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『これぞ我が銃、我が愛銃』第15話「サヴェージブラウン」

 美しいものが見たかった。それは小学一年のある寒い明け方……。

 たぶん、あの単語は『排泄』を意味していたのだろう。未知の言語だったがそれはなんとなく理解できた。なぜなら、檻の中で彼女がその言葉を口にする際、いつも股間か腹部を抑え、耐え忍ぶ表情を見せていたからだ。たいていは冷や汗も垂らして。願いはときに叶えられ、ときに却下される。後者になった場合、私は鼻をしばらくつまむ。彼女は他にも毎日のように何かを懇願した。手振りを交えて、必死に訴え続ける。が、半月を過ぎた頃には(見える位置にテレビが置かれていたため、時間の経過は把握できた)、諦めたようで排泄の求めだけに留まった。

 隣の檻にいた私はといえば、彼女から見れば天国だったに違いない。暴力はなく、排泄もバケツだったが、いつでも使わせてくれた。入浴はシャワーが三日に一度も許された。そこにいた期間中、二度だけだったが新しい衣服も買い与えられた。自分が暴力を振るわれることはなかったものの、彼女が振るわれるのはいつも見せられた。ある日、男たちの中で唯一、日本語を話す長身のリーダーらしき者が「見せとけ。ガキにはそれが一番安上がりだ」と下っ端たちに指示していたのを聞いた。実際、私は彼女が痛めつけられるのを見ただけで服従の意志を固めた。同時に、この場に留まり、ただ見ているだけであれば、危害が加えられないとわかり、生き地獄の彼女には悪いが、安心していた。

 彼女はどういう人だったのだろう。歳は二十代くらいだったと思う。あのお姉さんはとてもきれいだった。優しそうな顔をしていた。私と一緒に捕らわれた日、連行される車中で私に向かって一度だけ見せた笑顔が忘れられない。どこの国の人だったのかはいまでもわからないが、いつかお姉さんの土地に行ってみたい。

 テレビをつけてほしかった。見るものがなければ、どうしてもお姉さんのほうに目が向いてしまう。テレビがついていれば、そちらに意識を集中できる。しかし、四人の男たちの中で一人を除き、他はブラウン管に興味がなかった。テレビ好きの小太りが見張り番のときを待ち望んでいた。もちろん、私たちのためではなく、小太り自身が見るためだったが、あいつが番をする間は番組を見られた。格子を通してだから見づらいが、それでも十分だった。ニュース、ドラマ、アニメ、特撮、教育番組、ドキュメンタリー、スポーツ中継、そして歌謡番組。あいつは何でも見た。私は子供だったから覚えているのはアニメのことだ。『キャンディ・キャンディ』が好きだった。毎週は見せてもらえなかったので、話の展開はよくわからなかったが。

 あの歌はなんだったんだろう。夜中、お姉さんはよく歌っていた。言葉は一切わからないが、童謡を思わせた。テンポは明るく、リズムに乗った調子だが、最後は決まって物寂しく低いトーンでひっそりと終わる。彼女が歌うとき、いつも私のほうを見ていた。もしかしたら、会話を禁止されている状況で私に何かを伝えようとしていたのかもしれない。私は最後まで一言も発しなかったが、お姉さんは私が何語をしゃべる人間だと思っていたのか。

 彼女は時折、暴れるようになった。当時は怒っているのかと思ったが、あれは精神が限界を通り越して錯乱した姿だったのだろう。手下の中で、お仕置き係りだった痩せ型と禿げ頭の二人がいつもお姉さんを鎮める。狂犬か暴れ牛を大人しくさせるように。少なくとも人間扱いはしない。理性を失っていても本能なのか火は怖いらしく、よくライターで沈静化させていた。
 直接の暴力はないといっても、檻の中での長期間に及ぶ監禁生活は私の体を変容させた。お姉さんの叫びや男たちの下卑た笑い声は遠くに聞こえるようになり、糞便や腐った生ごみの臭いは鼻を刺激しなくなった。自分にとって嫌なものを自然と感覚が遠ざけるようになっていたのだと思う。それでも、見る光景は霞むことなく、はっきりと目にし続けた。

 何かが弾ける巨大な音。直後に外から差し込む光。見慣れない女が視界に現れる。ダボついたカーキ色のコートを羽織る女は手に長い銃のようなものを持っていた。いまではあれはショットガンだったとわかる。女は囚われているお姉さんに目を留めた。全身から悪臭を放つお姉さんは、まだ肉がこびりつく猫の前足の骨をしゃぶっていた(一度も着替えることのなかった彼女の衣服には猫のイラストが刺繡されていた。耐え忍んできた心が瓦解した直接の原因は、猫好きだったであろうお姉さんの食事が猫の肉へ変わったことに違いない)。

