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[鹿内学のまなび]日々の組織開発・人材育成のヒントに

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「日々の組織開発のヒントに」をテーマに、シンギュレイト代表の鹿内が日々の仕事で考えたことや科学的知見に基づく組織開発・人材育成のヒントをお話するコラムです。
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記事一覧

中途社員が活躍できる!素早く適応→活躍できるオンボーディング環境とは?

こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 人材の流動性が高まり、中途採用が増加している2024年。多くの企業で、中途社員の方が入ってくる機会が増えていることと思います。 その中で、他の会社での経験・スキルを有している中途社員は、新卒と比べオンボーディングが手厚くないこともしばしば。 ですが、これでは中途社員がもっている経験・スキルを100%発揮してもらうことは難しいと言わざるを得ません。「どれどれ、今回入ってきた中途の人は優秀なのかな?では、お手並み拝見!」なんて

【そのお金、本当に人のやる気を引き出していますか?】リファラル採用・ピアボーナスに潜む罠

こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 みなさんの会社では、リファラル採用はやっていますか?さらにいうと、リファラル採用に対して金銭的な報酬はついていますか?それはいくら?10万円?30万円?それとも100万円!? 実は、「リファラル採用の成約時に発生する金銭報酬には、大きな罠が潜んでいる」と話しはじめたのは弊社代表の鹿内。そのお金は本当の意味で人のやる気を引き出しているものではないそうです。 そこで今回は、「金銭報酬に潜む罠」を代表の鹿内に聞きました。3今回の

あなたは他者の"なに"を「信頼」しますか?意識しておくべき2つの信頼の対象とは

こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 シンギュレイトが、あらゆる場でお伝えしている「信頼」という言葉。ここでいう信頼とは、「不安な状況でも、相手に任せようと思える気持ち・行動」という意味です。「不安な状況でも」という条件が重要なポイント。 「信頼しろって言われても、任せることが不安な相手の何を信頼しろっていうんだ。」 と思う方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、相手の何を信頼するのか?信頼の対象について、代表の鹿内に聞きました。 相手の何に対して不安

【パンのため、のみに"働くに"あらず】ノーベル経済学賞から考える「働く意義」

こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 突然ですが、あなたにとって「働く意義」とは何ですか? お金のため、生活のため、家族を養うため、遊ぶため、社会に貢献するため、ステータスを得るため......働く意義は人によって様々でしょう。同じ組織にいる人でも、働く意義は異なっていることが当たり前かもしれません。 そんな中で、あなたは一緒に働くメンバーの働く意義を知っていますでしょうか? メンバーの”働く意義”を知ることで、イノベーションに欠かせない「あるもの」をメンバ

「主体性と自律性」この違い、わかりますか?メンバーが活躍するために重要なのは......

こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 「主体性や自律性を持って働いて欲しい」こう考えている経営者やマネージャーの方、いらっしゃいますよね。 ではここで質問です。あなたは、部下に「主体性を持った人材になって欲しいですか?それとも、自律性を持った人材になって欲しいでしょうか?」 この問いに対して、間髪入れずに答えられた方は、2つの意味を理解し、マネジメントされているのだと思います。一方、答えに詰まってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか? 今回は、「自律

多様性を高め、維持する方法とは?モノカラーからモザイクカラーの組織へ!!

こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 みなさん、「多様性」を意識した組織づくり、できていますか? ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)という言葉と共に、重視されはじめた多様性。人材版伊藤レポート2.0においても、組織の多様性に関する言及があり、多くの組織で多様性を高める施策の導入・検討が進められています。 ただ、重要だとわかっていても高めることが難しいのが組織の多様性。 そこで今回は、組織開発を支援するシンギュレイト代表の鹿内に、組織の多様性の高め方と

「今回のプロジェクトは君に任せるよ」からはじまる、信頼の物語

新年、あけましておめでとうございます!シンギュレイトnote編集部です。 新年一発目は、一風変わったお話から始めたいと思います。 まずこの物語をご一読ください! 「田中さん、今回のプロジェクトは君に任せるよ」 庵堂は田中に向かって言った。それはただの言葉ではない。それは裁量と権限、そして深い信頼の証だった。 庵堂は、営業組織のマネージャーだ。彼の部署は営業組織におけるイノベーションを推進するために設立され、他の部署とは異なる専門性を持つメンバーたちが集まっていた。庵

