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第5回イベント「映画の中の『映画』と『館』」

2023年1月6日。八戸という街から映画館が無くなった初日。

映画館ロスは1人だけの問題ではなく、八戸にいる映画好きの人たち全員が抱えている問題である。映画館ロスの人たちで、そんな日にこそ「これからも映画のをしよう」のイベントをやろう!ということでvol.5「映画の中の『映画』と『館』」を企画した。

「右手に酒を、左手に愛を」素晴らしい言葉だな、とフライヤー作成時に思った。



今回のテーマである「映画の中の『映画』と『館』」というのは少しわかりづらいかもしれないが、たとえば【ワンスアポンタインインハリウッド】では、マーゴットロビー演じるシャロンテートが映画館で客席に足を乗せて見ていた。これは『館』の作品で、映画の中の『映画』だと【ベイビー・ドライバー】でベイビーが見ていた「ちびっこギャング」はそれにあたるだろう。

今回のテーマは映画館の無くなった初日に映画の話をこれからもしていこうという当団体の意思表示でもある。

今回のイベントにも県内外から多くの人が集まった。
上映会を開催している方や関係者の参加者が目立った。

青森県十和田市を中心として上映会を開催している「大地の眼」

岩手県盛岡市を中心に上映会や野外上映を開催している「<映画の力>プロジェクト」

岩手県宮古市で上映会を開催している「シネマ・デ・アエル」

秋田県大館市の御成座を拠点に上映会を開催している「大山家上映会」

秋田県秋田市で上映会を開催している「アウトクロップシネマ」


イベントに参加していただいた方でも「こんなに上映会ってやっているんだ」と驚いた方も多かったのではないだろうか?運営している私たちも驚いている。映画の情報交換の場としてこれからもイベントを続けて行けたらいいなと改めて思った。

フォーラム八戸の企画「The Final」でどの映画を最後に見た?という話から始まり本題に。

トークが盛り上がって喉が乾くのでテーブルには各々の飲み物が並ぶ。


「ようこそ革命シネマへ」
「マチネー/土曜の午後はキッスで始まる」
「濱マイクシリーズ」 
「ダイナマイト・ソウル・バンビ」
「旅する映写機」 
「そばかす」
「ラ・ブーム」
「ブエノスアイレス」
「ウォールトディズニーの約束」
「ミッキーのミニー救出大作戦」
「雨に唄えば」
「サイレントムービー」
「セシルB/ザ・シネマ・ウォーズ」

が挙げられた。

「この作品のこの部分が…」という説明があると「確かにこの作品もそうか!」という驚きもあれば「気になるから見てみようかなー」と思う作品も多々あった。

2023年1月6日イベント前の写真。



映画館が街から無くなっても映画を見る方法はある。サブスクも充実してるし、車を走らせればシネコンもある。

しかし、観たい作品というのはまた別の話だったりする。
そういった作品をスクリーンで見れた環境がなくなった事を改めて感じてとても悲しい気持ちにもなった。

ただ、それでも「映画の話をしようよ」と集まってくださった参加者の方の発言や、人数がいっぱいでお断りさせていただいた方の熱量に運営側も救われた部分もある。

フォーラム八戸のことが大好きな人がこの街にいる。
そのことを忘れないために、フォーラム八戸がいつ帰ってきてもみんなで駆けつけられるように、映画館でたまたまあったイベント参加者同士で「次何の映画見るの?」というふうにファン同士が繋がれるように、これからも「映画最高!」と言い続けられるようにイベントを重ねていきたいと思った。


さて、しんみりする話だけではなく、これからの話を!

フォーラム八戸で発行していた「かわら版」というフリーペーパーは知っている方も多いのではないでしょうか?


開館以来、500号にも及ぶ「かわら版」を編集・発行されてきた「フォーラム八戸ファンクラブ」の方々からお声がけいただき、イベントの開催をお手伝いさせていただく運びとなりました!


【かわら版 19年の歩み展〜フォーラム八戸と共に】


初の展示イベントで、最終日にはトークイベントも開催予定です!
トークイベントは即完で満席になってしまいましたが、展示イベントはAND BOOKS様でワンドリンクオーダーいただけますと観覧できますので是非お待ちしております。

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2023年2月15(水)-17日(金)
2/15・16   18:00-23:00
2/17         20:00-23:00
AND BOOKS[分室]
※ワンドリンクオーダーお願いします。
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かわら版500号までのアーカイブイベントです。是非、映画の思い出に浸りに来てもらえたらありがたいです。お待ちしております。

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