 女は玄関から土足で上がりこみ、廊下を歩いてくる。檻の近くにいた禿げ頭が女の前に立ち塞がるが、瞬時に吹っ飛ばされる。これもあとから理解したことだが、女の使った武器は非致死性兵器であり、発射されたのはゴム弾だった。禿げ頭は息をしていたが、立ち上がることはできず無力化された。どこに潜んでいたのか、女の首にうしろから腕が巻きつく。痩せ型が襲いかかってきたのだ。首を締め上げられた女は銃を離し、指を首と男の腕の間に差し込み、圧迫から逃れようとする。歯は食いしばられ、目はひん剥かれ、まるで般若だった。女は戦法を変え、肘を痩せ型の脇に食らわせる。痩せ型は苦しみ、腕の力も抜けたようで、女はなんなく腕を首から解いた。

 振り返り、男と正面から向かい合った女は手のひらをチョップの形にし、痩せ型の喉仏めがけて何度も叩きつける。小太りがしょっちゅうブラウン管の前で歓声を上げていたプロレス番組みたいだった。その小太りは、檻の設置された部屋の隣にある、もう一つの部屋から出てきていた。包丁を槍のように水平にして、両手で構えていた。膝は生まれたばかりの子牛さながら痙攣している。顔には恐怖が張り付いていた。痩せ型を手刀で叩きのめした女は小太りと対峙する。小太りは刃先を女の腹部に狙い定めて突進した。コーンという間の抜けた音がマンションの部屋中に響き渡る。小太りが頭からくずおれた。女の手にはフライパン。小太りは手足をひくひくさせていた。

 女は私の檻を通り過ぎ、お姉さんの檻の前で止まった。リュックから金属製の器具を取り出すと、それで錠をいとも簡単に破壊し、扉を開ける。女は檻の中に入り、呆けて座り込んだままのお姉さんのそばで膝をつく。先ほど使った器具で、今度は手かせ足かせから彼女を解き放つ。コートの内側に入れた手を引き抜くと、女の手には書類と写真があった。お姉さんの顔と写真を見比べたあと、女は彼女の顎を持ち上げ、もう一枚の写真を見せる。瞬間、お姉さんの目には生気が戻り、わっと泣き出して女にしがみついた。
 まだ理性が残っていたのだ。人の心はそう簡単に壊れるものではなかった。お姉さんが涙を流すのは一か月ぶりだった。まだ涙が出るのかと、彼女の瞳はもう枯れきったと思っていた私は驚く。女はしばらくお姉さんにぬくもりを与えてから引き離し、おそらくはお姉さんと同じ言語で何かを伝える。女の言葉にうなずきを繰り返したお姉さんは状況を理解したようだった。女はお姉さんの肩に手を貸し、立ち上がらせようとするも、彼女は立てない。私と一緒に監禁されてからの三か月、彼女がまともに立って歩く姿は見ていない。女はやむをえずお姉さんを四つん這いの姿勢にさせて檻から出す。と、女の鼻から血が噴き出す。床に転がるビール瓶。私と女は出口のほうを見やる。リーダー格の長身が玄関に立っていた。やつが瓶を女の顔面に投げつけたのだ。

 女と長身の格闘が始まる。女はやつと同じくらい背が高く、私は巨人同士の戦いを見上げていた。ボクシングスタイルで精密な動きの女に対し、にたついた長身は決まった型を持たないというか、まるでこれまでに倒してきた数多の格闘家の技をすべて取り込んだかのような、ありとあらゆる攻撃パターンを繰り出す。元からたくさんの傷跡で覆われている二人の顔に真新しい傷がつけられていく。

 互いに持てる技を出し切ったのか、巨人たちの戦いは型も見得もない取っ組み合いに移行する。髪を引っ張り、鼻の穴を引き上げ、目を潰そうと指で何度も突き、咬みつける柔らかい肉の部位があれば食らいつく。プロレス番組やカンフー映画で見る人間の戦いはそこになかった。ネイチャードキュメンタリーで紹介される、けもの同士の歯と爪による死闘だった。両者の動きが止まる。女がレスリングの抑え込みで長身を封じた。女がお姉さんに向かって叫ぶ。お姉さんは身を震わせるばかりで動けない。
 女がさらに大きな声で叫んだ。鬼の形相だ。まさに鬼女だった。お姉さんは気力を振り絞り、赤ん坊のハイハイ動作で女と長身の横を通り過ぎる。私の前に来たとき、彼女は一度止まり、こちらの目をじっと見て、別れのあいさつを口にした。衰弱した、かすれる声で『さよなら』と。日本語だった。彼女は弱った老犬を思わせる動きで玄関から外へ出ていった。