【人事ChatGPT活用法】文章作成だけでない活用法をサイエンスカンパニーの代表が考えてみた

こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 人事の皆さん、突然ですが「ChatGPT」を活用していますか? 今年の流行語大賞に「生成AI」がノミネートされ、ChatGPTの話題を本当によく耳にする1年でした。文章のアウトプットとしてかなり有能なAIが、ビジネス領域に入ってきたことで「仕事術」も変化しており、もはやChatGPTを使わないことの方が”損”といっても過言ではありません。人事においても、文章作成、書類選考、研修や教材のアイデア出しなどに活用されている事例を耳

脳と組織は似ている!?脳の研究者だった鹿内が「組織開発」を重視する理由とは?(組織開発&人材開発)

こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 業績を上げ、企業を成長させていくためには、従業員、そして組織を強くすることが欠かせません。人・組織を強くするための施策は、組織開発・人材開発と呼ばれ、ほぼ全ての企業が何かしらの取り組みをしていることと思います。 さて、ここで1つ質問です。 みなさんは、「組織開発」と「人材開発」どちらが大切だと思いますか? どちらを優先すべきか、人によって答えは異なることでしょう。その中で、私たちシンギュレイトは明確に「組織開発」に重きを置

「アファーマティブ・アクション」は必要?やらなければいけない→創造性を高めるよい機会へ

こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 みなさんは、「アファーマティブ・アクション」を行っていますか? アファーマティブ・アクションとは、歴史的・構造的に不利な立場に置かれてきた人々に対し、格差を是正する目的で一定の優遇措置を講じ、機会均等の実現を目指すことを意味します。 日本では、男女格差を埋めるアファーマティブ・アクションが最たる例でしょう。最近で言うと、女性管理職比率の向上や女性役員の登用推奨などが行われています。 一方で、このようなアファーマティブ・ア

「上司は指示を出すな」は本当?名将オシム監督のエピソードから考える、創造性を奪わないマネジメント方法

こんにちは!シンギュレイトです。 10月も終わりに近づいてきました。4月に入った新入社員も職場に慣れ、各々自分の仕事を持つようになってきたころかもしれません。 今回は、部下・メンバーを創造性を奪わずに主体性のある社員へと育成するためのヒントがわかるコラムです。そのヒントをくれるのは、元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシム氏。 普段の業務を進めていく中で、目の前の仕事をうまくいかせるために、あなたは部下をどのように働かせますか?細かく指示を出してしまう上司・マネージャー

【主体性が高い社員を育成する】新入社員のマネジメント方法とは?

こんにちは!シンギュレイトnote編集部です。 4月に新入社員が入社し、職場の雰囲気が変わったり、新しい関係が生まれたり、この1ヶ月で様々な変化があったのではないでしょうか。 多くの好ましい変化の一方で、新しいメンバーが入ってくることで悩みも増えますよね。その1つが、マネジメントや育成です。 「主体性を持った人材に育ってほしいけど、どうすれば……」 と、悩むマネージャーや人事担当も多いのではないでしょうか? そこで今回は、シンギュレイト代表の鹿内に「新しく入ったメン

【ポルトガルと日本】人や街の違いから信頼と安心を考える in ポルトガル・リスボン

ボア・タールジェ(こんにちは)! 株式会社シンギュレイトです。 いつもと違い、ポルトガル語からはじまりました。 というのも、今回お届けするのは、ポルトガルで書かれたnoteなのです。 先月、代表の鹿内がポルトガルに1週間滞在しており、ポルトガルに行って感じたことについて一筆書いていただきました。 そこで今回は、鹿内がポルトガルのリスボンで過ごして感じた日本との違いを、「信頼」と「安心」の観点からお伝えします。 それでは、鹿内にバトンタッチしましょう。 ポルトガルより

ChatGPTは何がすごい?博士(理学)がChatGPTのイノベーションと、AIとともに働く未来を考える

情報の検索から、情報の推薦へ こんにちは!株式会社シンギュレイトです。 今回は、いま話題の「ChatGPT」について取り上げたいと思います。 さまざまなメディアで取り上げられている「ChatGPT」既に活用している方も多いのではないでしょうか? かくいう本記事を編集している私も、ChatGPTを活用しながらこの記事を書いています。 今回は、博士(理学)であり人工知能学会の編集委員でもある弊社代表の鹿内に聞いた「ChatGPTの起こした変革とAIとともに働く未来」につ