日本一の規模を誇る!『早稲田スポーツ新聞会』
こんにちは、東京大学3年のりんです。今回ご紹介するのは大学内外で名高い早稲田大学スポーツ新聞会。大学スポーツが好きな人ならきっと一度は目にしたことがある、あの紙面を制作しているのはどんなサークルなのか?その魅力に迫ります!
ー1年間の主な活動内容を教えてください。
44つの体育会のうち、1人7つを担当する形を取っているため、基本的にはそれぞれ忙しい時期は異なります。早稲田スポーツ新聞会(以下早スポ)としての年間の活動は、4月に新入生歓迎会を行い、ボート部の早慶戦、野球部の早慶戦の紙面制作が終わると夏のオフに入ります。この期間には会員同士の交流を目的とした夏合宿を長野県で実施。チーム対抗のスポーツ大会やビンゴ大会を行います。普段は、担当競技が被っていない会員との関わりはほとんどないので、この夏合宿が大事な交流の機会になっています。夏が過ぎ、秋になると、早スポの最も忙しい期間に入ります。野球の早慶戦、ラグビーの早慶・早明戦があり、対談などの企画も目白押し。2ヶ月で3つの紙面を作ることになるので、かなり慌ただしいですね。11月にこれらがひと段落すると、箱根駅伝の紙面やラグビーが決勝に行った場合には号外などを作成し、追いコンを経て代替わりとなります。
ーコロナの影響で試合の中止なども多かったかと思いますが、現在はどのように活動されていますか?
昨年は秋からの始動となりましたが、今年は昨年の経験を踏まえ柔軟に対応できています。通常時との大きな違いとしては、取材をオンラインで行うケースが増えたことです。いつもは試合後に対面で行なっていたのですが、ルールも学びながら必死に観戦するとインタビューの時には疲れ切っていて、特に下級生はあまり余裕がないんですよね。一方でオンライン取材は、余裕を持って取材を行うことができ、文章であれば先輩も添削ができるので、その点は良いなと。また、試合に関しては無観客で開催されているものが多いものの、メディアとして大学に申請すると観戦の許可が下りるので、そこまで影響を被ってないと思います。
ー大学からの信頼もある組織だからこそ、あまり影響を受けずに活動できているという感じなんですね。
多方面からの信頼があってこそ、60年以上も続いてきたサークルだと思います。国内の大きな大会や国際大会であっても、早稲田スポーツ新聞会という名前で「取材していいですよ」と言ってもらえるのは、すごくありがたいことですね。
ー大きな大会を取材できたり、有名な選手にインタビューできるというのは、すごく魅力的ですね…!
スポーツ好きにとっては、何と言っても大事なスポーツの現場、フィールドの間近で写真を撮れたり試合を観戦できることが活動の醍醐味だと思います!例えば一昨年のラグビーの決勝戦、NHKも中継している大一番の試合でも、早スポのメンバーは新国立競技場のピッチに立つことができました。共同通信社や毎日新聞など他のプロのスポーツ記者の方がいる横に我々もいるんです(笑)。もちろんアマチュアなんですけど、記者会見や野球のドラフト会議にも参加しています。
ー他に、サークルの魅力はどんなところがありますか?
新聞は、基本的には構内で配布していますが、大きな早慶戦、早明戦や箱根駅伝は試合会場の方にも配布しています。その際に、みんな我先に「3部くれ!」という感じで、置いてあるのを勝手に持ってかれるくらい人気があって(笑)。早稲田サイドの方は、みんな早スポを手に試合を見ている。みなさんが知りたい・聞きたいことを発信できている、そしてそれを評価していただけているという体験ができるというのはすごくいいことだと思います。
ー期待に応えるやりがいもサークルの魅力になっているんですね。入会される方は、やはりスポーツが好きな方が多いのでしょうか?
スポーツが好きな人、もっと言えば競技者という形ではなくともスポーツに真剣に関わりたいという人が多いと思います。体育会に入るための入部試験が厳しいこともあり、体育会に行きたい気持ちもあるけど時間的、あるいは能力的に厳しいかなという人が入るパターンも。もちろん、メディア志望の人もたくさんいます。出版社や新聞社でのバイトの紹介もあったり、活動自体もアマチュアといえどプロスポーツ記者と同じくらいの仕事量でやっているので、メディア関係の仕事をリアルに体験することができます。早スポでの経験を活かしてテレビ局に行く人もいたりしますね。
ープロの記者と同じレベルの仕事量となると、会社のようなフォーマルな組織なのでしょうか?
ここまでの話だと、全員がガチでやっているという印象を受けるかもしれませんが、サークルのモットーとして「多様性を認める文化」を掲げているため、ある意味イベント担当の人もいれば、アメフト大好きだからアメフトしか担当しないという人もいるし、色々な関わり方ができます。他にも、カメラが大好きでずっとカメラをいじっている人や、新聞製作が大好きだからずっと入稿にいる、なんて人も(笑)他大のスポーツ新聞サークルが20~30人程度なのに対して、うちが200人弱の規模を維持できているのは、ここに理由があると思います!
ーそれぞれが好きな関わり方ができるからこそ、他大より圧倒的に規模が大きくなっているんですね。どのような人に入会をオススメしますか?
多様性を認めることを大事にしているので、もちろんどんな方でも入会できます。ただ、1つあるとすれば、会員として真面目に取り組めるかどうかは大事です。外部の方が見るものなので自己満足ではでは終わらせることはできません。厳しい指導があるわけではないですが、「どうしてここが伝わりにくいんだろう」「なぜこの写真じゃダメなんだろう」「もっと選手の奥の話を聞きたいときどうしたらいいだろう」と、上手くなるために向上心を持って真面目に取り組む姿勢が求められている部分はどうしてもあると思います。でも、その分外部に評価される機会があり、「これよかったよ」と言ってもらえることも多くあります。
ー新入生に向けて最後に一言お願いします!
スポーツや新聞という形での活動にはなりますが「何かを通して大学生活やりきりたい」「1つのことに熱中してみたい」という方はぜひうちの門戸を叩いてください。早スポでは、活動に夢中になれるだけでなく、一流のスポーツ選手の人間性に触れることができるなど、様々な刺激を受ける環境があります。みなさんの入会をお待ちしています!
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