 お姉さんの脱出を見届けた女の気が緩んだ瞬間を長身は逃さなかった。やつは女の左肩の下、上腕辺りにコート越しなど構わず歯を食い込ませた。女は口を縦に大きく開き、雄たけびを上げる。監禁中のお姉さんの虐待もひどいものだったが、いまの女の痛がりようは見ているこちらも戦慄を覚えるほどだった。長身の唇からコートの切れ端が覗いていた。肉ごと食いちぎったのだ。そのままくっちゃくっちゃと咀嚼し、タンパク質を摂取する。こいつは人間なのか? 退化した獣人じゃないのか? 私はオカルト番組(小太りが特に好きだった)で見た、半獣半人の怪物〈ビッグフット〉を思い出した。

 肉の一部を持っていかれ、数十グラムは体重を減らした女がうめく。目に涙が浮かび、鼻からは汁が垂れ、顎はよだれでベトベトだった。体中が小刻みに震えている。戦意を喪失しかけた女に獣人が迫った。直後、女の目に炎が灯る。逆襲が始まった。即座に立ち上がった女はマウンテンブーツの硬いつま先で獣人の下顎を蹴り上げ、間髪をいれず顔面に頭突きを食らわせる。二発目のパチキは位置がずれて口元に当たった。
 その際、獣人の牙が折れて女の頭部に突き刺さる。文字どおり牙を抜かれ、ひ弱な人間に戻った長身を女は床に叩き伏せる。そして、健在な右手の肘でやつの鼻を潰し、残った歯をへし折り、目をくぼませた。額を、頬をへこませ、顎を打ち砕く。長身のつらは板金加工や道路工事よろしく平らにならされた。完膚なきまでに叩き潰した女は、やつの呼吸と脈拍を確かめ、命があることに安堵するような表情を見せた。戦いは終わった。一人の死者も出さずに。

 女が私の檻に近づいてくる。錠を破壊し、中に入ってきた。私は逃げるでもなく、檻の中央に立ったまま。凄惨な光景は間違いなく私の心を汚していたが、そのときの私はただ無表情でいた。
「君はとばっちりを受けたようだね。あの子が拉致される現場にたまたま居合わせたばっかりに」

 女は腰に装着した鞘から引き抜いた、刃の分厚い軍用ナイフでコートの一部を切り取り、包帯代わりにして左腕に巻きながら、私に話し続けた。私はこんな強力な武器があるなら、なぜ男たちとの戦いで使わなかったのだろうと疑問に思った。それはおそらく、非致死性兵器ではないナイフを使えば、相手を殺害しうるからだと、いまでは理解できる。
 そして、実は長身も刃物を隠し持っており、それを封印していた理由もいまならわかる。倒れたやつの足首から見えた武器は、どこかの民族ナイフを思わせる湾曲した刀身の刃物だった。すぐに決着がつく道具はあえて使わず、長身は女と同じ立場で戦うことを望んだのだ。たぶん、やつは遊びたかったに違いない。女はうってつけの遊び相手だったのだろう。

「こいつらも君の扱いに困ったと思うよ。処分するわけにいかないし。見たところ肉体的には傷つけられてないみたいだけど。それも、もし捕まったときに罪がより重くならないよう最低限の脅しで黙らせるためだったんだろうね。代わりにあの子がすべての肉体的苦痛を受ける羽目になった。ま、君は気にしないで」

 ようやく女の顔をじっくり見ることができた。血まみれ傷だらけだから年齢はよくわからない。三十代か四十代か、もっと上か。お姉さんと呼ぶべきか、おばさんと呼ぶべきか。どちらにせよ最後まで私は口を開かなかったが。サイドが耳を覆うショートヘアは普段からそうなのか、荒れ放題で潤いがまったく感じられない、まるで竹ぼうきだった。

「ちょっと触らせてもらうよ」と言って、女は私の全身をチェックする。「うん、やっぱり特に傷はなさそう。これは――」
 私の後頭部に手を当てた女は何かを見つけた。「禿げちゃってる。元々ではないのかな。たぶん、ずっと見なくていいものを見続けてきたせいだろうね」
 女は長身との格闘時に落とした自分の帽子を拾い上げ、私に被せた。茶色いワークキャップが私の頭を包み込む。女と同じ匂い。
「とりあえず、これで隠そうか。サイズ合わないけど勘弁して」
 サイレンが聞こえる。
「もう来ちゃったか。その前にあの子を連れて脱出するはずだったけどしかたない。逃がすことはできたし。さあ、行こう!」

 マンションの入り口に立つ女。その手は私とつながれている。数メートルほど離れた先に二台のパトカーが停められ、四人の制服警官が車の傍らで待ち構えていた。
「じゃあ、私はもう行くから。あそこで見たことは忘れられないだろうけど、これからはあんなものを見ずに、きれいなものを見なさい。そういうものだけを見て、大きくなるんだよ」

