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和鶏

「地鶏」の定義=JAS(日本農林規格)
1)素びなは在来種由来血液が50%以上で、出生証明ができるもの。
2)ふ化日から75日間以上飼育していること。
3)28日齢から平飼いで飼育していること。
4)28日齢以降1㎡当たり10羽以下で飼育していること。

・地鶏は全国に60種以上
●「阿波尾鶏(あわおどり)」(徳島):地鶏のJAS認定第1号を取得
うま味成分のアミノ酸組成が多く含まれ、肉質は弾力的で味にコクがある。

「銘柄鶏」とは、飼料や環境など工夫を加えて飼育されたことにより、一般的なブロイラーよりも味や風味など改良した鶏のこと。
JASによる定義はなく、ブロイラーと同じ種類の「若どり系」と赤鶏の両親を持つ「赤系」に分類される。
純国産鶏種のみ「純和鶏」と表示できる。

◎日本三大和鶏
「名古屋コーチン」(愛知)名古屋種
「さつま地鶏」(鹿児島)原種薩摩鶏×ロードアイランドレッド
「比内地鶏」(秋田) 平成13年度畜産大賞「地域振興部門」最優秀賞受賞
天然記念物の原種比内鶏の雄×ロードアイランドレッド種の雄

■代表的な銘柄鶏

●比内地鶏(秋田県)
水は地下水または山水の天然水。飼料は比内地鶏専用に数種類を配合し、広々とした環境の中で放し飼い。平成13年度、畜産大賞「地域振興部門」最優秀賞受賞。
●「紀州鶏」(和歌山県)
 
2002年 地鶏肉の特定JAS認定取得
肉質はキメ細かい繊維質。軍鶏しゃもの後輩によりうま味とコクを出している。
●「甲州地どり」(山梨県)
山梨県で改良した鶏肉。自然の中で120日飼育され、肉のうまさと歯ごたえが特徴。県の農産物認証制度の認証取得 安全な食品として注目
●霧島どり(宮崎県)
肉の締りがよく、色艶に富み、肉色の変化が少なく鮮度が長持ちする。専用飼料、専用添加剤を使用するため、鶏特有の臭みがほとんどなく、高タンパク・低カロリー食品になっている。
●宮崎の赤どり(宮崎県)
素ビナには「赤びな」を用い、清潔な環境の中で健康面に十分留意して育てられている。
●特別飼育豊後どり(ぶんごどり)(宮崎県)
飼育期間中、抗生物質・合成抗菌剤を一切使用せずに育てている。飼料には生菌剤カルスポリンを加え脂肪を減少し旨さを引き出している。
●大阿蘇どり(宮崎県)
低脂肪・低コレステロールのヘルシーチキン
自然界の天然ミネラル、びたみん、アミノ酸を飼料に加え、遠赤外線効果で活性化した水を用い、肉の香り、色合いを引き出している。
●日南どり(宮崎県)
飼料には生菌剤カルスポリンを加え、鶏の体内バランスを向上。脂肪を減少し、旨味を引き出している。
●日向鶏ひゅうがどり(宮崎県)
飼料にはミネラル、ヨードなどの栄養素をたっぷりと含んだ海藻類をブレンドしビタミンEを強化。低脂肪、低カロリー、低コレステロール。黄味が濃いオレンジ。
●都味どり(みやこあじどり)(宮崎県)
有用菌や酵母を配合した飼料を使用し、鶏の病気の原因となる有害菌が共存、増殖するのを困難にし、開放的な鶏舎で健康的に育てている。
肉の臭みと脂肪を抑え、柔らかく旨味がある。
●みやざき地鶏(宮崎県)
鶏特有の匂いがなく、脂肪は適度についている。性質が温順で飼育しやすい。「じどっこ」
●さつま地鶏(鹿児島県)
通気性がよく、採光性に優れた解放鶏舎で120日間の長期飼育。さらに28日令以降、坪あたり33羽以下の飼育密度(地鶏の定義)を厳守している。
●桜島どり(鹿児島県)
独自の生産プロセスで育てた低脂肪のチキン。ジューシーな味わい。
●さつま若しゃも(鹿児島県)
肉質は筋繊維が細かく、弾力、締りがあり、歯ごたえがある。
●安心咲鶏あんしんさきどり(鹿児島県)
遺伝子組み換えをしていない種子で、農薬散布を実施しないトウモロコシを飼料にし、安心・安全にこだわりをもって育てられた若鶏。
●赤鶏クックロゼ(鹿児島県)
麦を主体にした飼料で長期飼育することにより、シャキッとした食感を実現。ハーブ入り飼料も採用。


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