1/19 ツァイガルニク効果(バナー)vol.14

今日は新しい心理効果について述べていきます。よろしくお願いします!

ツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果とは、人は欲求によって目標指向的に行動すると緊張感が生じ持続するが、目標が達成されると緊張感は解消するという効果で、人間は達成したことよりも、達成していないことの方が記憶に残ります。その心理を利用し、"続きはwebで" といった文言がよく使われます。

実際のサイトからみてみましょう。

ツァイガルニク効果では期待感をユーザーに持たせることが大事だと思いました。そのため、続きはwebで~のような文字は堂々と目立つような場所に配置するのではなく、目線の流れ的に右下や左下(最後に目を移す場所)に配置するのではないかと考えました。そんな点に注目しながら比較していきます。

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まずはこちらです。JTBの旅行のキャンペーンのバナーなのですが、何がお得なのか、どのようなキャンペーンなのかが全く書いてありません。そのため、旅行に行きたい人やたまたま見かけてこの先が気になる人は続きが気になってしまいます。また、仮説通り、右下に詳細はこちらというボタンがあります。やはり、目線の移りを意識しているのでしょうか。

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次はauの広告です。ここでは、バンドワゴン効果も使われています。ツァイガルニク効果の視点から見てみると最大20%ポイント還元といった説明があります。最大なので自分がなん%ポイント還元されるのかが気になってしまいます。ツァイガルニク効果がうまく使われていると思いました。

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最後にイオンモバイルです。こちらもバンドワゴン効果が使われています。また詳細はこちらという文字は一番下の中央に配置されています。そこまで目立つように配置されているわけではないので自分の仮説は正しいのでは、と思いました。

まとめ

ツァイガルニク効果を活用する際にはこんなことに気をつけたらいい..
・バナーには、伝えたいことを全て書かない。ユーザーが気になる程度の情報とクリックさせるための工夫が必要
・人は画面を左上から流すようにみるので、目線が最後にたどり着くバナーの下の方に詳細はこちらという文言を入れたらいいかもしれない。
・ツァイガルニク効果だけでなく、他の心理効果も使うことでより良いバナーになる

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