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旧年中は『漁港口の映画館 シネマポスト』の設立、グ スーヨン監督作品 映画『幽霊はわがままな夢を見る』下関先行上映の配給宣伝と多くの皆さまからの応援、お力添えをいただきまして、心より感謝申し上げます。

‘一年の計は元旦にあり’

このフレーズを好むのは理想と今の自分を向き合わせてみて、時間をどのように捉えるかというリアルな視点と、漠然と夢を語るレベルで良しとするのか。
これは年代毎で異なるものでもあります。
しかし、心の充足を経済の安定に拠るためには各人の生き方如何で一年の計も図るべき理由が生じると、私は思います。その生き方を少し考えるに、やはり何処か運命論のようなものをふと思い浮かべるのです。

現在、ミニシアター興収ランキング2位(令和5年12月22日〜12月24日興行通信調べ)に位置する名匠アキ・カウリスマキ監督最新作『枯れ葉』が話題になっております。
カウリスマキ監督がそれまで文筆業、作家志望だった折の大学時代、お兄さんに連れられて初めて鑑賞した日本映画特集、その中で小津安二郎監督の『東京物語』に衝撃を受けて映画監督志望に転換したというエピソードがあります。
1986 年発表のカウリスマキ監督作品『パラダイスの夕暮れ』以降、世界的評価の高いポテンシャルを維持し続ける氏の映画制作の動機、きっかけが小津監督のような深い印象を与える作品を作りたいという、初期衝動にいたって忠実である点に関心するのです。

生き方に軸をもてるかどうかが、つまり目標を打ち出すための基礎に他ならないと覚ります。
この軸こそ、言い換えると個性なのでしょう。自分が何者か解る示唆される媒体が人によっては映画なのかもしれません。

そうした各人にとって出逢える映画であればと本年も入念なセレクトに努めていく『漁港口の映画館 シネマポスト』でありたいと、思い新たに本年開始は令和6年1月6日からスタートしてまいります。

https://youtu.be/eYpgp6ZPGQQ?si=7_3WEZQwT1hqxG2R





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