 手を離した女は私に背を向けて、警官たちのほうへ歩いていく。手のひらを開いた両腕を頭上に掲げて投降の意志を示しながら。女に向かって無言で歩き出す四人の警官。女は彼らの前に達すると身を屈め、頭に手を乗せ、亀の姿勢で丸まった。悪魔たちに監禁されていた私たちを満身創痍になって救い出した女。たった一人で。物言わぬ孤独な戦士を公僕たちは見下ろし、その中の一人が女の頭を足で小突いた。

 私は亀の形をした女の姿を目に焼きつけていた。

・・・
 
 いつも寝覚めはいい。何も覚えていないからだ。いい夢も悪い夢も見た記憶が一度もない。あるとき、それは夢を見たことがないのではなく、起きる瞬間にすべて忘れるから、そう考えたことがある。妙に納得できる説だった。ひょっとしたら毎日、夢を見ているのかもしれない。もしそうなら、脳内ではどんなヴィジョンが繰り広げられているのだろう。一度でいいから覚えていたい。いや、違う。高校生のある時期に同じ夢を何度も見ていたような気がする。だが、いまではうろ覚えだ。夢の内容ではなく、夢を見ていたのかどうかすら記憶が曖昧だ。もうよくわからない。大人になるまでの私が見てきたもの……。

 シャワーを浴びているときが最も禿げを意識する。後頭部の円形脱毛部分に湯の雨が降り注ぐと、そこが一番熱く感じるからだ。皮膚がじゅくじゅくと膨張する。手で雨を遮ってみる。すると不思議なことに禿げが感じられなくなった。脱毛に至る経験と記憶すらも消えてしまったかのように。
 体を拭いた全裸の持田は、この日もまず最初に銀の十字架を身に着ける。下着よりも先に。変わらぬ習慣だ。乳房の谷間に差しかかる位置でぶら下がったクロスを鏡越しにしばし眺める。肌の所々に残る古傷を指で撫でてみる。それから下着を、次にシャツを羽織り、ボタンを留めた。

「この糧をいただけることにあふれんばかりの感謝を捧げます。あなたからの恵み、祝福をいまも心に感じます。今日という日が新たな希望となるよう私に力をお与えください。我らを悪より救いたまえ。アーメン」
 ザクザク。擬音の中でも特に好きな音だ。こんがり焼けた食パンをかじる音を初めてこう表現した人物に対し、持田は礼を言いたくなる。フォークでサラダを食べるのは苦手だから今日も銀の箸を使う。流れでパンも箸でつまみ上げるのが癖になっていた。
「ごちそうさまでした」
 食後の祈りはない。これも習慣だった。平らげた空の食器を前にして一息つく。そのあと、向かいの席に目を移す。いつもと変わらず手のつけられていない朝食は、レストランの食品模型を思わせた。

 軽く身だしなみを整え、最後の仕上げに持田は、至るところに修繕の跡が残るブラウンカラーのワークキャップを被り、グイとつばを引き下げた。リュックを背負い、部屋の中を見回す。家具や衣類、日用品などのほとんどは片付けられており、部屋を引き払うまでの残された日数を過ごせる最低限のものだけが置かれていた。
 内側のドアノブに手をかけた持田は誰もいない室内に向かって「行ってきます」と言い、それから前に向き直り、何十年も封印されていた鉄扉を解き放つかのように、玄関ドアを勢いよく押し開けた。灰色の鈍い光が持田を包み込んだ。

・・・
 
「この銃こそ我が最良の友!」
 フェンスの彼方から新兵たちの吠え声が聞こえる。自宅からバス停までの道のり、持田が何度も耳にしたお決まりのイングリッシュフレーズだ。
「我の命を奪わんとする敵よりも、我は果敢に撃つなり!」
 今日はいつにも増して殺気立つものが感じられる。いますぐ戦闘の火蓋が切られてもおかしくない緊張感がフェンスを隔てたこちら側、日本の領土にいる持田にも伝わった。
「撃たれる前に、我は必ず撃つなり!」
 練兵たちはほんの少し前まで、どこにでもいるあどけない若者だったのだろう。彼らは確固たる意思と信念を持って敵を殺せる強靭な猛者となるべく、訓練を受けていた。
「一撃必殺!」
 航空機が爆音を汚物のように撒き散らしながら飛び去っていく。典型七公害の一つ、〈騒音〉だ。持田の近くにいた男児が耐えがたい音に顔面をくしゃりと変形させ、両耳を塞いだ。傍らに立つ母親らしき女が諦めの表情を顔に浮かべ、両手を男児の手に重ねる。不快な音響から少しでも守ろうと。周辺住民の聴覚器官を傷つける音の爆弾が降り注ぐ中、持田は歩き続けた。

「これぞ我が銃……」
 同じ色の戦闘服に身を包む、様々な肌の色をした米国籍の若者たちが叫び続ける。

(第16話へ続く)

#創作大賞2024 #お仕事小説部門

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