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植物に関するある考察

果実を動物に食べさせて糞から種をまいてもらうという植物がある。
なんとも斬新で面白い方法だなぁと感心していた。
ただ、そこからもう一つ進んで考えてみると、それをするために必要な要素があった。

それが味覚である。
味覚のない人間が作った料理が、果たして美味しいだろうか。
食わせるには美味しいものを作らなければならない。
そう考えると、植物には味覚がなければおかしいではないか。
ビタミン等の栄養だけでは美味くないことを植物は知っている。
こうすれば食ってくれるという味を植物は知っている。
そして、相手に味を合わせることが植物にはできる。
こんなことを、炎天下の喫煙所の街路樹を見ながら思う。
誰もこんなことを気にしないのだろうか。

あるいは皆はもう知っているのだろうか。

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