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「カモン カモン」を観て、ジャズ喫茶に行く、など。 /映画編#5

マイク・ミルズ監督の「カモン カモン」をTOHO新宿にて鑑賞してきました!監督の過去作をみたことがなくても、そして白黒映画をみたことがなくても、観て大丈夫な作品です。

いくら新宿といえど朝イチ、流石に空いてるだろうとタカを括っていたら結構埋まっていました。人気。A24が配給の作品、といえばアートフィルムのような画面構成(色調、対称性、抽象性へのこだわり)が有名です。そんなA24の映画はいわゆる最近の"おしゃれ映画"として人気を博しています。(反面、中身が薄いとの批判もときどき)
今回の「カモン カモン」は、子供へのインタビューを元にドキュメンタリー番組を制作する主人公が甥っ子と出会うことで成長する、そんなストーリー。字面でみるとなんだかよくあるやつなんですが、これが結構な見応え。ロードムービー的な構成を基調に、オフビートなアンビエント系サントラと美麗な撮影(特に海とビル!)の組合せが光ります。
ただ、なぜ白黒で撮影したのかだけ判然としない…。いまを永遠に、というテーマに従うならせめてカラーにすべきでは。監督の美意識、もしくは賞レースを意識した目配せだったのでしょうか。



一行はその後、感想戦を繰り広げるべくJAZZ喫茶へ.…..というのは半分フィクションで、ジャズに造詣が深い2人(Mさん&Iさん)に教えてもらいジャズ喫茶DUGへ向かいました。一見入るのに勇気がいるものの、いざ座ると居心地は抜群です。ハイソな雰囲気にビビり散らしながら、2人おすすめのジャズを粛々と教えてもらいました。


軽食を済ませて今度は紀伊國屋へ移動。久しぶりだったこともあり、割と長居しました。
買ったのはジャック・ロンドン「火を熾す」とジュンパ・ラヒリ「低地」の2冊。ブックレビュー的なエントリもその内やってみるやもしれません。




そういうわけで、久しぶりの新宿を満喫しつつ、新入生&部員と親交が深まった(はずの)1日となりました。
DUGといえば村上春樹がよく来たお店だそうですが、シネマぞも近々村上春樹の読書会を行います。日程場所は依然調整中ですが、ライト層からヘビー層まで集まって盛り上がりそう。お楽しみに。

あと「ドクターストレンジ2」「シン ウルトラマン」あたりは部員有志で観に行く予定で。映画サークルなんですから


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