地方エリアにおいて、コンサルタントたちはどのように企業に対してアプローチし、プロシェアリング事業を展開しているのでしょうか。鍵となるのは、全国の地方銀行を中心とした金融機関とのアライアンスです。

今回はそんな支社の取り組み内容を紹介すべく、福岡市に拠を構える九州支社、支社長の久良木太士さんにインタビューを実施。九州エリアが持つポテンシャルや業務の進め方などについても、たっぷり伺いました!

九州支社・中四国支社 支社長 久良木 太士(きゅうらぎ・ふとし)

ポテンシャルが高く課題も多い。事業成長に欠かせないのが九州エリア

―プロシェアリング事業の中で、九州支社はどのような立ち位置を担っているのでしょうか?

まず、地方創生の文脈で福岡は非常に可能性を秘めたエリアです。福岡市はベンチャー企業を支援するために「グローバル創業・雇用創業特区」(※1)に指定されていますし、九州のみならず、他県からの移住人口も非常に多い状態です。「天神ビッグバン」(※2)と言われる都市開発も活発で、ASEANの玄関口でもあり、海外企業の誘致も進んでいる。非常に未来ある都市なんです。

―そんなポテンシャルのある九州の企業はどのような課題を抱えているのでしょうか?

ベンチャー企業が増えているのは事実なのですが、東京に比べるとやはり無視できない差があります。人口はもちろんですが、経営者同士が接点を持てるようなコミュニティ数が絶対的に少ない。ここは大きな課題に感じています。

あとはスケーラビリティの問題もありますね。ベンチャー企業が福岡で一定の成長を遂げると、結局本社や拠点を東京に移してしまうんですよ。商圏が東京に集中しているというのはもちろんですし、採用戦略を考えても東京のほうが有利だからです。福岡を拠点に、福岡のマーケットで戦い、なおかつ上場できている企業は、ここ数年を見ても数社程度です。

こうした課題を踏まえると、まずは優秀な人材を確保するための選択肢として、採用するという選択だけではなくサーキュレーションを検討してもらえるような状態にする必要があります。外部人材を活用するプロシェアリングが利用しやすいインフラをもっともっと整備していかなければなりません。
経営課題があったときに、九州の経営者にサーキュレーションを第一想起してもらう。そしてゆくゆくは、九州企業の3分の1に当社を使ってもらうようにする。これが、九州支社の大きなテーマです。

「外部人材を活用するプロシェアリングが利用しやすいインフラを
もっともっと整備していかなければなりません。」

同じ想いを持つ"パートナー"として地銀と連携しながらプロジェクトを推進

―地方でプロシェアリングを展開するには、金融機関を中心としたアライアンスとの連携が重要ですよね。実際にどのような動きで連携を進めているのでしょうか?

まず社内のアライアンス推進部と連携して、地方銀行とアライアンスの交渉を行うミーティングを設定してもらっています。ミーティングでは当社からはこれまでのプロシェアリングの内容や成果をお伝えします。地銀からも、企業に対する取り組み内容や市場変化などの情報を共有していただいていますね。

無事アライアンスを組めたら地銀の支店を回り、支店長や営業課長といった方々にプロシェアリングを活用していただくための勉強会を実施。勉強会の質がその後企業を紹介いただけるかどうかの分かれ目になるので、ここは基本的に熟練メンバーが担当しています。

―アライアンス連携を通したプロシェアリング、何か気を付けている点はありますか?

