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【連載エッセイ】嗚呼・・・熟年婚活~[14.男性に媚びることができたら・・・エピローグ]

結婚願望がなかったワーキングウーマンのチャレンジはいかに・・・


今日は、かに座満月~ウルフムーン。
新月、満月を数年前から意識しはじめ、今日も〝月に願いを〟書いている。
「ソウルメイトに出会いました!ありがとうございます。」

      *   *   * 

婚活アプリの半年の登録期間は終わり、期間中マッチングした数名とデートしてみたものの、アジア人CAの9歳年下のFくんを除いては、どなたともステディなおつきあいに進展することなくお別れ、というか、終わった。

宇宙では天体が日々動いていて、地球も、地球上の世の中も社会も、個々の人間にも、理屈ではない天体の動きの影響を受けて、我々は生きている。
年月日各々、私の人生にも流れやタイミングがある。
今から思えば、自分の不器用さゆえだったような気がするが、主に過酷な仕事量に身も心も精神もパツパツ、涸れ涸れになっていた人生を何とかしようと、婚活、恋愛に赴きを置いてみたが、どうやらこちらも不器用だったみたい。
48、49、50歳と人生を進めるほどに、公私ともに重くタフな事態が起きてきた。立ち止まるまい。と元気に頑張るほどに、調和を失うことも出てきてしまう。

この間、Fくんの存在は、癒しであり、カンフル剤のようだった。
私の50歳の記念のバースデーには、この日に合わせて来てくれた。しかも、ディパーチャーまで成田で一昼一夜ステイの時間があるスケジュールで!
(通常は夜アライブ、翌朝ディパーチャー)
とてもうれしい反面、本当のステディな相手がいない事実に、内心複雑だった。。。
Fくんとのメールも3か月ぶり、会うのも5か月ぶり。そんなスパンになってきいるのと同時進行で、私の現実の日常が大きく変化していた。
物事の変化を察知するごとに、マーケティングでいうAISASを次々に実践しなければならないようになってきたころ、Fくんとの現実的な進展のない関係は、もう思い切ってやめよう。
と思った。

断腸の思いで、その後ぽつり、ぽつりと来た彼からのメールへの返信を、
やめた。
とても苦しかった。
でも、現実を見てさまざまな変化に対応していかなければならなかったから、必要だったのは、相談できて、つらいときはハグしてもらい、胸に顔を埋めて泣けるひと。彼ががんばっているときは料理をつくって支えたい。私もいっしょにがんばりたい。彼がつらいときは、私の胸を貸してあげたい。
美味しい食事やお酒をいっしょに楽しみたい。
Fくんは、何年経ってもそういう相手にはなれない男子だった。
でも、彼との妙な出会いは、ヒーラーのルミカさんか宇宙が(!?)ガチガチの私に必要物資として与えてくれたのだと思い、感謝している。
そして、もちろんFくんにも。

      *   *   *

その後、介護的人生が本格化してきて、以前とはまたちがうタフライフとなるが、両親を見送った後の自分の人生を考えて、50代半ばから再び婚活を始めることになる。
これがまた、ガクゼン!?の連続。
本格的な熟年婚活エピソードは、また別章で書いてみることにする。


2023年 ファースト満月
今晩、きれいな満月見れるかな・・・


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