ただ単に金融機関から企業を紹介して終わるだけの関係にならないようにしています。どちらかといえばレベニューシェア、いわゆる同じ想いを持ったパートナーとしての考え方でアライアンスを組んでいるので、紹介いただいた企業がプロシェアリングを活用した結果どのような成果が出ているのか、しっかりとお互いに情報共有を行っているのがポイントです。
例えばプロ人材と企業の面談に行員さんにご参加いただくケースもありますし、プロジェクトの進捗状況は適宜メールで共有しています。

地銀とは「地場の経営者の力になりたい」という同じ想いを持って連携をしているので、丁寧に対応しプロシェアリングの価値を感じてもらうことで、行員さんたちから「困ったらサーキュレーションに相談しよう」と思っていただくことが大切です。

「地銀とは『地場の経営者の力になりたい』という同じ想いを持って連携をしています」

1社の中で働くだけでは得られないような経験・知見に出会える

―九州支社が手掛ける案件に、何か特徴はあるのでしょうか?

福岡市との採択事業に参画するケースがあることでしょうか。九州全体では歴史の長い企業や中小企業などの企業変革に携わる機会はもちろん豊富にある一方で、先の通り福岡市はスタートアップ創出に力を入れているので、行政との事業に関わるチャンスや、スタートアップのスピード感や経営課題など幅広い企業フェーズの課題に対してご提案機会があるのは貴重だと感じています。市政や国と協働しながら人材の流動性を高め、経営者同士のコミュニティ形成に寄与できるのは、非常に感慨深いです。

実際にプロジェクトを進める中では、「こんなに優秀な人材がうちに来てくれるなんて」と感動してくれる企業が多い気がしますね。やはり優秀な人材は東京に集中しがちなので、プロシェアリングを通して普通なら採用できないような人の経験・知見を活用できるというのは、非常に有意義に感じていただけているようです。

―なるほど。九州支社で経験を積むと、どんなスキルが身に付くのでしょうか?

PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)的な役割を担えるようになるので、調整力や交渉力、コミュニケーション能力は非常に高まりますね。企業が課題解決するための仕組みづくりを行うという点では、取り組み方次第でプロジェクトマネージャーとしての能力も身に付くでしょう。

また実際にプロ人材と呼ばれるような優秀な人材と一緒に企業のプロジェクトに関わることで、新規事業や人事制度などをどのように創り上げていくのかをよく理解できます。1社の中だけにいると、なかなかそこまでの経験はできませんよね。多種多様なビジネスモデルを経験しながらインプットする知見は、魅力的なものです。

「プロ人材と呼ばれるような優秀な人材と一緒に企業のプロジェクトに関わることで、
新規事業や人事制度などをどのように創り上げていくのかをよく理解できます」

「九州のために何かしたい」強い想いを持つ方にジョインしてほしい

―九州支社で採用したいのはどんな人物ですか?

九州に思い入れがある方が望ましいですね。地元を自分たちでなんとかしたいという方は大歓迎です。その上で、サーキュレーションのビジョンやビジネスモデルに共感し、可能性を感じてもらいたいと思います。
あとはセルフマネジメントができる方でしょうか。コンサルタントは身に付けるべき知識もこなすべきタスクも多いので、一つひとつの業務を自ら効率化しながら学んでいく必要があります。課題に直面したときは意識や行動変容を起こしていかないと、どんどん業務の難易度が高くなってしまうかもしれません。

スキル面では、一定のITリテラシーさえあればあとは個人の努力次第で後からいくらでも習得できると考えています。
一方で、九州のために事業を成長させたい想いはなかなか人から与えることはできません。だからこそ、強い意志を優先したいですね。

―最後に、サーキュレーションへの入社を検討している方へのメッセージをお願いします!

私たちは、九州支社を起点にサーキュレーションを多くの企業が知っている状態を創り、地域経済の発展を目指そうとしています。こういった事業に自分のキャリアとして挑戦したい人は、ぜひ一緒に働きましょう。経営者やプロ人材とのプロジェクト創出にはハイレベルな思考も求められる点もありますが、業界の最先端の情報を知れるので、勉強好きな人には非常に面白い環境だと思います。

面接ではぜひサーキュレーションでどんなことを成し遂げたいか、自分がどんなビジネスパーソンでありたいか、あなたの夢を教えてください。

サーキュレーションでは共にプロシェアリング市場を創る仲間を募集しています!